2人のゲームクリエイターの物語を描くADV『GOODBYE WORLD』“ものづくり”の苦悩や決断、その結末はぜひとも見て感じて欲しい【爆レポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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2人のゲームクリエイターの物語を描くADV『GOODBYE WORLD』“ものづくり”の苦悩や決断、その結末はぜひとも見て感じて欲しい【爆レポ】

インディーゲームを制作する2人のクリエイターの物語。

連載・特集 プレイレポート
2人のゲームクリエイターの物語を描くADV『GOODBYE WORLD』“ものづくり”の苦悩や決断、その結末はぜひとも見て感じて欲しい【爆レポ】
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最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。

今回は、ゲームクリエイターYO FUJII氏が手がけ、パブリッシャーFlyhigh WorksとIndieArkより2022年11月17日にPC/ニンテンドースイッチ向けにリリースされた『GOODBYE WORLD』について生の内容をお届けしたいと思います。

『GOODBYE WORLD』とは

ある2人のゲームクリエイターの物語を、全13章の物語で描くナラティブアドベンチャー。物語の主役であるプログラマーの蟹井(かにい)とグラフィッカーの熊手(くまで)は、専門学校時代に知り合い、卒業後は就職せずにインディーゲーム開発の道を歩むことになります。

しかし、作成したゲームは売れず、次第にアルバイトに費やす時間ばかりが増えていく生活に。「もっと売れるゲームを作らなければ」と焦り始めた蟹井に対して、熊手は「ある決断」を下すのですが……。ゲーム内では、ストーリー中に全12ステージあるパズルプラットフォームゲームで遊ぶことになります。

「インディーゲーム開発者が作り出すインディーゲーム開発者の物語」である本作。過去と現在で語られていく2人の関係や、どこか懐かしく感じるグラフィックやサウンド、物語の演出など、さまざまな部分で、開発者YO FUJII氏のこだわりやメッセージを感じる作品です。

なお、YO FUJII氏は本作のリリース後Steamにてメッセージを投稿しています。

本作「GOODBYE WORLD」は、昨年10月から他の仕事の合間を縫って制作したもので、沢山の思いをこのゲームには含めたつもりですが、これについてはゲームを遊んでそれぞれで感じ取って欲しいです。(ネタバレにもなりかねないので…)

ただ問題ない範囲で1点だけ上げるとするならば、モノづくりをしている人たちに対してそれぞれの初期衝動を忘れないようにして欲しいという気持ちです。

多くの人に「GOODBYE WORLD」を楽しんで、気に入ってもらえたらと思います。

『GOODBYE WORLD』の実内容に迫る!

※本作は分岐点などのない作品です。そのため、ストーリーのネタバレになる可能性がある部分のスクリーンショットはなるべく使用していません。

プロローグの後、物語は本編となる2021年の4年前に遡り、蟹井と熊手が専門学校時代に通っていた2017年のとあるシーンから始まります。ゲームは現在と過去の2人のエピソードを章ごとに語られて行く形式で、2人の出会いや卒業後の2人での生活、そしてやがて訪れる転機などが次々と語られていきます。

本作で重要となるのが、各章でプレイすることになる『BLOCKS』というゲーム。『BLOCKS』は蟹井がいつも持っているゲームボーイを思わせるレトロな携帯ゲーム機で遊べるアクションゲームで、プレイヤーは各章ごとに1面ずつプレイすることになります。

『BLOCKS』は主人公がステージ内でブロックを破壊・設置しながら鍵を見つけてゴールを目指す作品。ゲームボーイ風の画面で遊ぶことになるこのゲーム……序盤は簡単なのですが、後半のステージ(つまり『GOODBYE WORLD』の物語の後半)になると複雑になり、どんどん難しくなっていきます。この『BLOCKS』でチャレンジするステージをクリアする、もしくはゲームオーバーになることで、ゲームはドラマパートへと移行していきます。

ちなみにこのゲームをクリアしているかどうかでストーリーは分岐しないので、物語を早く楽しみたい人はすぐゲームオーバーになっても問題ありません。しかしゲームをプレイしていること自体が物語の演出でもあるので、ぜひともちゃんと遊んで欲しいところです。

決して長くないが、ひとつの物語として見入ってしまう

ストアページ(Steam/ニンテンドースイッチ)でもあらすじが語られている本作のストーリーは、決して全体的に明るい内容では進行していきません。現代での物語は、悩める蟹井とそれを見ている熊手の関係性が軸となって語られていきます。

物語はリニア進行でストーリーやエンディングの分岐などはないと紹介されていますが、そもそも本作のドラマパートには選択肢もありません。そのため、プレイヤーは『BLOCKS』をプレイしているとき以外は、基本的に各章ごとに自動で進んでいくストーリーを読んでいくことになります。

その内容は「クリエイター・創作者の苦悩」であったり、2人の関係を語るものであったり、2人のパーソナリティを語るものであったり、多くの内容が語られやがて繋がっていくのです。コントローラーを使用しているとさまざまな場面で振動する演出があり、ちょっとした場面の雰囲気が伝わってくるのも嬉しいところです。

ゲームとしては決して長い作品ではないですが、蟹井と熊手のキャラクターはどちらも個性があり、2人や他に登場するキャラクターなどが時代を交えて織り成す物語には、まるで一本の映画とも言える雰囲気があります。その中で『BLOCKS』をユーザーがプレイすることで『GOODBYE WORLD』という「ゲーム」として、はっきりした意味と深みを持たせているのです。

どこかで見た配置!

ゲーム本編では『BLOCKS』をステージごとにプレイすることになりますが、クリア後は通しでプレイできます。「全ステージを最初から最後まで通しでプレイできる」ということが、何を意味するのか。そこから得られるメッセージは、ぜひご自身で確かめてください。


ここまで紹介してきた『GOODBYE WORLD』。2人のクリエイターの関係性の物語を軸に語られるストーリーはいろいろと考えさせられることが多く、ゲームパートなどを含めたさまざまな演出に唸らされます。個人的には音の演出がとても好みで、喋っているキャラクターごとにセリフの音が違ったり、全体的に「静」の作品だからこそ効果音の印象が強かったりと、作品の雰囲気をとても良く表していると思います。

章を追うごとに、2人の主張や生き方・考え方に思うところが出てくることでしょう。ゲーム本編はあくまで短編の章を読み進んでいく形式で、プレイ時間は決して長くありませんが、ひとつの物語を体験する作品としては、何かしらの創作や制作の経験がある人には、ぜひとも触れてもらいたいゲームです。

『GOODBYE WORLD』はPC(Steam)/ニンテンドースイッチ向けに配信中です。この『GOODBYE WORLD』という題名にも、プレイしたあとにきっと何かしらの意味を見いだせると思います。

タイトル:『GOODBYE WORLD』

対応機種:PC(Steam)/ニンテンドースイッチ

記事におけるプレイ機種:PC(Steam)

発売日:2022年11月17日

記事執筆時の著者プレイ時間:ネタバレになるので記載なし

価格:1,200円


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《Mr.Katoh》
Mr.Katoh

酒と雑学をこよなく愛するゲーマー Mr.Katoh

サイドクエストに手を染めて本編がなかなか進まない系。ゲーマー幼少時から親の蔵書の影響でオカルト・都市伝説系に強い興味を持つほか、大学で民俗学を学ぶ。ライター活動以前にはリカーショップ店長経験があり、酒にも詳しい。好きなゲームジャンルはサバイバル、経営シミュレーション、育成シミュレーション、野球ゲームなど。日々のニュース記事だけでなく、ゲームのレビューや趣味や経歴を活かした特集記事なども掲載中。

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