anan編集部が挑んだ「ゲーム文化の顕在化」…緻密な”オタク向け”特集の真相とは【インタビュー】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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anan編集部が挑んだ「ゲーム文化の顕在化」…緻密な”オタク向け”特集の真相とは【インタビュー】

ゲーマーの間でも大きな話題となった「anan」ゲーム特集。その成り立ちと思いを訊いた!

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anan編集部が挑んだ「ゲーム文化の顕在化」…緻密な”オタク向け”特集の真相とは【インタビュー】
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anan」は、マガジンハウスが発行する週刊のライフスタイル女性誌です。1970年の創刊から52年を迎える同誌は、女性向けファッション、メイク、ダイエットはもちろん、映画や占い、生き方や恋愛もあり、扱う内容は先鋭的。そんな同誌の、2022年2月2日に発売された2285号には、「カルチャーを感じる、ゲーム案内。」と題したゲーム特集が掲載されました。

ゲーミング感溢れるファッショナブルな装いの山田涼介さんを表紙&巻頭グラビアに据え、葛葉さんやもこうさんといったゲーム実況者の紹介や、小島秀夫監督のインタビュー&グラビアなど、多角的な特集が話題を集めた同号は、実際にGame*Spark編集部でも「初めてananを買うことになった」編集者までがでる状況でした。

そこで、仮にも専門メディアの末席として、Game*Spark編集部で確認したその内容は、『あつまれ どうぶつの森』からインディーゲームといった幅広いゲーム作品だけでなく、eスポーツやゲーミンググッズまでをカバーした、ゲームカルチャーと真摯に向き合ったもので、ゲーム業界人をも唸らせるデキというほかありません。

しかし、これほどの特集が突然「女性誌」という、既存のゲームカルチャー、既存のゲームメディアから大きく離れたところから突然出てきた陰には、どのような原動力があったのでしょうか?そこで今回、Game*Sparkでは「anan」編集部へインタビューを敢行。ゲーム特集を担当した中山さんご氏と、編集長の北脇朝子氏へお話を伺いました。(聞き手:Game*Spark編集部)

※本インタビューは、2022年3月にオンラインで実施。

ミッションは「ムーブメントの顕在化」

――いきなりすごく失礼な言い方をすると、ゲームメディアという立場として「お手並み拝見」という気持ちで読みはじめてみたのですが、読み終わる頃には素晴らしい企画の数々に感動していました。早速ですが、「anan」として初のゲーム特集がどのような流れで企画として立ち上がったのか教えてください。

北脇朝子氏(以下、北脇) 良い意味で「お手並み拝見」と言ってくださったように、「anan」は恐らく日本中の人、誰もが聞いたことのある雑誌である一方で、人によってその名前から受ける印象が違う雑誌だと思っています。

「anan」は年間約50本発行していますが、スキャンダルなどはなく、常に特集主義です。

エンターテイメントや、旬のスターの方、健康、ライフスタイル、ファッション、ビューティーなどを含め、そのときのみんなが興味のあることを特集し、世の中にムーブメントとして、それらを具現化、顕在化させていく役割を持っていると思っています。

その中でも「ゲーム」は、ほかの専門誌がずっと手掛けているような、カルチャーとしてとても奥深いものです。それだけの深いものを特集テーマとしてやって良いのか悩みどころではありました。

コアな部分にずっと触れている方に失礼のないように、かつ、何も知らないかもしれない、でもすごく知っているかもしれない方へ「こういうことなんだ!これが面白いんだ!」と伝えることを、ひとつのカルチャーが持っている深さやポテンシャルを活かし、リーチを含めて女性誌における特集の中で行うことを目指しやっています。

「ゲーム」は奥深く、広い側面を持つ領域です。なので、上手くはいえないのですが、本当ならすごく良いテーマであっても、一見さん的に「逆に手を出さない」ほうが無難じゃないですか(笑)

私達も非常にコアなものを持つ雑誌ではあるので、そのコアを、畑違いの人がやってきて語った時「何もわかってないな」と思われるマインドは理解しています。だからこそ、(ゲーム特集を)やっていいかどうか、すごく悩みました。ただ、編集部の中に、中山も含め、非常にゲームが好きな者がいたことにより、マスのパワーと、編集メンバーのエネルギーを掛け合わせることで、乗り越えられるのではないかと考えました。SNSなどでもそうですが、(ゲームに対する)ムーブメントの声が聞こえてきたタイミングこそがブームだと思っています。その中で、編集部に熱い人間もいたのは「よしやってみよう」となったきっかけです。

また、山田涼介さんというスターの方が、ゲームと、一般の方々をつなげるような存在として表紙を飾ってくださったことも、大きな要因のひとつです。

――中山さんは元々ゲームがお好きだったのですか?

