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奇妙な島々が舞台の釣りADV『DREDGE』世界観とゲームとしての楽しさはプレイの価値あり!【Steam NEXTフェス】

人の正気を奪う奇怪な“霧”の出る海域には秘密がいっぱい。

連載・特集 プレイレポート
奇妙な島々が舞台の釣りADV『DREDGE』世界観とゲームとしての楽しさはプレイの価値あり!【Steam NEXTフェス】
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Valveは、日本時間2022年10月4日からSteamにて「Steam NEXTフェス 10月エディション」を開催中です。

今後Steamにて配信予定のゲームの体験版や、開発者によるライブストリーム配信などが行われるこのイベント。体験版だけでも数百種類が遊べるということもあり、ラインナップを見て回るだけでも悩んでしまうかもしれません。

そこで、Game*Sparkではイベントで体験版を配信中の作品から気になるものをピックアップして紹介します。今回取り上げるのは、パブリッシャーTeam17、デベロッパーBlack Salt Gamesの釣りアドベンチャー『DREDGE』です。

『DREDGE』とは

謎めいた諸島を舞台に、船で釣りや探索を行うアドベンチャーゲーム。プレイヤーは自分の船が壊れて港町に漂着した漁師となり、魚を釣ってお金を稼ぎながらさまざまな住民との交流や世界の探索を行っていきます。

ゲームの舞台となる「マローズ」にはさまざまな町があり、悩みのある住人が存在しています。そして、この海域では夜になると正気を奪う“霧”が発生したり、島のところどころに難破船が放置されていたりと、なにやら不穏な雰囲気が渦巻いています。プレイヤーはこの海の謎を解くことができるのでしょうか。

ゲームの流れは、日中に船で海へ出て釣りやサルベージを行い、売ってお金にしたり住民からの依頼を解決しながら港で船のメンテナンスやアップグレードを行っていくこと。研究によって、新たな船のパーツをアンロックするような要素も用意されています。

体験版『DREDGE: CHAPTER ONE』は2022年9月22日に公開。Steam NEXTフェスでも「人気の近日登場」タグの上位に登場し、注目作品としてピックアップされています。

流れ着いた島には秘密あり?

物語は、釣り人募集の広告を見た主人公が船で移動中に難破するシーンから始まります。主人公は運良く(?)港町「グレートマロー」へ流れ着き、町長に新しい漁師として歓迎されます。町長いわく、主人公の船は航行不可能な状態のため、町にある古い漁船を漁に使用してほしいとのことです。

そして、お手並み拝見ということで主人公はさっそく魚を獲りに行くことになります。海上を船で移動し、魚群を見つけたら釣り画面へと移行します。本作の釣りは自動的にリールが巻かれていく方式で、釣りゲージに合わせてボタンを押すことで大幅に船への距離が近づきます。最初の釣りでは立派な“タラ”を釣ることができました。嬉しい。

釣った魚は、船の空いたスペースへと積み込むことになります。本作のユニークなところはインベントリが「船の形に合わせた形」になっていて、そこに釣った魚などをパズルのように収納する形式。魚は種類ごとに形が異なるので、船のスペースを考えて釣りをしていきましょう。

また、気をつけなくてはならないのは時間の概念です。本作では「船での移動中」「釣りの最中」だけ時間が経過し、夜になると人間の正気を奪う霧が発生してしまいます。夕方からは視界が狭くなるので船のライトを点けて航行しましょう。最初の釣りが終了したところで、港で町長から主人公の船が修理不可能なこと、今の船を使用するかわりにローンを払うことを命じられます。

また、お金を稼ぐために町の「魚屋」を紹介されます。こうして、主人公の新たな漁師生活がスタートしました。

たくさん釣りました。

釣りにサルベージ、お悩み解決。主人公は忙しい。

港町グレートマローには、釣った魚の鑑定や売却ができる「魚屋」、船の修理やパーツ購入ができる「船大工」、船の拡張などができる「乾ドック」といった施設が存在。主人公の寝床であり仕事道具である船では、睡眠や技術研究も可能です。

また、マローズ諸島の他の島には別の港町や屋敷、謎の施設なども存在しています。プレイヤーは島を訪れ、さまざまな住人と会話・交流することでサルベージ用のパーツを獲得したり、獲得した貴重品を売る商人などの施設が利用できるようになります。また、住民から配送や納品などの依頼を受けることがあり、報酬として研究用パーツなどを獲得できます。

研究は残念ながら未実装。

また、本作は魚の種類が豊富なことも特色のひとつ。海には多くの漁場があり、そこで釣れる魚も異なります。また、ときに虹色の光を放つ漁場があり、そこでは「異質な魚」が釣れることもあります。奇妙なコブのあるものや、発電能力のあるものなどがあり、ときには魚屋の鑑定で貴重品を獲得することもあります。

サルベージでは貴重品や誰かの形見が見つかることも。

それにしても、この諸島は本当に不穏な空気に満ち溢れています。町の住民の話を聞くと、主人公の前任の漁師や前町長については多くの人間が言葉を濁していますし、この海域に発生する“霧”の原因となる「奇妙な箱」の伝説なども。不思議なモニュメントなども海域のあちこちに点在しています。

残念ながら体験版では物語の重要な起点となりそうな「謎の鍵」を、収集家に鑑定してもらった場面で終了してしまいます。また、研究や上位パーツなどのほとんどは利用できないため、中サイズくらいの魚までしか釣ることができません。しかし、本作のどことなく不安になる雰囲気、そして釣りやサルベージ、探索の楽しみは十分に味わうことはできますよ。

海では手紙が見つかることも。

ここまで紹介してきた『DREDGE』。非常に奇妙で不穏な雰囲気、釣りやサルベージでお金を稼いで船を強化していくという楽しさ、一癖も二癖もある住民との交流など、すべての要素でしっかりとした完成度の高さを感じます。アートワークも魅力的で、プレイしているとその世界観に思わず引き込まれてしまいます。

製品版では移動できる島も大きく拡がり、125種類を超える魚も登場。世界に隠された秘密を探して物語を楽しむことはもちろん、魚図鑑や収集物をコンプリートする遊びもありそうです。

航海中は本を読んで勉強することも。
このゲームをやると灯台のありがたみがよくわかります。

『DREDGE』はPC(Steam)/海外ニンテンドースイッチ向けに2023年発売予定です。


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《Mr.Katoh》

酒と雑学をこよなく愛するゲーマー Mr.Katoh

サイドクエストに手を染めて本編がなかなか進まない系。ゲーマー幼少時から親の蔵書の影響でオカルト・都市伝説系に強い興味を持つほか、大学で民俗学を学ぶ。ライター活動以前にはリカーショップ店長経験があり、酒にも詳しい。好きなゲームジャンルはサバイバル、経営シミュレーション、育成シミュレーション、野球ゲームなど。日々のニュース記事だけでなく、ゲームのレビューや趣味や経歴を活かした特集記事なども掲載中。

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