『バトルフィールド 2042(Battlefield 2042)』にはコンクエストとブレークスルーを楽しめる「All-out Warfare」。分隊ベースのバトロワライクを楽しめる「ハザードゾーン」。そして、ユーザーが独自にルールを作り、無料で開設できる究極のレンタルサーバーやコミュニティサーバーとしての「ポータル」が存在します。
この3つの内、「ポータル」だけは少し特殊で、プレイヤーは他のプレイヤーが作ったルールで遊ぶことになります。ただ、「ポータル」でXP稼ぎ(XPファーム)の養分にされるプレイヤーが出てくるなど、なんとなく怪しい印象を持たれている方も多いのではないでしょうか。
本記事ではそんな「ポータル」でどのように好みのサーバーを見つけて遊ぶのか。そして、現在どのようにして遊ばれているのか解説していきます。記事後半には筆者オススメのサーバーもご紹介していきますよ!
「ポータル」でサーバーをブラウジングしよう!
L3で検索できますが、デフォルトでは空きスロットの項目がパーティー用になっているので、「すべて」にするのをオススメします。検索フィルターはゲームから退出してポータルの画面に戻ると全てリセットされるので気を付けましょう。
コンソールの場合はクロスプレイをオンにしないとサーバーをほとんど選べませんでした。
検索したらソートを使うと便利です。例えば、現在はPingが高いサーバーが表示されているので。十字ボタンで選択し×を押して並び替えます。
プレイヤー数が多いサーバーに入りたい場合はPingを選んだのと同様にプレイヤーの項目を選択して並び変えてみましょう。なお、更新すると並びもリセットされるので、その都度並びなおす必要があります。
各サーバーの情報は右に出てきますが、三角ボタンを押すと出てくる「エクスペリエンス情報」で詳しい情報を見ることが可能です。
マップローテーションから、どのように設定がなされているのかまで、いろいろ分かります。
ただ、沢山のサーバーが一気に出てくると、何が自分の好みのサーバーか分かりません。そこで活用したいのが「タグ検索」。例えば、BF3の要素を重視するならば、BF3にタグチェックを。自分の好みのサーバーを表示できます。
どんなポータルが有るの?筆者おススメのサーバーもご紹介!
さて、ここからは「ポータル」にどんなサーバーがあるのか、どのように遊べるのかを紹介していきましょう。
第一にオススメしたいのがこちらのTDMサーバー。CiaoNeeMarDeBee氏による「Canals TDM 2000」(右の概要情報・ホスト情報は不具合で別サーバーのものが表示されています。)
こちらのサーバーは『BF3』を基にした、完全ランダム出撃のチームデスマッチ。短い再出撃ディレイで128人が参戦するため、息もつかせぬ近接戦闘が楽しめます。スポットやダッシュが『BF3』準拠なのも特徴です。では、早速プレイの様子を見ていきましょう。
使用するマップは『BF3』から「noshahr canal」の一角、中央部にはコンテナが密集している一方、右上と左下は直線状に開けており、近接戦闘と中距離銃撃戦がバランス良く楽しめる良マップなのですが、ここに128人が押し込まれるわけです。
ちなみに、本来であればもっと広い範囲で64人で楽しむマップでした。
使用するのはロシアのサブマシンガンPP-2000。低レート低反動大容量マガジンという変わった性能ながら、丁寧に立ち回ると化ける銃です。PDW枠なので全兵科で使えるのも魅力的、『BF4』でも筆者の愛銃でした。形もイイですね!こうした「All-out Warfare」では使えない銃を使えるのも「ポータル」の魅力です。
こちらのサーバーでは右上に自身のキルデス比と4位までの上位キル者が表示されます。設定次第ではこうしたランキングを表示できるようです。
「カオス!」といった状態になるか思いきや遮蔽物が多いため、案外秩序がありました。128人が参加しているので間断ない銃撃戦が心地よかったです。128人チームデスマッチ、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか。自分でも別のマップで作ってみたいと思うほどの楽しさでした。
次に、DouYu_JacKman氏による「DYJACK BF3 PVP BF3」の紹介です。こちらはBF3の兵士128人で、現在プレイ可能なすべてのコンクエストマップを楽しむ。という分かりやすいコンセプトのサーバーです。
マップサイズも調整されており、『BF 2042』のマップは小さめになっていました。「All-out Warfare」も128人でこのサイズなら良かったのに……と思うぐらい良いサイズ感。
「All-out Warfare」より銃撃戦の頻度が高いのも好みでした。『BF3』の兵士・兵科システムなので対戦車ガジェットが5発持て、リペアツールまで使えるのも好きなポイント。
『BFBC2』といった64人準拠のマップに128人が参加するのも新鮮です。
ちなみに、PCユーザーとコンソールユーザーの比率はこんな感じ。最初に紹介したサーバーも似た比率でした。「ポータル」ユーザーは圧倒的にPCプレイヤーが多い印象です。
さて、ここまでサーバーブラウジングから実際の遊ばれ方とオススメのサーバーを紹介してきたわけですが、まだまだ多種多様なサーバーが多くあります。また、サーバーの管理方法といった情報が共有されれば、さらに面白いサーバーが増えると思われます。
一方で、冒頭のXP稼ぎ対策のため、現在は「ポータル」モードでの経験値が大幅に減少したり、そもそも経験値が無効になっていたりと、ポータルをプレイする動機が「楽しい」以外無い状態になっています(それが本来のゲームの姿なのですが……)。今作はガジェットや兵器が経験値によるアンロックシステムになっており、必要とされる経験値も膨大です。そのため、全てアンロックされる60レベルになるまでは「ポータル」で遊びにくいというのが現状ではないでしょうか。
また、UIも使いにくく、特に更新すると並び順がリセットされたり、メニューに戻ると検索設定がリセットされたりするのはどうにかしてほしい点です。経験値の対応も含めて続報を期待したいところですが、そうした問題を踏まえても大きなポテンシャルを感じます。
皆さんも今のうちに自分の好きなサーバーを見つけてみてはいかがでしょうか。
※UPDATE(2021/11/19 08:01):全アンロックに必要なレベルの表記を間違えていたため、修正しました。コメントでのご指摘ありがとうございます。