中山さんご氏(以下、中山) すごいコアなゲーマーではないですが、子供の頃からコンスタントにゲームに触れ続けてきました。家族もゲームが好きで一緒に遊んだり、常に身近な場所にゲームはありましたね。いままでにも「anan」で『あつ森』の企画などを作ってきて、今回ついに一冊丸ごとの特集を出すことができました。

――今のタイミングでゲーム特集をしようという気持ちは、他の編集部員の声もあったのでしょうか。

中山 そうですね。編集部員の中でも、ゲーム実況を見て楽しんでいる者もいますし、最近は、ゲームをやらない人でもゲームを取り巻くカルチャーに触れている時間が増えているのではないかと思います。

北脇 「anan」は特集記事を通じ物事を世にバンッと出す、引き金のような雑誌でもあります。ゲームというカルチャーとメディアを繋ぐミッションとしての目線を持って特集しています。

ゲームはそれだけで完結できるほど奥深い世界です。メディアとしてゲームを見たときの視点や、知っている人は知っていても、意外と氷山の一角しか見えていないゲームの世界を、グイっと引き出せるタイミングじゃないかなと思いました。

なかでも、ゲーム実況者の世間との向き合い方とか、彼ら自身の打ち出し方を含めて、それらをご紹介するのは、今の時代の象徴として、「anan」がとる形として面白く成立したのではないかと考えています。

――企画内容がどれも面白かったのですが、キャッチコピーの「超エンタメで、アートで、コミュニケーションツール!」というのが感動しました。これはどなたが考えられたんですか?

北脇 色々2人でキャッチコピーのやり取りをしながら、悩みながら決めました。

――先程の、「氷山の一角しか見えていないゲームの世界を引き出す」ということですよね。

北脇 結構悩みました。もっと強く言おうかとも思いましたが、このぐらいのバランス感に落ち着きました。

――紙媒体を作成していく中で、掲載する情報をロジック的に配置しているのか、それとも編集部として「ここは絶対推します」といった感情的なもので動いているのか、作り方の部分を教えてください。

中山 もちろん「これを推したい!」という自分やスタッフ側の思いも大切にしつつ、「anan」という媒体との相性や、誌面に落とし込んだ時に面白く見せられるかどうか、ひとつの特集としてのバランスなどを考えながら作りました。「anan」では、ビジュアル面をどう作るかというのも大切なポイントになってくるので、取り上げたい人や情報の魅力を視覚的にどう表現して伝えるのか、いつも悩んでいます。

ブレない軸を持った人選

――ゲーム本編を特集するものやストリーマーインタビューなどさまざまな企画がありますが、それらのバランス配分はどのように決めたのでしょうか?

中山 「anan」の得意とすることの一つは、あらゆるジャンルの方の読み応えのあるインタビューを素敵な写真と共にお届けすることだと思っているので、今、タレントさん並の影響力と人気があるストリーマーの方々をピックアップし、彼らのストーリーを通して、ゲームの楽しさや作品自体の魅力を伝えようと考えました。

以前も、キヨさんや先端恐怖症さんにご登場いただいた時、ものすごい反響があり、それぞれに多くのファンの方がいらっしゃることを実感していたことも、この方向性の決め手の一つでした。ご登場頂いたストリーマーのみなさん、取材にとても協力的で、お話の様子から心の底からゲームが好きなんだということが伝わってきました。思春期のエピソードなどもいろいろとお話し頂いて、当時の心情もわかる濃いインタビューになったと思います。

キヨさん・・・2009年から活動するゲーム実況者。2022年3月現在、YouTubeチャンネル登録者数360万人を超える。

先端恐怖症さん・・・UUUM所属のゲーム実況者。FPSや『Among Us』を中心とした投稿が人気をあつめる。

――取り上げるVTuberやストリーマーなどはどのように決めていったのでしょうか?

