本格派古代ローマ浪漫SRPG『Expeditions: Rome』カエサルの時代を生きローマの命運を決する戦いに挑め!【爆速プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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本格派古代ローマ浪漫SRPG『Expeditions: Rome』カエサルの時代を生きローマの命運を決する戦いに挑め!【爆速プレイレポ】

発売48時間以内のプレイでお届けする爆速プレイレポ。今回は、古代ローマを舞台にした本格派の戦略RPG『Expeditions: Rome』をお届けします。

連載・特集 プレイレポート
『Expeditions: Rome』
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最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。

今回は2022年1月21日にTHQ NordicよりPC(Steam)向けに発売された『Expeditions: Rome』について生の内容をお届けしたいと思います。

掲載している画面は開発中のものです。製品版とは異なる場合がありますのでご了承ください。

『Expeditions: Rome』とは

Expeditions: Rome - Release Date Trailer

Logic Artistsが手掛ける本作は、戦略RPG『Expeditions』シリーズの最新作です。舞台となるのは古代ローマ。プレイヤーは政争に巻き込まれローマを脱出した名家の若者となり、自らの親衛隊を率いてローマの運命を左右する戦いに挑みます。

本作はRPGパートと戦闘パートからなり、RPGパートではフィールドを移動しながら登場人物と会話することでストーリーが進行します。敵に遭遇するとそのままなめらかに戦闘パートに移行。移動はヘックス単位となり、本格的なターン制の戦闘が繰り広げられます。

本作は古代ローマに関する知識がなくても、登場人物のセリフを聞いていれば自分の置かれている状況がわかる構成になっています。そのため、戦略RPGは好きだが歴史物は苦手という方でも楽しめるでしょう。もちろん、当時の人物や事件がそれとなく登場しますので、歴史に詳しい方ならさらに楽しめること請け合いです。

『Expeditions: Rome』の実内容に迫る!

物語の舞台は紀元前1世紀の共和政ローマ。主人公の父親は由緒正しい名家の家長でしたが、ある元老院議員の策謀により不慮の死を遂げてしまいます。家長の地位と財産が狙われていることに気づいた母親は、主人公を密かにローマから脱出させました。

オープニングに続いて、主人公となるキャラクターの作成です。カスタマイズできるのは名前、性別、外見で、この時点で能力値を変更することはできません。今回は女性の主人公を作成しましたが、女性を選択すると当時の習慣に従ってファーストネームが省略され、ファミリーネームの女性形で呼ばれます。細かいところまで古代ローマ風にこだわっているのがわかりますね。

続いてレトリカル・スタイルと呼ばれる説得の技術を選択します。説得に用いる手段によって、エートス(権威)、ロゴス(論理)、パトス(感情)の3種類があり、対応する会話の選択肢が解放されます。今回は感情に訴えかけて相手を説得するパトスを選びました。

船上の邂逅

いよいよゲーム本番が始まりました。どうやら主人公はガレー船の甲板にいるようです。フィールドでの移動は行きたい場所をクリックして行います。他の人物と会話したり、物を取ったりするのも対象をクリックするだけです。

さっそく、自分に仕える老人に話しかけられました。老人はシネロスという名前で、この船はエーゲ海のレスボス島に向かっている途中とのこと。レスボス島では父親の親友である執政官ルクッルスが戦争の指揮を執っています。自分もこの戦争に加わることになるのでしょうか。

ルキウス・リキニウス・ルクッルス
古代ローマの政治家、軍人。執政官とは共和政ローマの最高職の名前で、平時は内政の最高責任者、戦時は軍団の最高指揮官でした。

甲板を歩き回っていると、百人隊長カエソと出会いました。彼が執政官ルクッルスの命を受け、自分をローマから逃してくれたのです。自分も戦場で戦うのかと尋ねたところ、女性が戦争に参加することはないと即座に否定されました。

船の上ではもう一つ運命的な出会いがありました。ガイウスと名乗る青年軍人と知り合ったのです。彼のフルネームはガイウス・ユリウス・カエサル。権力者から嫌われてローマを離れたそうです。なにやら主人公と通じるものがありますね。親交を深めれば将来なにか良いことがあるかもしれません。

ガイウス・ユリウス・カエサル
古代ローマの政治家、軍人。古代ローマ最大の野心家とも評される人物。最後は独裁者となり、暗殺されました。

航海士ゲミノスにレスボス島への到着予定を確認していると、突如不審な船が現れ、こちらの船に向かって突っ込んできました。海賊です!

