『忘れられた都市』の“人間の本質”を浮き彫りにする物語に魅了!選択の重みとタイムループで切り開く醍醐味がここに 3ページ目 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

『忘れられた都市』の“人間の本質”を浮き彫りにする物語に魅了!選択の重みとタイムループで切り開く醍醐味がここに

ずっと待ち続けてきた注目作をプレイするのもいいものですが、知らないゲームと出会う機会も時に幸せなひとときを生み出します。今回は、そんなまっさらな状態で出会った『忘れられた都市』の魅力について、プレイを通してお届けします。

Game*Spark PR
PR
『忘れられた都市』の“人間の本質”を浮き彫りにする物語に魅了!選択の重みとタイムループで切り開く醍醐味がここに
  • 『忘れられた都市』の“人間の本質”を浮き彫りにする物語に魅了!選択の重みとタイムループで切り開く醍醐味がここに
  • 『忘れられた都市』の“人間の本質”を浮き彫りにする物語に魅了!選択の重みとタイムループで切り開く醍醐味がここに
  • 『忘れられた都市』の“人間の本質”を浮き彫りにする物語に魅了!選択の重みとタイムループで切り開く醍醐味がここに
  • 『忘れられた都市』の“人間の本質”を浮き彫りにする物語に魅了!選択の重みとタイムループで切り開く醍醐味がここに
  • 『忘れられた都市』の“人間の本質”を浮き彫りにする物語に魅了!選択の重みとタイムループで切り開く醍醐味がここに
  • 『忘れられた都市』の“人間の本質”を浮き彫りにする物語に魅了!選択の重みとタイムループで切り開く醍醐味がここに
  • 『忘れられた都市』の“人間の本質”を浮き彫りにする物語に魅了!選択の重みとタイムループで切り開く醍醐味がここに
  • 『忘れられた都市』の“人間の本質”を浮き彫りにする物語に魅了!選択の重みとタイムループで切り開く醍醐味がここに

■会話の取捨選択で状況を動かし、ループで新たな未来を切り開く『忘れられた都市』

要約した部分もかなりありますが、筆者が実際に体験した『忘れられた都市』の序盤プレイは、こういった形で展開していきました。この時はデキウスの話を進めましたが、侵入者を対処したことで、別の人物とのやりとりを進めることも可能。どの問題から向き合い、如何なる方向に事態を動かしていくのか。その自由度はかなり高いように感じました。

また、ADVで連想されがちな「何も考えずに選択肢を総当たりすればクリアできる」といったゲームではありません。軽く触れたように、対応を間違えれば会話もままならなくなるので、その分会話の選択に重みが生まれます。

だからこそ、主人公の行動や的確な返答で相手に影響を及ぼし、世界の動きに干渉できた時の醍醐味は格別。失敗する恐れもあるため、同様に成功した際の手応えは強く感じられます。

一方で、失敗によるデメリットが最小限に抑えられている点も、ゲームをプレイする上で有り難いばかり。失敗の取り返しがつかないと、重みが過ぎて後悔に繋がり、プレイ意欲を削ぎかねません。ですが本作は、タイムループでやり直しが利くため、失敗の痛手と成功の快感というシーソーを実現させつつ、挑戦心を削がないゲーム性も成立させているのです。

プレイ内容でも触れた通り、タイムループは情報を持ち越せる利便性があり、侵入者の撃退といった新たな選択肢に繋がる手段になります。起こりうる未来を知っているからこそ、その情報を元に新たな可能性を広げられる。この偉業をなしえるのは、主人公である“あなた”の特権です。

ちなみに記憶だけでなく、獲得したアイテムも持ち越し可能。そのため、情報なりアイテムなりを獲得してタイムループを繰り返すたびに、主人公が選べる選択肢が豊かになり、この世界に干渉できる醍醐味も増していきます。

そして住人たちが織りなすドラマは、良くも悪くも非常に人間らしく、彼らの本質を浮き彫りにします。一例を挙げるなら、皆を導くためと息巻くセンティウスは、自分たちの都合で主人公を呼び出しており、こちらからすればただの迷惑。また、住民のために行動していると言いながら、彼に反発する住民も多く、リーダーとしての素質に疑問が湧きます。

