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深海探索ACT『棄海:忘れられた深海都市』スイッチ版プレイレポート。美麗で恐ろしき海底世界に秘められた謎を解け

相棒のメカジキロボットと共に海中を大冒険!

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深海探索ACT『棄海:忘れられた深海都市』スイッチ版プレイレポート。美麗で恐ろしき海底世界に秘められた謎を解け
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ハピネットより、Joy Brickと18Light Gameが開発を手がける深海都市探索型アクション『棄海:忘れられた深海都市』のニンテンドースイッチ版が2023年3月7日にリリースされます。

本作は、近未来の海底都市を舞台にした探索アクションゲーム。都市に起きた異変を調査するため、海を護るガーディアンの主人公「プランティー」と相棒のメカジキロボット「ブラント」が、さまざまなモンスターと戦いながら冒険を繰り広げます。

本稿ではそんな『棄海:忘れられた深海都市』のプレイレポートをお届けしていきます。

海底都市の危機!頑張れ新米ガーディアン

本作のジャンルはいわゆる“メトロイドヴァニア系”に当たります。プレイヤーは広大な海中マップを探索し、敵と戦い、隠されたアイテムを見つけたり、強大なボスに立ち向かいながら、さまざまな能力を身に付けて世界を広げていきます。

本作の主人公・プランティーは、誕生日を迎えたばかりの新米ガーディアン。ゲーム本編は、相棒・ブラントと共に海を護るための仕事を学ぶ訓練シーンから始まります。

ここはチュートリアルと言えるパートで、移動・攻撃・探索などの基本操作のほか、回復や装備などの重要な要素を学べます。チュートリアルはかなり丁寧で、ヘルプ項目で再確認することも可能です。

しかし、新米に課せられた訓練は穏やかに終わりません。なんと主人公たちの住むアウトポスト付近に恐るべき巨大魚「ラクシャ」が現れ、全てを破壊してしまったのです。

物語はアメコミ風の演出で展開。

鳴り響く警報の中で何故か他のガーディアンは現れず、プランティーは相棒と2人きりで海底都市「ロイラ」まで行くことに。こうして新人ガーディアンと頼りになる相棒ロボットによる、海中世界の冒険の長い旅が始まるのです。

敵を倒し、己を鍛え、世界を探索!

本作のシステムで最も特徴的な点は「主人公が攻撃能力を持っていない」というところ。攻撃担当は相棒のブラントで、指示を出すことでジャベリンとして相手を攻撃してくれるのです。ストーリーが進めば、チャージアタックやバリアなどの特殊なアクションも使えるようになります。

また、プランティーは敵を回避ですり抜けることで相手に「マーキング」して、攻撃した相手に大ダメージを与えることができます。このマーキングは移動と攻撃キャラクターを分けたことで実現した、攻防一体のシステムとして非常に優秀です。ただし、2人の距離が離れすぎると攻撃ができなくなるため気をつけましょう。

もうひとつの重要な要素が、プランティーが装着可能な「メモリ」です。メモリはいわゆるスキルのことで、移動速度アップやアタック強化などのほか、さまざまな環境に対応できる幅広いバリエーションが用意されています。セーブポイントなどで簡単に入れ替えられるため、状況に合わせて上手く使い分けましょう。

メモリは敵やオブジェクト破壊で獲得できる「スクラップ」で購入したり、マップ内に隠された物を探し出したりすることで入手可能。また、メモリの上限を増やせる拡張スロットを手に入れれば、より多くの強力な組み合わせを楽しめます。


この独特の戦闘システムと豊富なメモリの組み合わせにより、本作のバトルはとても爽快かつ戦略的なものになっています。攻撃方法が変化するような手強いボスが相手になったとしても、動きのパターンを読むだけでなく「スキルの工夫」次第で、大幅に戦いやすくなるのです。

探索範囲がどんどん広がる楽しさ!