百人隊長カエソに促され、主人公も父親の形見の武器を取って戦います。

初めての戦場

初めての戦闘の勝利条件は、こちらの船に乗り込んできた海賊の全滅です。

味方は4人。主人公(貴族)、百人隊長カエソ(重武装兵)、従者シネロス(重装歩兵)、青年軍人ガイウス(射手)です。重武装兵と紛らわしいですが、重装歩兵は実質的には支援兵で、仲間を支援するスキルが使えます。

戦闘パートは、最初の準備フェーズで仲間の再配置を行い、以降は味方のターンと敵のターンが交互に繰り返されます。

味方のターンには、味方全員を好きな順番で行動させることができます。行動の途中でキャラクターを切り替えても構いません。あるキャラクターの行動中に別のキャラクターを動かし、またもとのキャラクターを動かすことも可能です。

同様に、各キャラクターは移動とスキル(攻撃)を好きな順番で実行できます。移動力に余裕があれば、移動して攻撃したのち、さらに移動することも可能です。

キャラクターは複数のスキルを持っています。通常攻撃もスキルの一種で、他にも味方や敵に特殊な効果を及ぼすスキルが多数存在します。序盤は一人あたり1ターンに1回しかスキルを使えませんが、民兵など未訓練の敵を倒すとスキルの使用回数が復活します。連続攻撃が可能になるので、このルールは非常に重要です。

キャラクターにはZOC(Zone of Control、支配領域)がありません。ZOCがないので敵に隣接した状態で移動することは可能ですが、移動すると敵からチャンスアタックと呼ばれる一方的な攻撃を受けます。このルールがあるため、敵に近づいて攻撃し、すぐに離れるという一撃離脱戦法は通用しません。

さて、海賊との戦闘は、2ターン目に元剣闘士のタバト(軽装歩兵)が援軍として駆けつけ、敵の士気が崩壊したこともあって無事勝利に終わりました。

戦闘の後、仲間の間で論争が起こりました。海賊に襲われたのは単なる偶然とは思えない。航海士ゲミノスの裏切りによるものではないかというのです。

青年軍人ガイウスは冷静に、海賊は沿岸の街を襲うのが普通で、重装備のガレー船など襲わないと述べます。彼によれば、執政官ルクッルスが戦っているポントゥス王国は、ローマを弱体化させるために海賊を支援しているとのこと。もしかすると、さっきの海賊はポントゥス王国の手先だったのかもしれません。

一部の仲間はあくまでゲミノスを処刑すべきだと主張しますが、主人公はゲミノスの助命を決断します。すると、仲間の忠誠度が変化したことを示すメッセージが表示されました。どうやら、主人公の決断は各キャラクターの性格に応じて忠誠度に影響を与えるようです。もちろん、決断にはゲミノスを処刑する選択肢もありました。

ポントゥス王国
現在のトルコ北東部、黒海南岸に存在した王国。ローマと三度にわたるミトリダテス戦争を戦いました。

艦隊破壊指令

ここで主人公のクラスを選択します。クラスには重武装兵、軽装歩兵、射手、重装歩兵の4種類があり、各クラスはさらに3種類のサブクラスに分かれます。サブクラスは初期のスキルに影響しますが、スキルはあとから習得することも可能です。今回は防御力にまさる重武装兵を選択しました。

舞台はレスボス島のローマ軍野営地に移ります。どうやら、戦争はしばらく膠着状態が続いているようです。

軍団を指揮する執政官ルクッルスを訪ねると、軍議の途中でした。戦争の敵であるポントゥス軍は、レスボス島の海賊を利用して海上から補給を受けており、この補給路がルクッルスを悩ませていたのです。ルクッルスは主人公に命令を下しました。密偵カリドゥスと合流し、敵の港に忍び込んで艦隊を破壊せよというのです。

同じく軍議に参加していた青年軍人ガイウスは、敵の要塞を攻撃する作戦の前衛を志願し、我々とは別行動になりました。野営地を離れる前にガイウスに話しかけると、個人的な悩みを打ち明けられました。なんでも、旅の詳細を記録してきた日記が百人隊長アグリッパに盗まれたので、取り返して欲しいというのです。

アグリッパを探し出して日記を返すように告げると、レトリカル・スタイルによる選択肢が現れました。アグリッパを説得するにはロゴス(論理)が必要で、パトス(感情)は通用しません。

