
『ルーンファクトリー3』『ルーンファクトリー4』の開発を手掛けたディレクター・真部シンイチ氏と、ライター・辻多加徳氏は、農業・冒険・恋愛が楽しめるファンタジー生活RPG『ファーニア村で暮らす』を開発中です。
本作は、Kickstarterで募っていたクラウドファンディングが2025年11月28日に終了。成果として3,493人のバッカーから約3,193万円を集め、ストレッチゴールをすべて達成するという偉業を成し遂げました。その結果を受け、リリースに向けてまだまだ制作が続けられています。
Game*Sparkでは、そんな本作を2人がどのように手掛けているのか、クラウドファンディング実施中にインタビューを行いました。本稿では、そのボリュームたっぷりな模様を選り抜きしてお届け。全文は、過去に掲載したインタビュー記事からご覧ください。
「もう一度、あの感覚をいちから作りたかった」―独自性は“テキストの厚み”と“要素の相乗効果”
真部氏は、自身が立ち上げた会社「マナゲームス」で、これまで専門外だったモデリングやモーション制作も学び、開発を幅広く担当。旧知の辻氏や複数のイラストレーターと協力し、少人数ながら情熱を込めて開発を進めています。
これまでの経験を活かしつつも「個人制作的な体制で、もう一度『ルーンファクトリー3/4』のようなゲームを最初から作りたいと思った」と本作の始まりをまず語りました。『ルーンファクトリー』のフォロワー的な作品が増える昨今、真部氏は「意識して似せているわけではなく、自分が作りたいものを形にしたら自然とそうなった」と振り返ります。


また辻氏は、本作においてキャラクターへのプレゼントや会話の変化量をより豊富にし、キャラクター自体が「生きている」と感じられるように工夫しているとのこと。恋愛や結婚、子どもといった要素も盛り込まれており、『ファーニア村で暮らす』では日常と冒険が自然に結び付いた生活が送れそうです。

「クリア後も住み続けたくなる世界」をコンセプトに
また本作のコンセプトは、“クリアした後もそこに住み続けたい世界”。RPG要素としては、入るたびに構造が変化するローグライクダンジョンや高難度コンテンツなどを豊富に用意し、長く遊べる仕組みを目指しています。

そして大成功した今回のクラウドファンディングについて真部氏は、「本当にありがたいとしか言えないです。金銭的なことももちろんですが、精神的にも、皆さま「待ってた」みたいな言葉が多くて、やっぱりそういうのも嬉しいですね。」と感謝の気持ちをコメント。
辻氏も、「イラストレーターさんがデザインしたキャラクターたちが多くの方に受け入れられ、本当によかったな、と思っています」と語りました。
しかし、結果的には大成功しつつも、やはりクラウドファンディングが失敗した場合も考えていたとのこと。その場合でも「10年、20年かけて作るつもり」の覚悟を持って開発に望んでいるそうです。

『ルーンファクトリー』で培った経験と、インディーならではの自由な挑戦。その両輪から生まれる新たな“暮らしのファンタジー”『ファーニア村で暮らす』は、PC(Steam)にて配信予定。
今後はリワードとして用意されているα版アクセスを皮切りに、ユーザーからのフィードバックを反映しつつ、早期アクセスや正式版リリースなどの方針を検討していくとのこと。「応援していただいた分だけ、より良い形で応えていきたい」と、両氏が意気込みも語ったインタビュー記事全文もあわせてご覧ください。