中山 詳しい編集者やゲーム好きのライターにも意見を聞いたり、編集部の中でアンケートを取ったりして、どんな実況者が人気なのかなどリサーチしながら決めていったという感じですね。

北脇 すべてのスターやコンテンツがそうだと思うのですが、お顔を出されている方も、キャラクター的、VTuber的に活動されている方も、人に支持され人気を博しているときは同一であり、ボーダレスだなと思っています。

ただ、グラビアメインの雑誌ですので、ご自身が作り上げた世界の中で自身を成立させてらっしゃる方々にどういう形でご登場いただくかは、中山ともうひとりの担当者が考えて作っていました。でも恐らく(顔出しの有無に関わらず)目線は同じだったと思います。

――北脇編集長としては、人選に関して「それってどうなの?」と感じることはありましたか?


北脇 フレーミングというか、どのようにお伝えするものかという基準は、暗黙的にブレない軸を持っていますので、あとの具体的な部分は担当者に任せて進めてもらいました。

――アンテナを高く持っている編集部員がいるからこそ、「anan」と今のトレンドを掛け合わせた形になっているわけですね。

北脇 この特集が出来たのは、中山と、もうひとりの詳しい編集者がいたからだと思っています。

――取り上げているゲームタイトルについては如何でしょうか。コアなタイトルからメジャーなものまで、バランスが取れたタイトル選びになっている印象を受けますが、こちらも、中山さんともうひとりの編集者の方で選ばれたのでしょうか?

中山 そうですね。取材者の方にもタイトルを挙げて頂いて、「anan」の読者におすすめできるものか精査していった形ですね。

(コアなタイトルとメジャーなタイトルの)基準をどこに合わせるか常に悩みながら作っていました。今回が初めてのゲーム特集ということもあり、読者の方がどのくらいゲームをやっているかもわからない部分が大きかったので、そのあたりは手探りでした。

(ここで時間のため北脇編集長は退席しました)

――企画の中では、小島秀夫監督や、『バイオハザード』の三上真司さんや竹内潤さんなど、特にゲーマーの間で知名度が高いクリエイターも取り上げられていました。この人選の理由を教えてください。

中山 小島監督は以前も「anan」のインタビューページで取材させて頂いたことがあったのですが、もっと深く監督自身のゲームやカルチャーに対する想いをうかがってみたいという気持ちがあり、また、グラビアも撮り下ろしたいと思っていたので、今回は思い切ってセンター8ページで掲載しました。

小島監督はゲームを作られる傍ら、SNSで、映画や小説、音楽など、あらゆるカルチャーの情報を発信されていて、ゲーム好きに関わらず知名度がある方だと思います。私の周りのスタッフの間でも監督の人気は高く、今回監督の撮影に関わったカメラマンやインテリアスタイリストも監督のファン。そんなみんなで、監督の作品世界をイメージした、しかも「anan」ならではと言えるようなビジュアルを作り上げたという感じです。

――ちょうど田中泯さんのインタビュー記事の前に小島監督のページがあり、最高でした。

田中泯さん・・・世界的な評価を得るダンサー・舞踊家。

中山 意図したわけではないんですが(笑)

――たまたまだったのですね(笑)。とてもいい流れでした。

中山 ありがとうございます。

『バイオハザード』は、日本人なら誰もが一度は目にしたことがあるタイトルで、映画化作品なども含めて常に話題に上がってくるものの原点として紹介したい思いがありました。であれば、1作目のディレクターである三上さんは外せないなということでオファーを出したところ、大変ありがたいことにOKを頂けたので、竹内さんとの対談という形で掲載に至りました。カプコンさんにも、とても協力して頂きましたね。

――三上さんがカプコンを退社してから、現職のカプコン社員とここまで『バイオハザード』についてメディアで話す機会はあまりなかったのではないかなと。ちょうど三上さんの新作『Ghostwire: Tokyo』も発売されるということで、情報の鮮度もすごかったです。

