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『サイバーパンク2077』夢の超解像技術で逆方向に大変身!ボケボケでプレイする近未来都市

近未来都市の華美さが売りのあのゲームが、夢の超解像技術で華麗に大変身を遂げています。ただし、逆方向にですが。

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『サイバーパンク2077』夢の超解像技術で逆方向に大変身!ボケボケでプレイする近未来都市
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2020年の12月に発売された『サイバーパンク2077』ですが、風景の描写はまさしく本作のウリともいうべきもの。空中を走るリムジンに煌々と輝く無数の広告群、そして闇夜にそびえ立つ摩天楼の数々と、その風景が描き出す「近未来感」はサイバーパンクのイメージそのものです。

ですが、通常であれば見た目の美しさのために解像度を少しでも高めるところを、逆に限界まで低解像度を追求した結果、凄まじいことになっている動画がyoutubeにて公開されました。一言で言えば「近未来でメガネを失くした」かのような様相を呈しています。

NVIDIAのDLSSとAMDのFSR、この2つは共に超解像技術と呼ばれるもので、処理負荷と描写品質の両立のために敢えて元画像を低解像度で処理し、これを最終的に対象の解像度まで拡大することで描写を行う技術を指します。この拡大処理の部分においてDLSSではディープラーリング技術が、FSRでは特殊なアルゴリズムが使用されており、4Kないし8Kという高解像度と安定したフレームレートを両立するにはほぼ不可欠ともいうべき存在となっています。特に最近ではレイトレーシングといった重い処理がゲームなどにも実装されており、「美しさは維持しつつ負荷は押さえる」これらの技術は今後も注力されていく分野と言えるでしょう。

今回公開された動画では、ゲーム内にて前述のFSRを使用し10倍のダウンスケールに設定。これにより2560 x 1440での描写は256 x 144に、1280 x 720での描写は128 x 72となっています。結果としてあらゆる物がボケボケの世界で、字幕や敵頭上のマーカーだけが異様にはっきり浮いている状態となっています。

なお、この動画内ではグラフィックボードはGeForce RTX 3080Tiが使用されており、各種グラフィック設定はレイトレーシングも含めて最高設定となっています。このような通常の解像度である程度の重さが予想されうる設定下でも、GPUの負荷は60%台でフレームレートは100台を維持しているあたり、解像度の低さが効いているようです。

ちなみに、このようなダウンスケールを用いる試みは過去に他のゲームでも行われており、こちらでは『Horizon Zero Dawn』が同様に72pでの動作が試されています


《K.K.》



SFとオープンワールドとミリタリー系が主食です K.K.

1990年3月の京都府生まれ。ゲーム好きのパソコン好き。ついでに言えば動物も好き。心理学部卒ゆえに人の心がわかると豪語するも、他人の心にはわりと鈍感で、乙女心となるとからっきし。むしろ動物の気持ちのほうがよくわかるが、本人は「尻尾と耳がないからだ」と弁解中。 2022年から「ゲームスパーク」で執筆中。パソコン代の足しにと始めるも、賃金はほとんど課金ガチャに消えている模様。

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