『RPGタイム!~ライトの伝説~』を遊んだら「僕の考えた最強のゲーム」を全力で楽しませてくれた!【先行プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

『RPGタイム!~ライトの伝説~』を遊んだら「僕の考えた最強のゲーム」を全力で楽しませてくれた!【先行プレイレポ】

手作り感溢れるのに決して真似できない……ケンタくんのクリエイティビティに脱帽。注目作『RPGタイム!~ライトの伝説~』の先行プレイレポをお届け!

連載・特集 プレイレポート
『RPGタイム!~ライトの伝説~』を遊んだら「僕の考えた最強のゲーム」を全力で楽しませてくれた!【先行プレイレポ】
  • 『RPGタイム!~ライトの伝説~』を遊んだら「僕の考えた最強のゲーム」を全力で楽しませてくれた!【先行プレイレポ】
  • 『RPGタイム!~ライトの伝説~』を遊んだら「僕の考えた最強のゲーム」を全力で楽しませてくれた!【先行プレイレポ】
  • 『RPGタイム!~ライトの伝説~』を遊んだら「僕の考えた最強のゲーム」を全力で楽しませてくれた!【先行プレイレポ】
  • 『RPGタイム!~ライトの伝説~』を遊んだら「僕の考えた最強のゲーム」を全力で楽しませてくれた!【先行プレイレポ】
  • 『RPGタイム!~ライトの伝説~』を遊んだら「僕の考えた最強のゲーム」を全力で楽しませてくれた!【先行プレイレポ】
  • 『RPGタイム!~ライトの伝説~』を遊んだら「僕の考えた最強のゲーム」を全力で楽しませてくれた!【先行プレイレポ】
  • 『RPGタイム!~ライトの伝説~』を遊んだら「僕の考えた最強のゲーム」を全力で楽しませてくれた!【先行プレイレポ】
  • 『RPGタイム!~ライトの伝説~』を遊んだら「僕の考えた最強のゲーム」を全力で楽しませてくれた!【先行プレイレポ】

ハードコアゲーマーの皆さんは、子どもの頃ノートや自由帳に自分の妄想したゲームの落書きをしたことがあるのではないでしょうか。今思い返すとちょっぴり恥ずかしいですが、筆者もオリジナルのアクションゲームやボスを考えては妄想して楽しんでいました。

3月10日発売の『RPGタイム!~ライトの伝説~』は、そんな子どもの頃妄想した「僕の考えた最強のゲーム」を全力で楽しませてくれる、独特の魅力に満ちたタイトル。2007年に日本ゲーム大賞のアマチュア部門大賞を受賞した前身タイトル『バトルクエスト』以来、構想含め15年以上開発されている本作は、まだ発売していないにもかかわらず国内外で数々の賞を受賞している注目作です。

本稿では、そんな本作のXbox Series X版を先行プレイした上で体験できた、本作の持つ独創性や面白さをお届けします。

遊ぶゲームはRPG!放課後の教室で友達が作ったオリジナルゲームを遊ぼう

ようやく授業が終わった放課後、ゲーム大好き少年のクラスメイト・ケンタくんがプレイヤーのもとに完成したばかりの手作りゲームを持って遊びに誘ってくれます。ケンタくんが作ってくれたゲーム『ライトの伝説』はノートRPG。プレイヤーは勇者ライトとなり、魔王に捕われたお姫様を救う冒険へと旅立ちます。

ゲーム内のグラフィックは、ケンタくんが手作りしていることもあって、メインとなるノートの中身はほとんどが手描き。その上に付箋やダンボール製ボタンなどを使った、工夫と手作り感溢れるゲームが楽しめます。

手作りゲームの世界をいざ冒険!ゲームマスターケンタくんの“本気度”に驚愕

早速ケンタくんのノートを手に取ると、机の上にゲームを遊ぶために使う鉛筆や消しゴム、そしてBGM用の音楽プレイヤーが用意されています。ケンタくん、この時点で楽しませ方が本気(ガチ)です

ノートを開けると、鉛筆で描かれる切り立った崖と城下町、そしてこのノートRPGの主人公であるライトが出現。ケンタくんによるストーリー説明を聞きながら、手描きグラフィックのフィールド上をコントローラーで操作しお城へと向かいます。