本作の舞台となる海底の世界には、人間たちが建設したさまざまな施設が残されていますが、荒廃した変異モンスターたちの棲家に変貌しています。エリアによっては赤潮や毒で汚染されていたり、ドアや瓦礫で塞がれていたりと、プランティー達の旅路には多くの困難が待ち受けています。

もちろんストーリーを進めることで、瓦礫の破壊やサイズ変更などの能力を入手し、これまで行けなかったエリアも探索可能になります。マップを隅々まで探索すれば、ゲームの進行を助けてくれるアップグレードアイテムや、『棄海』の世界観を語る「記録」などのコレクションアイテムを集めることもできます。

筆者は“探索エリアが広がるタイミング”こそが、メトロイドヴァニア系作品を遊ぶ中で最も楽しい瞬間だと思っています。『棄海』は、プレイヤーに「この場所は探索できるようになるんじゃないかな?」と思わせるマップの導線がとても優秀で、ワープポイントも多く、ストレスなく自由に探索できます。

また、ショップではマップ内の便利な施設の位置を表示するアイテムも購入可能。さらに「ステッカー」を購入すると、マップに自分なりの目印を付けられる仕組みもユニークです。

美麗でキュート、どこか不気味な世界を味わいつくせ!

『棄海 忘れられた深海都市』ハピネット公式サイトより

本作のオススメしたい部分として、美麗で独特なタッチのグラフィックを外すことはできません。各種キャラクターはもちろん、ゲーム序盤で出会うことになる「ラクシャ」をはじめとしたモンスターたちのデザインも印象的。キャラクターのアクションも豊富で、見ているだけでもどこか癒やされます。

プランティーはデフォルトでも可愛いのですが、ニンテンドースイッチ版オリジナルの限定スキンはさらにキュートです。セリフを喋らないプランティーは、イベント時などリアクションだけで感情を見せるのですが、その様子もチャーミング。ゲーム内で条件を満たせば、新しいスキンもアンロックできます。

舞台となる海底の世界も微細に描き込まれていて、ときとして壮大に、ときとして不気味にプレイヤーを楽しませます。全体的にどこか寂しいような、海底ならではの「恐ろしさ」を感じさせる雰囲気も本作ならではの魅力。少しずつ海底世界の謎が明かされていくストーリーにも注目です。

本作は日本語に対応しており、翻訳の品質も高め。会話シーンはもちろん、アイテムやキャラクターの説明などもわかりやすく書かれています。


ここまで紹介してきた『棄海:忘れられた深海都市』ニンテンドースイッチ版。探索アクションとして高い完成度で、その上で豊富な戦略性を生む独自の戦闘システムを備えています。雰囲気抜群なグラフィックやキャラクターの魅力も素晴らしく、探索しているだけでも楽しい作品だと思います。

やりこみ要素も多く、メモリやコレクション収集のほか、チャレンジ、ボスラッシュといったモードで自身の腕を試すこともできます。また、簡単なモードから「一度クリアしたことがある人向け」な高難度モードまで4種類の難易度も用意されていて、アクションゲームが苦手でも得意でも自分なりに楽しめるのが嬉しいところです。

とにかく、深海に現れるオブジェクト全般が美しい。

『棄海:忘れられた深海都市』は、ニンテンドースイッチ向けに2023年3月7日発売予定。価格は1,840円です。

『棄海:忘れられた深海都市』 ニンテンドーe ショップはこちら

タイトル:『棄海:忘れられた深海都市』
開発元:Joy Brick Inc./18Light Game
発売元(スイッチ版):ハピネット
著者がプレイした機種:ニンテンドースイッチ
発売日:2023年3月7日
記事執筆時の著者プレイ時間:12時間
価格:1,840円(税込)

(C) 18Light Game Ltd. FunZone Games Ltd. Joy Brick Inc. Licensed to and published by HAPPINET CORPORATION


《Mr.Katoh》

酒と雑学をこよなく愛するゲーマー Mr.Katoh

サイドクエストに手を染めて本編がなかなか進まない系。ゲーマー幼少時から親の蔵書の影響でオカルト・都市伝説系に強い興味を持つほか、大学で民俗学を学ぶ。ライター活動以前にはリカーショップ店長経験があり、酒にも詳しい。好きなゲームジャンルはサバイバル、経営シミュレーション、育成シミュレーション、野球ゲームなど。日々のニュース記事だけでなく、ゲームのレビューや趣味や経歴を活かした特集記事なども掲載中。

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