ここからは、10月中旬のハンズオン後に実施したメールインタビューをお届け。開発元KRAFTONに、本作のゴア描写や難易度、ゲームプレイの詳細について話を訊きました。なお、質問は10月24日にメールにて送付したものであることをご了承ください。
――本作のゴア描写は強烈で、無惨な倒し方も死に方も存分に味わえました。日本向けリリースにおいてはグロテスク表現が変更される可能性が高いと思われますが、現段階(※10月24日時点)でどのようなプランとなっているかお聞かせください。
KRAFTON担当者(以下、KRAFTON)残念ながら、『The Callisto Protocol』は日本での販売を断念することになりました(※回答は10月26日時点)。このゲームはCEROレーティングを取得することができず、レーティングを取得するためにゲームを変更することは、プレイヤーが期待する体験を提供することができないのです。とても残念ですが、日本のファンの皆様に何卒ご理解いただければ幸いです。 日本でゲームを予約された方には、返金手続きを行います。
――本作に「周回要素」や「やりこみ要素」は含まれているのでしょうか。戦闘時に様々なアプローチを取れるだけあり、繰り返し遊ぶ魅力も高そうだと感じています。
KRAFTON発売後数ヶ月の間にDLCの一部として追加モードが用意されており、本格的なチャレンジが好きなファンにはNew Game +のオプションも用意されていますよ。 プレイヤーの皆さんには、戦闘をサンドボックスのように扱い、クリーチャーを殺すための新しい楽しい方法を見つけてほしいと思っています。
――「GRP」とマップ内オブジェクトを用いた攻撃手段は、どのようなところから着想を得て開発されたのでしょうか。とてもクリエイティブな戦闘ですので、開発時のエピソードがあればぜひお聞かせいただきたいです。
KRAFTONそれは、「将来、刑務官がどんな装備を持っているか」を考えることから始まりました。 GRPは受刑者をコントロールしたり、暴動を鎮めたりするために使うもので、ジェイコブが手にするのに最適な道具になると考えました。 また、重力兵器を搭載しているゲームの多くは、重力兵器で世界の物を拾うことしかできませんが、GRPは敵を掴むこともできるため、ゲームプレイのアイデアや戦略の幅が広がると考えています。
――試遊範囲では音声ログのようなものを獲得することで、バックストーリーを追うことができました。このような収集要素はどれくらいのボリュームで用意されているのでしょうか。
KRAFTONプレイヤーに発見してもらうために、ゲーム内には多くの収集品を置いています。『The Callisto Protocol』には多くの伝承とバックストーリーがあり、ゲームを探索する努力を惜しまないファンに報いたかったのです。 また、ゲーム本編とは別の新しいゲームプレイを提供する「ベータパス」を多数用意しました。
――本作の難易度設定にはどれほどのバリエーションが用意されているのでしょうか。「最も簡単な難易度設定」「最も難しい難易度設定」では、それぞれどのようなプレイを体験できるか教えてください。
KRAFTON難易度はイージー、ミディアム、ハードがあり、発売後に新しいモードも登場する予定です。今回のハンズオンでは、ミディアムの難易度でプレイしていただきました。 イージーはより簡単になります 。敵はそれほど攻撃的ではなく、ダメージも少なく、弾薬も多くなります。 ハードはその逆です。 よりタフになり、より攻撃的な敵が出現します。 弾薬や体力も少なくなります。ミディアムの難易度でもすでにかなり厳しいと思うので、ハードでプレイするにはかなりの勇気が必要でしょう。
――本作はかつて『PUBG』ユニバースの一部とされており、直近でも「(続編について)アイデアはいくらでもある」と伝えられていました。続編展開などについて、今コメントできる範囲でお聞かせください。また、映像作品/コミックなどの他メディア展開などは考えられていますか。
KRAFTON次の展開についてもっとお話できればいいのですが、まずはコアゲームを体験していただくことに専念いただければと思います。 まだ見ぬゲームがたくさんありますから。
――本作のリリースを待ち望む日本のホラーゲームファンに向けて『The Callisto Protocol』の最も魅力的なポイントをお伝えください。
KRAFTON 最も私が興奮しているのは、戦闘とストーリーです。 戦闘は、他のサバイバルホラーゲームとは一線を画しています。 激しく、挑戦的で、残酷で、そして楽しいのです。 また、ストーリーについても、まったく異なるアプローチをとりました。 1時間以上のカットシーンがあり、ひねりの効いたクールなSFホラーストーリーが展開されます。 プレイヤーの皆さんに楽しんでいただけると幸いです。
――ありがとうございました。
提供: Krafton, Inc.