画面下部には、プロローグの舞台である「光の国」の人口や特産、国旗などゲーム自体に直接関係のない設定までがしっかりと練ってあり、ケンタくんの想像力が発揮されています。

お城にたどり着くと、魔王デスゴッドがお出迎え。このシーンでは、マンガ形式でシーンが転換します。付箋で隠されたコマを次々とめくっていくと、方向パッドと剣ボタンを使う格闘ゲームのようなミニゲームが始まります。楽しんでもらうために様々なゲームを描いたてんこ盛り感が小学生らしくて良いですね。

必殺技コマンドを入力して天空斬りを発動すると……なんと、勇者の剣が折れてしまい、勇者は敗北。遠くへと吹き飛ばされてしまいます。装備画面のアイロンビーズで作られた剣も同時に折れてしまいました。

ちなみに、ケンタくんが用意してくれるボタンの柄はプレイヤーが握っているコントローラー(今回はXbox Series Xコントローラー)そのままとなっており、こういった細かいこだわりもプレイヤーをウキウキさせてくれます。

手作り感や可愛らしさが溢れるけど、ケンタくんのクリエイティビティは超天才的!

本作は手描き+ダンボールや文房具でグラフィックが表現されているため、温かみのある手作り感にあふれています。

しかし、確かに「手作り感」があるはずなのに、ケンタくんの天才的・驚異的なクリエイティビティや遊び心により生み出される数々の仕掛けによって、決して真似できないような素晴らしい作品に仕上がっています。

メジャーで表現されるライフバーやドットビーズ製ステータス画面など手作りのもので表現されるUI、勇者の剣仕様に変身した鉛筆で戦う戦闘、ゲームボーイのアクションRPGのようなe-Sportsステージ(これも手描き)など、思わず唸らされる仕掛けがどんどん登場するので、飽きること無く進めたくなります。

筆者が最も楽しんだのは、ゲーム中いつでもアクセスできる「フードメニュー」ボタン。レストランのテーブルにあるような呼び鈴を鳴らせば、冒険の中で手に入れた食べ物を味わえます。フードを食べることでステータス上昇などのメリットがあるのはもちろんなのですが、食べるものがまたユニークです。

ヘンテコな味の「ナンジャコーラ」や鍵の形をした「キーフィッシュ」、お姫様に絶対食べるなと言われた「光のカケラ」や、洞窟で採れるクサミミズをふんだんに利用した「ミミズらーめん」などくすっと来てしまうものばかり。まだフードメニューの半分も出揃っていないため、今後もたくさん美味しくおかしいグルメが堪能できそうです。

今回の先行プレイで遊べたのはたった1時間半、そしてたった1章+αの短い範囲でしたが、この時点で楽しい仕掛けがてんこ盛りのとても濃密な時間でした。制作に長い年月が掛かるのも納得の出来と言えるのではないでしょうか。

ケンタくんの表情を見るのも楽しみの一つ。

『RPGタイム!~ライトの伝説~』は、Windows/Xbox One/Xbox Series X|S向けに3月10日発売です。

【商品概要】

タイトル:RPGタイム!~ライトの伝説~(英題:RPG Time: The Legend of Wright)
ジャンル:手作りノートアドベンチャー
対応プラットフォーム:Xbox Series X|S・Xbox One・Windows ※ダウンロード版のみ
発売日:2022年3月10日(木)発売予定
対応言語:日本語/英語/簡体字
販売価格:3,650円(税込)
プレイ人数:1人
公式サイト:https://rpgtime.jp/
公式Twitter:@RPGTimeJPhttps://twitter.com/RPGTimeJP
CERO:B(12才以上対象)
権利表記:(C) DeskWorks / Aniplex
開発:株式会社デスクワークス
発売:株式会社アニプレックス


《みお》

超雑食の若年ゲーマー みお

2021年3月よりフリーでゲームライターをしています。現在はGame*SparkとIGN JAPANで活動し、稀にINSIDEにてニュース記事を執筆しています。お仕事募集中。ゲームの趣味は雑食で、気になったものはクラシックゲームから新しいゲームまで何でも手を出します。主食はシューター、ADV、任天堂作品など。ジャンルやフランチャイズの歴史を辿るのも好きです。ゲーム以外では日本語のロックやアメコミ映画・コメディ映画、髪の長いお兄さんが好きです。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

連載・特集 アクセスランキング

アクセスランキングをもっと見る

page top