本当は怖いおとぎ話タワーディフェンス…本業を持つクリエイターが“休日だけ”開発する『アリス・ラビリンス』の世界とは?【TOKYO SANDBOX 2022】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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本当は怖いおとぎ話タワーディフェンス…本業を持つクリエイターが“休日だけ”開発する『アリス・ラビリンス』の世界とは?【TOKYO SANDBOX 2022】

残酷なおとぎ話のヒロインの物語を追うタワーディフェンスは、なんと様々なゲーム開発のプロの現場で活躍するクリエイターが休みの日だけを使って開発しています。どのような内容なのかを紹介しましょう。

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本当は怖いおとぎ話タワーディフェンス…本業を持つクリエイターが“休日だけ”開発する『アリス・ラビリンス』の世界とは?【TOKYO SANDBOX 2022】
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「白雪姫」「シンデレラ」「赤ずきん」。多くのおとぎ話は書かれた当時、残酷で皮肉めいた内容だったといいます。いま手に入る絵本では、読む子供が後味を悪くしないようマイルドに変えられていることがほとんどですが、アプローチによっては原典の残酷さを蘇らせようとします。

アリス・ラビリンス』とは、まさにそんなおとぎ話の残酷さを描こうとする、シンプルなタワーディフェンスとして開発が進められています。

本作はおとぎ話に出てくる「不思議の国のアリス」や「白雪姫」といった著名なヒロインを取り上げ、タワーディフェンスを進める中で女性スタッフが監修した、ドロドロとしたストーリーが展開される点を魅力としています。

それだけではなく、本作は開発チームSUNDAY CREATORSによる開発のスタイルも興味深いでしょう。なんと、プロのクリエイターが休日だけを使って開発を進めているプロジェクトなのです。今回は大まかなゲームプレイの模様と、どのように開発が行われているかの簡単なインタビューをお届けしましょう。

おとぎ話のヒロインたちのストーリーをタワーディフェンスで追いかける

『アリス・ラビリンス』はタワーディフェンスのジャンルですが、基本的にはソーシャルゲームの形式で出来ています。今回の展示では、ストーリーモードからいくつかのミッションを観ることができました。

主にストーリーモードでは、さまざまなおとぎ話のヒロインを選び、物語に沿って戦っていく流れとなっております。各話で行われる戦闘は、開発によれば平たく言って『にゃんこ大戦争』のようなタワーディフェンスになっているとのこと。3つラインに分かれてユニットを送り込み、相手の陣営と戦っていく方式です。

画面の上部にプレイヤーキャラと相手キャラのゲージが存在。ユニットが敵ユニットを撃破し、直接キャラクターを攻撃するとゲージを削ることができ、最終的にゲージを削り切れば勝利となります。こうしてプレイヤーが相手を打ち破ることで、ストーリーの続きを追いかけていく流れとなっています。

今回は体験できなかったのですが、最初のホーム画面には「ガチャ」なども見受けられたため、ストーリーを楽しみながら新しいユニットを手に入れていくゲームプレイも予定されている模様です。

休日だけで開発する、手練れのクリエイターたち

簡単に眺めたところ、なかなか品質の高いソーシャルゲームのように映ります。ですが本作は大企業による展開ではなく、冒頭でも説明したように休日だけで開発しているという自主制作プロジェクトなのです。

あらためて、どのようにして本作のプロジェクトを進めているのでしょうか? 本作を開発するSUNDAY CREATORSにお話を伺ったところ、「基本は平日の夜に作業する人や、休日をガッツリ使って作るスタイルの人もいます。大体、週に1営業日か2営業日を使う形で徐々に開発を進めています」とのことです。

開発メンバーはみんなプロのクリエイターで、実際にどんな業種で何を行っているかをうかがうと「ゲーム開発に関わるエンジニアやイラストレーターたち」だといいます。これまでもメンバーは様々なソーシャルゲームに関わってきた経験を持っており、『アリス・ラビリンス』にてその経験が生かされている模様です。

そもそも本作が立ち上がったのは「企画などエンジニアなどコアメンバーは顔見知りのメンバーで固めていた」ところから始まったそうです。

「最初はフリーランスのクリエイターと『ゲームが作れたらいいよね』くらいの話をしていたんです。そのなかで『こんな企画どう?』って出したら、エンジニアのメンバーが3日くらいでモックを作ってきて(笑)。メンバーに恵まれていて、このゲームならいけるよね、と開発が始まったんです」

そこから「ネットで著名なイラストレーターにお声がけしていきました」という形で、現在のプロジェクトとなっていったといいます。

事実上、「残酷なおとぎ話のヒロインを描く、インディーのソーシャルゲーム」と言える本作。現在の開発状況は完成まで30%くらいの進捗だそうで、まだまだリリースは遠い模様ですが、個人や少数チームによるゲーム開発に新たな潮流が生まれていると感じるプロジェクトには違いないでしょう。



《葛西 祝》
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