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『VALORANT』新エージェント「ネオン」先行体験レポート。テクニックが求められるも、別世界のスピード感

『VALORANT』のデュエリストの追加は、「ヨル」以来2人目となる。つまり、初めての追加と言っても過言ではない。

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5vs5タクティカルシューター『VALORANT』、EPISODE4「ディスラプション」ACT Iが、1月11日に配信されます。既報の通り、新エージェントの「ネオン」や、これまでにない世界観を持った新スキン「プロトコル781-A」の販売、そして「ブリーズ」をはじめとする一部のマップに調整が入ります。

配信に先駆けてメディア/インフルエンサー向けに行われた先行プレイに参加する機会を頂いたので、本稿では新エージェント「ネオン」のさわり心地と、新スキン「プロトコル781-A」中心にお伝えします。

ネオンは、フィリピン出身のエージェント。デベロッパーコメントによると、すべてのアビリティは「速さ」と「熱狂」に基づいて創り出されたとのこと。実際にプレイしてみると、風を司るジェットとは趣に異なるスピード感を持った、新しい感覚のエージェントであることがわかります。まずはアビリティごとに特徴と使用例を見ていきましょう。

「スピード」でアドバンテージを、ハイギア

ハイギア(E)
ネオンの力が解き放たれ、スピードが上昇する。「オルト射撃」でチャージを消費し、電気をまとって加速する。加速のチャージは敵を2回キルするたびにリセットされる。

ざっくりいうと、スピードが早くなって一度だけスライディングが可能となるアビリティ。敵が予想している位置よりも遠くに移動して撃ち合う、オーバーピークなどに役立ちそう。ただ正直、使い所は限られてくる印象です。というのも、スライディング中の射撃はできないうえ、ストッピングも難しい。しかし、巧みなキャラクターコントロールによって相手の意表を突くような動きができるという意味では、先頭に立つデュエリストとしての真価を発揮できるアビリティであると言えます。ストッピングの特性上、一時的に戦闘力を犠牲にスピードを向上させるというイメージです。どちらかというと、後続のサポートキャラの手腕が問われる場面も多そう。

なお、一部界隈で話題になった、壁を使った異常な加速は、バグであると明言されています。

定番ポジを一瞬で無力化、リレーボルト

(Q)リレーボルト(200クレジット)
一度だけ跳ね返るエネルギーボルトを放つ。ボルトがオブジェクトの表面に触れるたび、その下にある地面は電気を帯び、スタンを与える爆発を起こす。

デュエリストでは初となるスタン効果アビリティ。投げた地点をスタンさせるだけでなく、着弾地点から跳ね返った場所にもスタンさせるのが特徴的です。ソーヴァのボルトのように研究が進めば、驚くような用法が発見される予感。基本的な使い方は、攻撃時のセットプレイと組み合わせても良いし、防衛時には敵アビリティへの返しとして、エントリーや進行を阻害する使い方もできるでしょう。逆に、防衛側ながら勝負を仕掛ける際も有効。通常であればブリーチのフォールトラインと組み合わせるような場面も、ひとりで完結できます。また、このアビリティは2つ購入可能という点も強力。なお、ある一定の高度に到達すると消失するようで、スネークバイトやインセンディアリーのような空爆はできないようです。

戦場をカオスへ、ファストレーン

(C)ファストレーン
「発射」で、短い距離またはオブジェクトの表面に当たるまで延びる2本のエネルギーラインを前方に送り出す。各ラインから帯電した壁が立ち上り、視界を妨げ、通過する敵にダメージを与える。

