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「SASUKE」オリンピック競技に…?「プラットフォーマー」に辿るその源流

SASUKEに近いプラットフォーマーというジャンル作品を歴史毎に振り返ります。

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「SASUKE」オリンピック競技に…?「プラットフォーマー」に辿るその源流
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青山の大地に轟く鋼鉄の要塞・・・TBS系で放送されていた『筋肉番付』という番組内で放送されていた一企画であった「SASUKE」は今では世界規模のコンテンツへと成長しました。番組の他企画ではアスリートや芸能人が過酷な様々なチャレンジに挑戦するのが普通だったのですが、一般人参加型で行われた本企画は20年も続く過酷な障害物競技へ昇華され、全世界へと拡散。2028年にはオリンピック競技に採用されるのではないか?とまで言われています。

そこで、本記事ではそんなSASUKE的なエッセンスをビデオゲームで考えてみたらどうなるのだろう?ということで、「プラットフォーマー」ジャンル作品を歴史毎に振り返ってみます。

スーパーマリオブラザーズ

1986年に発売された本作品。本誌読者であれば、このゲームを知らない方は間違いなくいないでしょう。SASUKEのカメラワークの礎になったとも公言されている本作品は、日本におけるアクションゲームの金字塔でもあり、ゲーム史だけでなく世界中にも大きな影響を与えた作品といってもいいでしょう。

各種障害を乗り越えてゴールポストに飛びつく様も、今見るとSASUKEのゴールに通じるものがありますね。


突撃!風雲たけし城

本作品もSASUKEと縁が深いTBS系で放送されていたTV番組がベースになった作品です。SASUKEと同じく一般参加型の競技性のある番組で、こちらも海外で放送されたことで色々な影響が後に生まれています。ゲームの方はファミリートレーナーという、今でいえば『Dance Dance Revolution』の専用コントローラーに近い周辺機器を使用する専用ゲーム。ファミコンにおける体感ゲームとして、同番組の人気コーナーを再現したアクションに挑戦できます。

とはいえ、当時ファミリートレーナーで遊んでいると振動でゲームが止まったり、騒音で親や近所に怒られたという思い出のある読者もいるのではないでしょうか・・・?

コンバットスクール

コナミから発売され、ゲームセンターで稼働していた作品です。士官学校に入学したニックを操作し、実際にミッションに赴くまでの流れがゲームになっています。1983年にはオリンピックをテーマにした『ハイパーオリンピック』も発売されていますが、プラットフォーマーという観点ではこちらの作品の方が近いかと思います。トラックボールを利用するのも特徴の本作品ですが、ステージ失敗時に教官から言われる「ニック、国へ帰れ。」という音声の方が筆者の印象に今でも残っています。

プリンスオブペルシャ

様々なプラットフォームに移植されたことで認知度も高い名作。『カラテカ』と同じ開発者が携わっており、滑らかなアニメーションが非常に特徴的ですね。大臣の罠にはめられた主人公を操作し、宮殿の地下深くから姫を救出するため危険な障害を乗り越え上層へと向かっていきます。ゲーム自体もパズル要素有り、サーベルでの一騎打ちもあるなど、当時でも画期的な作品でした。要求されるアクション難易度も高く、やり応えも高い名作です。

Doritos Crash Course

Xbox360のLive Arcadeで配信されていた本作品。それっぽい障害を越えてゴールへと向かいます。タイムアタックができることでフレンドと競い合ったりできるのも特徴です。本作品は好評だったこともあってか続編の2は無料配布が行われました(現在は配信停止)。とはいえ初代は興味がある方は今でもMSストアで購入可能です。

Human: Fall Flat

物理演算を利用したプラットフォーマー作品。元々はシングルプレイだった本作品ですが、ローカルCoopを皮切りにSteamにおけるオンラインでの疑似ローカルプレイ機能である”Remote Play Together”の実験的タイトルにも選ばれたことで一気にユーザーが増えた経緯があります。

リトライも容易でカジュアルな作品ではありますが、マルチでプレイすると盛り上がるため、ワイワイ集まってプレイするのにもピッタリなタイトルです。

Fall Guys

今となっては説明不要ともいえる位に大ヒットした本作品。大人数を押しのけて最後の一人を目指す本作品は前述の「風雲たけし城」から大きな影響を受けて制作されたタイトルになっています。対戦要素こそあるものの、負けても怒るより笑ってしまう位にはファニー。もはや令和の2023年に「風雲たけし城」が復活するのには本作品の影響もあったのでは……?

人は皆ヒーローを求めている

海外でも国内同様のフォーマットで展開するSASUKE。アメリカなどではその影響(だけではないでしょうが)で、将来の夢に「Ninja」と答える子どもが増えているというニュースも出ています。日本でも同番組を賑わせた名プレイヤーたちを目当てにSASUKEに注目するようになったという人もいるのではないでしょうか?

発言が世代を超えてミーム化した某出場者など、SASUKEは数々の出来事やインスピレーションを生み出し、ゲームにも影響を与えてきました。今後も更に様々な影響をリアルへもゲームへも与えていくのでしょうか。

《rate-dat》

面白そうなことに頭を突っ込んで火傷してます rate-dat

本業はデザイナー。 印刷物やWeb、写真加工など色々とやっています。

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