中山 そうなんですか。三上さんと竹内さんはとても楽しそうに話していらっしゃって、仲の良さそうな印象を受けました。確かに、あまりメディアの中ではお話されていなかったかもしれませんね。

――今回eスポーツの特集部分に関してはわずかではありましたが、ピックアップされていたのがスイニャンさんで「良いところを突いてくるな」と思いました。さまざまなeスポーツの文脈の中で、スイニャンさんをピックアップした理由を教えてください。

スイニャンさん・・・eスポーツ分野で通訳・翻訳などを担当。WEBメディアで取材・執筆活動などで活躍している。

中山 これも企画を担当した編集者と、担当ライターさんとで色々リサーチをして決定しました。eスポーツについても何かしら触れたいと思いつつ、読者にとって敷居を高く感じさせないよう、まず第一歩として、見方をわかりやすく伝えてくれるキャッチーな方として、スイニャンさんにご登場いただきました。

次のゲーム特集も可能?

――発売後、読者の反応はいかがでしたか?

中山 お陰様でご好評頂きました。初めて「anan」を買った、という方も多く、Twitterなどを見ていると、またひとつ、読者層を広げられたかな、という思いがあります。特にストリーマーのファンの方々が、「推しが全国紙に出る!」という感じで盛り上がって頂いているのが伝わってきましたね。

――部数としてはいかがでしたか?

中山 曖昧な言い方ですが、売り上げ的にかなりよかったです。「またゲーム特集できる!」というくらいに。

――今回の特集のエッセンスは山田涼介さんの表紙にも集約されていますよね。「anan」らしさが溢れているのと同時に、ゲーマーとしての存在感が増しているタイミングでの起用は見事だと思いました。インタビューや撮影はどのような雰囲気で進んだのでしょうか?

中山 とても楽しそうに撮影に参加していただいて。山田さんはすごいゲーマーでいらっしゃるので「anan」でこういった特集をすることに対してどう思われるのか、ドキドキしていたのですが、撮影のコンセプトにもノッてくださったので、とても嬉しかったです。

――中山さんご自身でゲームや、ゲームに紐づくカルチャーで好きなものや興味を持っているものはありますか?

中山 インディーゲームをもっと知りたいという気持ちがあります。私自身、インディーゲームをプレイするようになったのはここ2年くらいですが、素朴なビジュアルの中に胸に迫る深いストーリーが潜んでいたり、ニッチなテーマを掘り下げていたりと、メジャーな大作とはまた違った様々な方向へ進化していて、可能性が大きく広がっている分野だなと思っています。

私は元々立体アニメーションを始め、様々な素材・手法を使った短編アニメーションが大好きなのですが、それと同じようなときめきやワクワクをインディーゲームには感じています。ゲームだとインタラクティブ性も加わるので、今まで見たことのない世界、想像もしていなかった視点を体験させてくれる作品が生まれてくるのではないかと、すごく楽しみにしています。

――今のお話を聞いていると、『Unpacking』などが大きく載っている理由がわかるような気がします。実際ピックアップタイトルの中でプレイされたものなどはありますか?

Unpacking・・・オーストラリアのインディースタジオWitch Beamによって開発された、「引越し先で箱から荷物を取り出す」ことをゲームに落とし込んだパズルゲーム。

中山 『UNDERTALE』や『A Short Hike』『Cuphead』『A YEAR OF SPRINGS』など、いくつか遊びました。

――どのようなハードでプレイされましたか?

中山 最初はニンテンドースイッチで遊んでいましたが、途中でゲーミングノートPCを買ったので、今ではPCでも遊んでいます。

――ゲーミングPCは、腰を据えてやろうということで買われたのでしょうか?

中山 そうですね。PCでゲームしたことがなかったので、特集をやると決まってから、やはりそのあたりもわかっておきたいというのがあったので。

――昨年、東京オリンピックでゲーム音楽が使われたことが記憶に新しいですが、ゲーム音楽に対してなにか想いや感想はありますか?

中山 ゲーム音楽は、プレイしている時間ずっと耳にしているものなので、そのゲームを遊んだ時の記憶と強く結びつくものです。カルチャーとしてのゲームを取り上げる際には、その中の重要な要素として音楽は外せないと思っています。

――最近やったゲームで一番おもしろかったタイトルはなんですか?

