お下品悪魔3Dアクション『Hell Pie』―『Conker's Bad Fur Day』のようなスタイルのゲームを作りたいとずっと思っていた【開発者インタビュー】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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お下品悪魔3Dアクション『Hell Pie』―『Conker's Bad Fur Day』のようなスタイルのゲームを作りたいとずっと思っていた【開発者インタビュー】

見た目はキュートですが…?

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お下品悪魔3Dアクション『Hell Pie』―『Conker's Bad Fur Day』のようなスタイルのゲームを作りたいとずっと思っていた【開発者インタビュー】
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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Sluggerfly開発、PC/海外PS5/PS4/XSX/Xbox One向けに7月22日にリリースされたお下品悪魔3Dアクション『Hell Pie』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、サタン様の誕生日用パイのマズい材料を集めるため、悪魔のネイトがペットの天使ナゲットをこき使ってイカれた世界を冒険する3Dアクション。「悪趣味の極みを尽くした卑猥な3Dアクション」を謳っており、いろいろとまずい表現が満載です。日本語にも対応済み。

『Hell Pie』は、2,570円(7月29日までは10%オフの2,313円)で配信中


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?

Dominik Plaßmann氏(以下Dominik)Sluggerflyの共同設立者の1人、Dominik Plaßmannです。Sluggerflyはドイツの小さなゲーム開発スタジオになります。私は本作のゲームデザイン、2D/3Dグラフィック、そしてマーケティングを担当しています。

好きなゲームを一本選ぶというのは難しいですが、これまで遊んだ中で最高のものをいくつか選ぶとすれば、『スーパードンキーコング2』(スーパーファミコン)、『Gothic』(PC)、『Conker's Bad Fur Day』(ニンテンドウ64)、『Half-Life 2』(PC)、そして『INSIDE』(PC)ですね。

――本作の開発はなぜ始まったのですか?

Dominik 私たちは『スーパーマリオ64』『バンジョーとカズーイの大冒険』そして特に『Conker's Bad Fur Day』のようなニンテンドウ64向けの名作アクションゲームが大好きで、このスタイルのゲームを作りたいとずっと思っていました。本作以前に、私たちは『Ben and Ed』と『Ben and Ed - Blood Party』を作っていましたので(どちらも3Dアクションですが、本作よりもずっと直線的です)、本作開発前に、本ジャンルの経験を積むことができたのです。

その後、私たちはより規模の大きい、よりオープンなゲームを作りたいと思いました。まずはメインキャラクターであるネイトのデザインから始め、本作の開発が開始されたのです。

――本作の特徴を教えてください。

Dominik本作は可愛らしい見た目のゲームですが、かなりダークで卑猥なゲームです。私たちはキュートな見た目とアダルトなテーマというコントラストが気に入っています。ゲームプレイ面では、メインキャラクターであるネイトにくっついているナゲットを使った面白いシステムを搭載しました。

プレイヤーはナゲットを投げ、グラップリングフックのように使い、ダイナミックな動きが可能になるのです。つまり、制限のない、どこでも使えるグラップリングフックのようなものですね。

――本作はどんな人にプレイしてもらいたいですか?

Dominik昔の3Dアクションというジャンルが好きな人には、本作を気に入っていただけると思います。間違いなく子供向けのゲームではありませんし、「サウスパーク」や「Drawn Together」のようなダークユーモアが好きな人に本作は楽しんでいただけるでしょう。ダイナミックな移動システムも搭載されており、いくつかの箇所をスキップしたりもできますので、スピードラン(タイムアタック)をする人にも楽しいと思います。

――本作が影響を受けた作品はありますか?

Dominikすでに上で述べたような過去の名作(『スーパーマリオ64』など)から影響を受けていますが、『A Hat in Time』のようなより最近の3Dアクションからの影響もあります。また、本作には映画を元ネタにしたものもいくつかあり、私たちの世代(開発者は全員30代)についてたくさん物語ってくれることでしょう。Sluggerflyとしてはゲームだけでなく、映画、音楽、そして私たち個人の体験からインスピレーションを得ようとしています。

――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?

Dominik新型コロナは幸運にも大きな問題にはなりませんでした。私たちは小さなチームで、オフィスではなく自宅から作業することができたのです。Discordや他のアプリを使ってプロジェクトの管理や打ち合わせをしましたので、コミュニケーションも問題ありませんでした。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?

Dominik大丈夫、というだけでなく、ぜひ皆さんに本作の配信やYouTubeでの動画投稿をしていただきたいです。これらの収益化も問題ありません。私たちが作ったゲームを遊んでいただけている姿を見るのは大好きですし、配信中チャットで参加させていただくこともありますよ。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Dominikドイツ人として、日本のプレイヤーの皆さんが本作をどう思うがめちゃくちゃ興味があります。本作は日本のコンテンツからも影響を受けているのです。皆さんの中に、本作を気に入っていただける人がいると嬉しいですし、楽しんでいただきたいですね。

また、いつか東京ゲームショウで私たちの作品を披露することができればいいと思っています。

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に500を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。


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