仕方がないので、金を払って日記を返してもらい、それをガイウスに渡しました。アグリッパによれば、日記はまるで自分が歴史に残る指揮官であるかのように書かれていたとのこと。そのうち、この日記が壮大な遠征記録になる日が来るのかもしれません。

マルクス・ウィプサニウス・アグリッパ
古代ローマの政治家、軍人。カエサルに見出され、ローマ帝国初代皇帝アウグストゥスの腹心となりました。

密偵と合流するため、ローマ軍野営地を離れました。フィールド間の移動はワールドマップで行います。マップ上を移動するには時間がかかり、旅の間は糧食と水が減っていきます。

物資補給のため、目的地の途中にある別のローマ軍野営地に立ち寄りました。この野営地では商人と取引ができます。取引できる資源は、デナリ(ローマの通貨)、奴隷、糧食、薬の4種類です。当たり前のように奴隷を売買するのが、古代ローマらしいですね。

商人と取引できる資源の他にも武器や防具などの装備品が存在し、装備によって使えるスキルや移動速度が変わります。

奇襲作戦

密偵カリドゥスがいるという海岸に来ましたが、誰も見あたりません。そこに、闇の中から当のカリドゥスが登場しました。声からすると女性のようです。

カリドゥスは、敵の艦隊を破壊するには焼夷兵器で燃やすのが一番だと主張しました。さらに、この海岸には大量の焼夷兵器が保管されている倉庫があると告げます。

詳しい情報を求めると、倉庫の近くに小さな見張りのキャンプがあることを教えてくれました。先にそこを制圧すれば倉庫に忍び込んでいる間に援軍は現れないでしょう。しかし、倉庫内の敵が戦いの音を聞きつけて守りを固めてしまう恐れがあります。

見張りを無視して倉庫に忍び込むか、先に見張りを排除するか、主人公の決断が求められました。選択肢はどちらを選ぶこともできます。難しい決断ですが、ここは勘で見張りを倒す道を選びました。

フィールド上で見張りのキャンプに近づくと、そのままマップの切り替えもなく戦闘パートに突入しました。

勝利条件は敵の全滅です。見張りは民兵4人、重装兵1人の計5人。対する味方は、主人公(重武装兵)、百人隊長カエソ(重武装兵)、元剣闘士タバト(軽装歩兵)、従者シネロス(重装歩兵)、密偵カリドゥス(射手)の5人。敵の重装兵が気になりますが、数が互角なら勝てそうです。

味方の1ターン目。味方の前衛が敵の民兵2人にダメージを与えた後、密偵カリドゥスが後方から弓で次々にとどめを刺しました。民兵を倒すとスキルの使用回数が回復するので、1ターンに複数回の攻撃が可能です。

弓には射線と射程があります。障害物や敵味方が射線を遮っている場所には撃てません。射程を超えるとダメージが減少し、射程の2倍を超えると攻撃できなくなります。

敵の1ターン目。物陰から新たに敵の民兵1人、射撃兵2人が現れました。これはまったくの予想外です。

味方の2ターン目。盾を持つ百人隊長カエソが他の仲間と協力して民兵2人を倒し、新たに現れた射撃兵2人の前に立ちふさがりました。一方、主人公は敵の重装兵を攻撃、盾を無効化します。密偵カリドゥスは後方から弓で民兵1人を倒し、さらに盾が無効化している重歩兵にダメージを与えました。

本作の盾は非常に強力で、毎ターン一定量のダメージを防ぎます。さらに、盾が健在な間は、弓による攻撃を完全に無効化します。

敵の2ターン目。2人の射撃兵はチャンスアタックを受けることを物ともせず、百人隊長カエソから強引に離れました。チャンスアタックで一方的にダメージを受けながらも、そのまま元剣闘士タバトに攻撃を集中します。

味方の3ターン目。残る敵は傷ついた重装兵1人と射撃兵2人だけです。このターンは全員で敵を袋叩きにし、次のターンで戦闘は終わりを告げました。

焼夷兵器をめぐる死闘

外の見張りは倒したものの、次は倉庫から焼夷兵器を奪い取らなければなりません。倉庫の入口は複数確認できましたが、どこも入ってすぐの場所に見張りが立っており、こっそり忍び込むのは難しそうです。

やはり、最初に外で戦闘を起こしたのは失敗だったのでしょうか。今さら悔やんでも仕方がないので、焼夷兵器の保管場所に一番近い入口から倉庫に侵入することにしました。今回も倉庫に足を踏み入れた時点で、そのまま戦闘パートに突入します。

