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Game*Sparkレビュー:『Rematch』あともう一試合!『Sifu』開発スタジオによる反則・オフサイド・休憩ナシのハイスピードサッカー

ボールは友達!

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Game*Sparkレビュー:『Rematch』あともう一試合!『Sifu』開発スタジオによる反則・オフサイド・休憩ナシのハイスピードサッカー
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高難度カンフーアクション『Sifu』を開発したSloclapの新作『Rematch』は、まさかまさかのサッカーゲーム

いきなりスポーツゲームに挑戦……?と思うかもしれませんが、実際にやってみたところ、一試合6分&少人数というカジュアルさを保ちながら、テクニックや戦術がものを言う、カジュアル層からハードコアゲーマーまで楽しめる一本でした。

なお、今回の記事制作にあたってメーカーからSteam版のコード提供を受けています。

サッカーの醍醐味をギュッと凝縮!隙間時間でも遊べちゃうPVP体験

本作は3vs3・4vs4・5vs5のモードから選べるサッカーゲーム(人数的にはフットサルのほうが近いでしょうが、Steamの紹介文にはサッカーゲームとあります)です。大まかなルールは現実のサッカーと同じで、手を使わずにボールを転がし、相手のゴールに叩き込んで、得点を競い合うのが目的です。

しかし、本作はPVPのマルチプレイヤーゲームとして、現実のサッカーを上手いこと換骨奪胎しています。まず一試合が6分前半も後半も休憩もナシ!ゲームが始まったら、ゴールの瞬間以外タイマーは止まりません(同点の場合、延長戦に突入します)。4点リードした場合はすぐさまコールド試合になるので、とにかくテンポが良いです。

反則は一切なく、喰らったら選手生命にかかわるような殺人タックルやスライディングも全部OKです。彼らはスポーツマンシップに則った選手なんだと思いますが、あらゆるケガも負いませんし、大袈裟なシミュレーションもしません

さらにオフサイドもなく、ロングパスからのボレーシュートでゴールをもぎ取ることも可能です。もちろん、その場合はディフェンスが弱くなりますが、どういうポジショニングをするかはプレイヤー次第なわけです。

さらにさらに、サッカー場は透明な箱で仕切られていて、ボールが跳ね返ってきます。スローイングで余計な時間を取られることもなければ、跳ね返りを利用してひとりでトリックシュートを決めることも可能です。このあたりはだいぶエクストリームですね。

この手のサッカーゲームにありがちなゴールキーパー問題に関しても、独自の方法でメスを入れています。本作はゴールのたびに全プレイヤーのポジションが入れ替わるうえに、試合中もキーパーエリアに入ってきた人が自動的にグローブを着け、ボールをキャッチする役目を負います。新しい!

『FIFA』シリーズなどと違って、TPS視点であるということもユニークなポイントです。シュートやパスにはエイム技術が必要とされ、昨今のPVPシューターの遊び心地も感じられます。常に全体を見渡すことができないのも、パス回しの難しさを加速させており、プレイスキルの差が出て面白いところです。

こうして書くと、なんでもあり感があってハチャメチャスポーツ系かと思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。プレイヤーにできることはあくまでプロスポーツ選手の動きに限定されており、超能力やバフ・デバフの要素はありません

充実のチュートリアルと練習モード!サッカー未経験でも楽しい

ゲームを始めると、プロローグが流れます。風光明媚な街のサッカー場で、ひとりシュート練習をしている青年。特にストーリーはありませんが、イイ感じの雰囲気のままスムーズにチュートリアルに入っていきます。

シュートを学んだあと、ショートパスやロブ、ディフェンスのやり方などをひとつずつ教えてくれます。最初のうちはどのボタンが何に対応しているか覚えきれないかもしれませんが、メニュー画面にある「練習」からいつでもジャンル別にチュートリアルをやり直すことができ、それぞれにチャレンジも付いています。

またメニュー画面でBボタンを押すと、いつでも誰もいないサッカー場でひとりボール遊びができます。シュートの角度の付け方や、トラップのやり方まで、心行くまで確認できるのがいいですね。ロードがないのも素晴らしい!

基本状態・ボールなし・あり・ゴールキーパーと、スタンスによって操作方法が4タイプもありますが、チュートリアルと練習モードが充実しているおかげで、ちょっとずつ理解し、上達していくことができました。

厳密にはサッカーともフットサルとも違うゲームなわけですが、ほどよくエクストリームでありつつ、ちゃんと地に足が着いている独自の体験です。

課金導線やカスタマイズ、プロフィールなど その他気になった点

本作は買い切り型のゲームですが、バトルパス・有料スキンなどの課金システムが存在しています。通貨に名称がついていなくてわかりづらいのですが、バトルパス自体をアンロックするための青い通貨、バトルパスを進めるための緑色の通貨、ゲーム中に様々なアイテムを購入するために用いる無料の水色の通貨、特殊なスキンやバンドルを購入するための有料のオレンジ色の通貨の四種類があります。

とはいえ、あくまでスキンやサッカー場のデザインを変えられるだけで、勝敗に影響するものは一切ありません

カスタマイズの幅は様々あり、体型の変更や顔の形、髪型のセットはもちろんのこと、ホーム及びアウェイでのユニフォームデザイン、背番号、ゴール時のパフォーマンスなど細かく設定できます。『Sifu』でも見たパリッとした質感のモデルが採用されていますが、どう作ってもプロのサッカー選手らしいカッコいいビジュアルになります(逆に言うと、ネタキャラを作ったり、ロールプレイをしたりするのは難しいかもしれません)。

特に大きな問題点はありませんが、先行アクセスの段階ではマッチしても遠くのプレイヤーと遊ぶことになり、ラグが気になりました。このあたりは発売してから好転することを祈りたいですね。

また、Rスティック押し込みによって「ボールをこっちにパスしてほしい」という指示を出す以外に、味方と連携を取る機能がないのも気になりました(ボイスチャットは自動でONになりますが)。あまりにVC前提すぎる作りなので、もう少し指示のパターンがあるとよいのではないかと思います。

他にも、発売時点でクロスプレイに対応していないなど、気になる点もゼロではありませんが、サッカー(フットサル)をPVPマルチに落とし込み、カジュアル層からハードコアゲーマーまでしっかり虜にするゲームデザインに仕上げたSloclapの手腕は相当なものです。スポーツゲームを普段遊ばない人でも熱中できること間違いなしでしょう。


Game*Spark レビュー 『Rematch』 PS5/PC(Steam)/Xbox Series X/S 2025年6月19日

サッカーの醍醐味を濃縮した素晴らしいPVP体験

GOOD

  • サッカーを極限まで削ぎ落とした独自のゲームデザイン
  • 最小限の演出によるスピーディーな展開
  • 充実のチュートリアルによってすぐに上達できる

BAD

  • ボイスチャット以外での連携が弱い
  • 現時点ではマッチングが不安定でラグも目立つ

ドンキーコング バナンザ -Switch2
¥7,755
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)


ライター:各務都心,編集:TAKAJO

ライター/ 各務都心

マーダーミステリー『探偵シド・アップダイク』シリーズを制作しているシナリオライター。思い出の一本は『風のクロノア door to phantomile』。

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編集/いつも腹ペコです TAKAJO

Game*Spark編集部員。『Crusader Kings III』と『Mount & Blade II: Bannerlord』に生活リズムを狂わされ続けています。好きな映画は「ダイ・ハード」、好きなアメコミヒーローは「ナイトウィング」です。

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