ですが「黄金律」が破られた時、その命を投げ出してポータルを生み出すのも、このセンティウスです。主人公を逃がさなければ、結局自分も助からない……そういった損得勘定もあるかと思いますが、計算だけで自分の命を差し出すのは簡単ではありません。善と悪に分かりやすく区別できない人間くささが、物語を複雑に彩り、そして深みに繋がっていきます。

こうしたADVとしてのゲーム性が本作の軸になりますが、実はアクション要素がある点も見逃せません。経緯を詳しく語るとネタバレになるので詳細は伏せますが、武器を用いて敵と戦う展開も用意されています。

一例ですが、敵意を持って襲いかかる黄金像を弓矢で撃退する場面が、進行にもよりますが割と序盤に訪れます。FPSアクションに慣れた方なら手こずるほどではありませんが、ボタンを適当に押すだけでクリアできるような容易いものでもなく、緊張感と手応えがしっかりあります。

挙動に合わせて上手くヘッドショットを決めれば効率的に敵を倒せますし、地形を活用して効果的に攻略することも可能。ADVなのにアクション要素、という点で驚かれるかもしれませんが、アクションがあることでこの都市の危険性を実感できますし、会話主体のADV進行に適度なメリハリを与えてくれます。

この『忘れられた都市』は、一見するだけでは分かりにくいゲームかもしれません。ですが実際に触れてみれば、ものの1時間も経たずに、会話を通して真実に近づき、取捨選択の末に正解を掴み取る楽しさに気づきます。

そして掴んだ正解は、更なる道へと続き、時に問題を解消し、時に新たなドラマを生み出すことも。喜劇も悲劇も、そして結末すらも、主人公が左右する──この醍醐味こそが、『忘れられた都市』の中核を為す魅力と言えるでしょう。

今回のプレイレポートと合わせて、公開中の公式解説動画をチェックすれば、本作の特色がより掴みやすくなるかと思います。本作に興味が湧いた方は、そちらも合わせてご覧ください。先が読めない物語の面白さは、冒頭で触れた通り、脚本家賞を受賞するほどの折り紙付きです。

そしてどんな物語であっても、人づてに聞くよりも、直接味わう方が最上の体験となります。MODを再構築したというユニークな経歴を持つ『忘れられた都市』を、あなたのプレイ予定に加えてみてはいかがでしょうか。過程だけでなく結末も複数用意されているので、自分という人間がどんなエンディングを浮かび上がらせるのか、その目でお確かめください。

『忘れられた都市 - The Forgotten City』公式サイトはコチラ

プラットフォーム:PlayStation 5 / PlayStation 4
発売日:2022年3月3日
ジャンル:ミステリーアドベンチャー
対象年齢:CERO Z(18歳以上のみ対象)
販売価格:パッケージ版 6,578円(税込) / ダウンロード版 5,980円(税込)
プレイ人数:1人

The Forgotten City (C) 2021 Plug In Digital. Trademarks belong to their respective owners. All rights reserved. Licensed to and published in Japan by Oizumi Amuzio Inc.

《臥待 弦》

編集部おすすめの記事

Game*Spark アクセスランキング

  1. 【特集】『初代プレステの名作/迷作ギャルゲー』7選―20年前の黄金期を振り返る

    【特集】『初代プレステの名作/迷作ギャルゲー』7選―20年前の黄金期を振り返る

  2. 【新年のご挨拶】2026年のGame*Sparkは一味違う!【あけましておめでとうございます】

    【新年のご挨拶】2026年のGame*Sparkは一味違う!【あけましておめでとうございます】

  3. 『フォートナイト バトルロイヤル』は『PUBG』とどこが違うのか?新作バトロワのキーポイントを解説【特集】

    『フォートナイト バトルロイヤル』は『PUBG』とどこが違うのか?新作バトロワのキーポイントを解説【特集】

  4. 冒険者必読!『ウィザードリィ外伝 五つの試練』簡易マニュアル

アクセスランキングをもっと見る

page top