勝利条件は倉庫の警備兵を7人排除することです。全滅ではありません。倉庫内を確認すると、目の前に重装兵と民兵が1人ずつ、焼夷兵器の保管場所に民兵2人が見えます。さしあたり脅威になるのはこの4人ですが、倉庫の敷地内にはその他に7人の敵がおり、いつ殺到して来てもおかしくありません。

敵は合計11人。味方はわずか5人。倍以上の敵に対処するには作戦が必要です。まずは手前にいる4人の敵を素早く排除し、兵器の保管場所を占拠して、近づいてくる敵を各個撃破する作戦を立てました。

今回は味方ではなく敵が先攻でした。外の戦闘を聞きつけて守りを固めていたのでしょう。完全に予想外の展開です。

敵の1ターン目。元剣闘士タバトと従者シネロスが一方的に攻撃されてダメージを負いました。

味方の1ターン目。目の前の民兵を倒し、さらに進路を塞ぐ重装兵の盾を無効化した上で、密偵カリドゥスが火矢を放ちました。重装兵は炎上し、継続ダメージを受けます。

敵の2ターン目。入口の突破に手こずる間に、敷地内の敵が殺到して来ました。

味方の2ターン目。このままでは敗北は必至です。なんとか逆転するために、主人公と百人隊長カエソの重武装兵2人で敵の進路と射線をふさぐ作戦を立てました。盾を装備した重武装兵なら、弓による攻撃を無効化できるのです。

従者シネロスのスキルで味方全員に移動速度アップの効果を付与すると、主人公とカエソは殺到する敵の正面に突入して立ちふさがりました。このターンには炎上中の敵重装兵を倒し、勝利まで残り5人となりました。

敵の3ターン目。敵の射撃兵が遮蔽物のわずかな隙間から安全地帯にいるはずの元剣闘士タバトを攻撃しました。予期せぬ攻撃に筆者がうろたえていると、タバトは焼夷兵器の保管場所から現れた民兵2人に集中攻撃を受け、体力が尽きて戦闘不能に陥りました。

キャラクターが戦闘不能になった場合、戦闘で仲間が死亡するルールが有効ならば出血状態になります。出血を止めないまま数ターン経過すると、そのキャラクターは永遠に失われてしまいます。

味方の3ターン目。タバトの出血を止めている余裕はありませんでした。密偵カリドゥスと従者シネロスは、焼夷兵器の保管場所から現れた民兵の片方を倒すと、そのままハシゴを上って保管場所の2階に退避します。高所では弓の射線と射程にボーナスがつくので、カリドゥスはスキルを使用して最初に視界に入った敵を射撃する態勢を取りました。百人隊長カエソは射撃兵1人を倒し、勝利まで残り3人となりました。

敵の4ターン目。敵の民兵2人と射撃兵1人が百人隊長カエソを集中攻撃。シールドが無効化され、大きなダメージを負いました。さらに、敵民兵がカエソを背後から襲いますが、高所に陣取った密偵カリドゥスがスキルの効果でこれを仕留めます。

味方の第4ターン。後方の敵兵が全滅したところで従者シネロスが元剣闘士タバトに駆け寄り、出血を止めました。続いて、主人公と百人隊長カエソが目の前に群がる民兵を薙ぎ払います。そこに密偵カリドゥスが頭上から矢を浴びせて倒し、勝利条件を達成しました。

戦闘の後、倉庫の中で大量の焼夷兵器を発見しました。次なる目標は、敵の要塞に侵入して艦隊を燃やすことです。

ここから先は実際にプレイしてお確かめください。

古代ローマに詳しい方もそうでない方も楽しめる作品

本作は古代ローマを舞台にした本格派のターン制戦略RPGです。日本人にはあまり馴染みのない時代ですが、古代ローマの歴史に詳しくない方でも登場人物のセリフを聞いていれば自分の置かれている状況がわかる構成になっています。

もちろん古代ローマに詳しい方なら、随所に登場する人名や地名、事件などに思わず笑みがこぼれることでしょう。戦闘において盾が非常に重要な役割を果たすのも古代ローマらしいところです。

ターン制戦略RPGが好きな方、古代ローマが好きな方にお勧めの作品です。

タイトル:Expeditions: Rome
対応機種:
PC(Steam)
記事におけるプレイ機種:
PC(Steam)
発売日:
2022年1月21日
記事執筆時の著者プレイ時間:
9時間
価格:5,850円

《FUN》
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