効果時間は約6秒と短いものの、カーテン系アビリティの中でも長距離で、ローテートや瞬間的なエントリーには有用。なお、投擲物を投げるイメージで発射するため、1枚だけ建てることはできません。逆にその投擲物がオブジェクトを超えていれば、同様に壁もオブジェクトを超えます(要するにヴァイパーのトキシックスクリーンとおなじイメージ)。サイトを分断するような使い方もできますが、やはりフラッシュアビリティを持っているエージェントと組み合わせると強力でしょう。逆に返しのアビリティとしてはスカイのガイディングライトや、ソーヴァのリコンボルトが強力。特にリコンボルトは上手く刺されば一方的に倒せる場面もあるでしょう。更に、壁の近くであれば壁の発する音によって多少の音はかき消されます。おそらく武器を拾う音程度であれば消える印象を受けました。

もはやアメコミスーパーヒーロー、オーバードライブ

(X)オーバードライブ
ネオンが全パワーを解き放ち、スピードを短時間上昇させる。「発射」で、移動中も高い射撃精度を持つ強力な電撃ビームを放つ。効果時間はキルを獲得するたびリセットされる。

某ベンジャーズで登場してもおかしくなさそうなエフェクトを放ちながら、電撃ビームで敵を無力化していく。直接狙いを定めてキルを取るアルティメットは、ジェットのブレードストームと同じでストッピングの必要はなく、歩き撃ちでもブレばいため、アクロバティックなプレイが可能です。射撃場のBotで検証した結果、近距離ダメージは一発22。それをとてつもないレートで射撃するため、DPSは非常に高い。また、1キル毎にエネルギーゲージがMAXまで溜まります。ジェットやチェンバーのアルティメットのように、使わなければ永続するわけではないため、発動の声が聞こえたら相手にしないのも一つの手に感じました。


2022年は、よりエージェントのバランス調整に注力することを明言されています。やはり気になるのはジェットの扱い。オペレーター運用で確実なキルをもぎ取るために採用しているチームが多く、ブレードストームの破壊力も相まって、ほぼ必須ピックとなりつつある現状。先日のVALORANT Champions 2021でのピック率は驚異82.4%(次いでソーヴァが68.3%)。ヨルのリワークをはじめ、デュエリストのメタが大きく変わるACTとなるでしょう。

「VALORANT史上最高のスキン」

先行プレイ中に片時も離さなかったのが、新スキン「プロトコル781-A」。デベロッパーコメントによると、「イオン」のようにクリーンで未来的でもなく、「シンギュラリティー」のように異世界的でもなく、「グリッチポップ」のように楽しくカラフルでもない。ディストピア的でありながら、粗悪さや汚れを感じさせないスキンを目指して創られたとのこと。

本スキンのバックストーリーには、人口過密や混乱といった問題も抱えた大都市を舞台に、それを抑圧するための「影の政府」が存在しています。結果として、「プロトコル781-A」という名称で知られる法律により、政府関係者に戦闘補助、パフォーマンス監視、そして規則順守を目的とした武器が支給されることが規定されました。言い換えると、「プロトコル781-A」はすべての兵士が忠実に任務を遂行しているか、そして最大限の能力で取り組んでいるかどうかを確認するために作られたAIなのです。

そして、このスキンには本作初のボイスオーバー機能が搭載。武器を見るモーション時やキル時には特別ボイスが流れます。このボイスオーバーは支配的で、ロボット的で(友好的なロボットではなく、無感情なもの)、厳格で、要求が多く、冷たく、そしてプレイヤーに語り掛ける言葉が「暗黙の脅迫」でもあるかのように聞こえます。本作の武器スキンはどれもクオリティが高く、エルダーフレイムシリーズで華々しいスタートを飾ってから、深く作り込まれたテーマとナラティブが、ゲームプレイを彩ります。

EPISODE4「ディスラプション」ACT Iは、1月11日に配信予定。ネオンで新しいスピードを感じつつ、緊張感漂うSFスキンに酔いしれましょう!

《Okano》

「最高の妥協点で会おう」 Okano

東京在住ゲームメディアライター。プレイレポート・レビュー・コラム・イベント取材・インタビューなどを中心に、コンソールゲーム・PCゲーム・eスポーツについて書きます。好きなモノは『MGS2』と『BF3』と「Official髭男dism」。嫌いなものは湿気とマッチングアプリ。

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