LCQ直前の「REJECT」Reita選手・takej選手に直撃!中国チームは“ダンプカー”みたいに規格外【インタビュー】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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LCQ直前の「REJECT」Reita選手・takej選手に直撃!中国チームは“ダンプカー”みたいに規格外【インタビュー】

『VALORANT』プロシーン、Championsへの出場権をかけた最終予選LCQへ挑むREJECTから、takej選手・Reita選手へインタビューを実施。REJECTのこれからや、直近の国際大会の印象について伺いました。

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トルコ・イスタンブールにて9月に開催される、年に一度の世界王者の座をかけて争う「VALORANT Champions 2022」。その最後の出場権をかけた最終予選「VALORANT East Asia Last Chance Qualifier(LCQ)」が、いよいよ8月8日(月)から開幕します。日本から出場するのは、「NORTHEPTION」「Crazy Raccoon」「REJECT」の3チームです。

なかでもREJECTは、直近の「VALORANT Champions Tour(VCT)2022 Japan Challengers」Stage1ではベスト6、Stage2では4位と、上位へ食い込む活躍を見せるも、国際大会への出場は未だに叶わずという惜しい結果を残しました。

そして先日、ロースターの刷新を発表。新プレイヤーとしてAnthem選手、iNTRO選手の2名が加入し、ヘッドコーチにFPS界のレジェンドKeNNyコーチが就任(関連記事)。新体制でLCQへ臨みます。

REJECT所属のtakej選手(左)・Reita選手(右)

そんななか今回は、7月24日(火)に開催されたSteelSeriesの新製品記者発表&体験会に参加されていた縁あり、チームの中心人物とも言えるtakej選手・Reita選手にインタビューを実施しました。

※本インタビューは、新ロースターの公表前に行われたものです。

ーー本日はよろしくお願いします。SteelSeriesのイベントでの取材ということもあり、まずはゲーミングデバイスを選ぶ際に、大切にしていることを教えてください。

takej選手:やはり一番はフィーリングですね。どれだけ自分にフィットするかどうか、触り心地でだいたいピンときます。

ーーいちど触るだけで「これだ!」と?

takej選手:色んなデバイスにある程度触っていれば、「使えそうだな」「ちょっと合わないな」などはわかってくるはずです。

Reita選手:僕もそうですね。第一印象でだいたい決まっちゃいます。

ーーありがとうございます。今回を含め、最近はオフラインイベントへの出演機会が増えてきていると思います。ファンとの交流を通じてなど、どのように感じていますか?

takej選手:僕たちがプロ活動を始めたばかりの頃は、それほどファンの数はいなかったので新鮮ですね。ここまで自分たちを応援してくれている方々がいるんだなと感動しています。

Reita選手:昔と比べて規模が違い過ぎますね。昔は「ファンってなに?」という感じでした。

takej選手:過去にプレイしていた『CS:GO』のオフライン大会などは、当時自分たちがいたチーム(absolute)が1位を取りすぎるせいか、観覧者の8割くらいは相手チームのファンじゃないかと感じていました。

でも最近はオフラインのイベントを重ねることに、「あ、これがファンなのか……!」という感じ(笑)。客席の上の方で観戦していたさいたまスーパーアリーナでも、わざわざ見つけていただいて……。

Reita選手:「歩いていて本当に声かけられるんだ……!」というね(笑)

ふたりは「VCT 2022 Stage2 Masters Copenhagen」どう見たか?

ーー国際大会「VALORANT Champions Tour 2022 Stage 2 Masters Copenhagen」は見ていていかがでしたか?印象深かったことを教えていただければと。

takej選手:僕は大会を観戦するという習慣がなく、あまり見ていません。練習前に試合のアーカイブを見ることはありますけども。

Reita選手:他の地域とはまったく違う戦い方をするPaper Rex(PRX)が、EUチームを翻弄していたのはすごかったですね。優勝したFunPlus Phoenix(FPX)も、今のメタに合ったさまざまなエージェントを使える選手がいて、「この敵に対してはこの構成が刺さるだろう」みたいなものを素早く仕掛けていたのが印象的です。とても器用で、実力のあるチームが優勝しましたね。

ーーなかでも、Reita選手がもっとも気になったチームは?

Reita選手:FPXは本当にすごかったですね。個人技も高いです。

ーー最後のSUYGETSU選手の4キル……とんでもなかったですね。

Reita選手:あれはもう個人技ですね。昔のGambit Esportsを見ているような感じがします。

ーーブリーズではPRXがネオン・ヨルという攻撃的な構成だったにも関わらず、FPXはそれを完全にかわしていましたよね。

Reita選手:もともとPRXはヨル構成を出していたチームでしたし、FPXはその構成に勝てる回答(戦術)を持っていたんじゃないかと見ています。ヨルは初見殺しのような、初めて戦う分には強いですが、一度経験しているチームには対策されて返されてしまうのかなと。

ーー今回のコペンハーゲンを見ていて戦ってみたいチームなどは?

Reita選手:やっぱりFPXですね。

■例えるなら「ダンプカー」―“規格外”の中国チームたち

ーーLCQでは中国チームとも戦う可能性がありますが、その印象を教えてください。

Reita選手:ちょっと規格外ですね。

takej選手:トラックがぶつかってくる感じです。

Reita選手:ダンプカーが突っ込んできたような衝撃があるかもしれないです。

ーーそれほどまでに凄まじいんですね……!

takej選手:とはいえ、日によっては自転車になるかもしれません。ただ調子が出ているときは急にダンプカーになるんです。本当に規格外なので、とんでもない結果になる可能性もあります。

ーーその規格外さは、主に撃ち合いでですか?

takej選手:そうです。目を疑うようなエイムで、「チートを使ってるんじゃないか!?」と思うくらいに強くなるときもあります(笑)

Reita選手:PRXがアジアスタイルというか突撃スタイルですが、その上をいくって感じです。

ーーPRXの?……あの上を行くんですか?

Reita選手:個人個人でめっちゃ押してくるような印象ですね。一度ノッたらもうヤバいです。全員がf0rsakeNみたいな(笑)。『CS:GO』の頃から規格外でしたが、みなさんの想像の倍は強いと言っておきます。

ーーそんなに恐ろしい地域なんですね...!REJECTは、大きなロースターチェンジもありましたが、今後REJECTはどのようなチームになっていくのでしょう?

takej選手:とにかく今はLCQで優勝することしか考えていないので、LCQが終わった後については、大会が終わってみないとわかりません。

Reita選手:良い意味で“プロチーム”という雰囲気です。

ーーLCQに向けてチームとしてどのように成長したいか教えてください。

takej選手:昔のRCは「パワー」のイメージが強かったと思いますが、今ではバランスの取れたチームになっています。ミスがないように、確実に勝てるようなチームを目指しています。

ーーありがとうございます。では最後に、ファン、読者にメッセージをいただけますか?

takej選手:Championsに日本代表が2チーム出場できるチャンスがあるのも最後の年になると思うので、全力で戦っていきます。全力の応援、よろしくお願いします。

Reita選手:takejの言う通り、日本代表として2チームが出場できるChampionsは今回が最後になるかもしれないので、絶対に勝ち取りたいと思います。本気で応援してください。本気で頑張ります。



新たな選手、そして新たなヘッドコーチを迎えてLCQへ挑むREJECTは、8月8日(月)の第ニ試合、韓国チーム「Maru Gaming」と対戦します。日本チームの活躍を祈りつつ、中国チームのフィジカルにも注目して観戦しましょう。

《Okano@RUGs》
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