中山 三上さんのTango Gameworksの新作『Ghostwire: Tokyo』です。異界化した渋谷の街を探索するのがとにかく楽しくて。和風オカルトな異形たちの造形も素晴らしいし、手から力を放つアクションも爽快感があって、クセになりました。

――人生で一番好きなゲーム、一番好きなゲーム音楽、最推しのストリーマーを教えてください。

中山 小さいころからずっとプレイしてきたのが『ゼルダの伝説』シリーズなんですよね。小学生のころ、スーパーファミコンの『神々のトライフォース』を、母親と一緒に熱中してプレイした思い出があります。攻略本もボロボロになるまで読み込んで。シリーズの中では特に『時のオカリナ』に思い入れが強いです。ゲーム音楽もやっぱり『時のオカリナ』のオカリナで奏でる曲が一番心に残っているかもしれません。

ストリーマーに関しては、今回の特集作りの中で、たくさんの方を見たので「今一番この人を見ている」というのはないのですが、最初に見始めたのは2BRO.さんですかね。やっぱり声が素晴らしく、聴いていて心地良いです。家にいる時、気がつくとずっと流していたりして。そこからいろいろ他の方のチャンネルを見始めるきっかけにもなりました。

次のゲーム特集で触れたいテーマは

――先程「また特集ができそう」という話も出ていましたが、もし次にゲーム特集を掲載するとしたら、どのような切り口でやる予定でしょうか、また、「anan」編集という立場から見て、この先ゲームは、どういう方向に広がっていくと考えられますか?

中山 今回触れられなかったテーマ、例えばスマホのゲームやVRゲームについても取り上げていきたいと考えています。おそらく読者の方には、スマホのゲームで遊んでいらっしゃる方も多いと思いますし、隙間時間でも触れられる身近なものだと思うので。

VRゲームは、「PlayStation VR」の発売時に衝撃を受けて以来、その進化に注目しています。SF映画に入り込んだような感覚が味わえる新鮮な体験ももちろん魅力なのですが、以前コロナ禍前に何度か友達を家に呼んで一緒に遊んだ時に、みんな大興奮でめちゃくちゃ盛り上がったのが印象的で。人とゲームをすることの楽しさを久しぶりに思い出させてくれました。

一方で、ストリーマーも新しい方が出てこられるでしょうし、タレントさんの中でもゲームをされる方が今後も増えていくと思うので、ぜひ、取材させていただいて、みなさんの言葉を通してゲームの魅力を伝えられたらと思っています。

「ゲーム」の広がりに関しては、実況の盛り上がりや『あつまれ どうぶつの森』などが、これまでゲームをコンスタントに触ってこなかった人が、ゲームに触れる、ゲームとの距離感を縮める大きなきっかけだと感じました。

そのように、日常生活の中でゲームとの接点も増えていますし、学習やフィットネスにもゲームは使われていて、この先、ゲームの定義も、どんどん広がっていくのではと思っています。読者にとってのゲームのイメージも、少しずつマイルドにというか、より身近なものになっていくんじゃないかなと。これからも「ゲームは今、こんなふうになっているよ」「こんなゲームの楽しみ方が生まれているよ」というのを上手く伝えられたらなと思います。


ここまでお送りした本インタビュー。「anan」という枠組みの中で、丁寧にわかりやすく、立体的に「ゲーム」を掘り下げ、編集部のゲームに対する熱い想いを乗せて一つの本として作り上げたその完成度の高さに納得がいく内容でした。次回の特集にも期待するとともに、弊メディアも専門誌として、より高みを目指し身を引き締めていきます。

※UPDATE(2022/05/02 15:20):聞き手側の情報を追記しました。

《Okano》
Okano

「最高の妥協点で会おう」 Okano

東京在住ゲームメディアライター。プレイレポート・レビュー・コラム・イベント取材・インタビューなどを中心に、コンソールゲーム・PCゲーム・eスポーツについて書きます。好きなモノは『MGS2』と『BF3』と「Official髭男dism」。嫌いなものは湿気とマッチングアプリ。

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