超強力なヴィランに立ち向かえ!アメコミ風ヒーローたちが戦うカードゲーム『Sentinels of Earth-Prime』の魅力に迫る【デジボで遊ぼ!】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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超強力なヴィランに立ち向かえ!アメコミ風ヒーローたちが戦うカードゲーム『Sentinels of Earth-Prime』の魅力に迫る【デジボで遊ぼ!】

今回は最大5人のアメコミ風ヒーローたちが、協力してヴィランと戦うカードゲーム『Sentinels of Earth-Prime』をお届けします。

連載・特集 プレイレポート
超強力なヴィランに立ち向かえ!アメコミ風ヒーローたちが戦うカードゲーム『Sentinels of Earth-Prime』の魅力に迫る【デジボで遊ぼ!】
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デジボで遊ぼ!」ではボードゲーム要素やカードゲーム要素、テーブルトークRPG(TRPG)要素のある魅力のデジタルボードゲームを特集。今回は最大5人のアメコミ風ヒーローたちが、協力してヴィランと戦うカードゲーム『Sentinels of Earth-Prime』をお届けします。


本作はHandelabra Gamesによって、2023年4月11日にSteamで配信されました。1人の超強力なヴィランを相手に、3~5人のヒーローたちが戦うというCoop型のゲーム構造で、ボードゲーム版は昨年出版されました。

Steam版『Aeon's End』のゲーム画面。

ボードゲームに詳しい方なら、1匹のボス敵相手に1~4人の冒険者たちが挑む人気ボードゲーム『Aeon's End』を思い浮かべるとは思いますが、ゲームコンセプト自体は同じです。「いきなりボス戦。ボスを倒せば勝ち、味方が全滅したら負け」というやつですね。ボスはかなり強いので、勝てないことも多いとは思います。ちなみにSteamでリリースされているデジタル版『Aeon's End』もHandelabra Gamesが開発しています。

前作『Sentinels of the Multiverse』のゲーム画面。

本作の前作となる『Sentinels of the Multiverse』(以降『SotM』)ですが、ボードゲーム版は2011年、Steamのデジタル版は2014年にリリースされました。『Aeon's End』のボードゲーム版は2016年に出版されていますので、『SotM』の方が先輩になります。ただ日本での知名度でいえば『Aeon's End』の方が格段に上でしょう。

本作は『SotM』のスタンドアローン拡張となっており、ルールは『SotM』と同じです。そのため使用するヴィランやヒーロー、環境カード(後述)を相互利用できますし、Steamのデジタル版については、『SotM』やそのDLCを持っていれば、本作でも自動的に利用可能になります(逆に本作のカードを『SotM』で利用することも可能)。早速プレイしていきましょう!

超強力なヴィランに立ち向かえ!

まずは恒例のチュートリアルから。ちなみにチュートリアルとは言っても、説明後は普通にプレイさせられるので、本気でやらないと勝てないでしょう。登場するヒーローやヴィランはすべてオリジナルですが、元ネタは何となくわかる感じになっています。

前作のチュートリアルは「Freedom Four」の4人(元ネタは「ファンタスティック・フォー」)でしたが、今作は新キャラたちによる「Freedom League」の4人。「ジャスティス・リーグ」で見たような方々が並んでいますね。相手となるヴィランは「Argo」です。

早速バトルに切り替わると、前作より画面がすっきりして見やすくなっていることに気付きます。ゲームの進行については、

  1. ヴィランの行動

  2. ヒーローたちが順に行動

  3. 「環境カード」(後述)をドロー

というサイクルになっており、これを「ヴィランのHPが無くなる(勝利)」か、「ヒーローたちのHPが尽きて全滅(敗北)」するまで繰り返します。

ヴィランは一人とは言え、毎ターン自分のデッキからカードをドローし、自身を強化したり、仲間を召喚したりしてきます。召喚した仲間にもHPがあるので、こまめに倒していかないと、どんどん場に敵が増えていって手に負えなくなるという事態にも陥りかねません。

ヴィランのカードドローが終わると、場に置いたカードを順々に解決していきます。まずはArgo自身からの攻撃で、ヒーローたちにダメージを与えていきます。

次にArgoがドローしたカード「Gravity Lance」からの攻撃。HPの一番高いヒーローにダメージを与えるというものです。「Gravity Lance」はHPが10(HPはカード右上に表示、ヒーローは左上)あり、破壊されるまでずっと場に残り続けます。ヴィラン側はとにかく強力なカードが多いですね。

ヒーロースキルを使いこなせ!

開幕から結構なダメージを貰いつつ、ヒーロー側のターンになりました。先頭のヒーローから順に行動していきます。この順番が結構重要なので、ゲーム開始時は良く考えて並べた方がいいでしょう。特に先頭には、全体バフなどを持つヒーローを置くと、戦いを有利に運べます。今回のトップバッターは「Captain Thunder」。ヒーローごとに用意されたカードデッキを使用します。

ヒーローごとの手順ですが、「手札(画面右下に並んでいるカード)をプレイ」→「設置カード(画面中央の列)のプレイ」→「カードを1枚ドロー」となります。手札はダブルクリックで拡大可能。そこから「Play Card」のボタンを押すか、もしくは手札を直接設置カードの列にドラッグすればプレイできます。

カードには「ワンショット(一度のみ使用可)」「装備(設置カード欄に残る)」「攻撃」など様々なタイプがあります。装備カードは早めに設置しておきたいですが、「装備カードの数によってダメージ増加」みたいな嫌らしいカードを持つヴィランもいるので、相手次第といったところです。今回はワンショットカードの「Shock and Awe」(敵1人に3ダメージ。味方は1カードドロー)を使用。

手札のプレイが終わり、次は設置カードのプレイ。現在、設置カードは「Captain Thunder」本人のカードのみなので、これをプレイします。「1ターゲットに1ダメージ。味方一人のカード1枚をプレイ」という能力ですね。味方の「装備カード」などを使って、早めに能力を引き上げてやりましょう。

ヴィランにトドメを刺せ!

ヒーロー全員のターンが終わると、「環境カード」を1枚引きます。いわゆる「ランダムイベントカード」ですね。環境は、市街地や密林など様々なデッキが用意されていて、プレイ前にセットします。今回は市街地デッキ「Free City」を使用。次の環境カードターンまで、ヒーローの被ダメージが1増加するカード「Liberty Dome Held Hostage!」を引き当ててしまいました。

ターンを重ねて順調にArgoにダメージを与えていき、やっとのことでHPを0にできた……と思ったら、第2形態になってHPも増えました。そう、本作のヴィランカードは、HPを0にするとカード裏面の第2形態とも戦わなければなりませんやっと倒したと思ったところで、第2ラウンドが始まるので、結構な絶望感があります。

チュートリアルのサポートも無くなり、最後は実力勝負。仲間たちの能力をフル活用し、何とかArgoの撃破成功!本作では10人のヒーロー、4体のヴィラン、4種類の環境カードデッキがデフォルトで用意されています。また前作を持っている方は、そこで購入したカードも使えますので、いろいろ組み合わせてプレイを楽しんでください(もちろん苦しい戦いにはなりますが……!)。

前作のカードも無駄にならないスタンドアローン拡張

前作のチュートリアルと同じ「Freedom Four」のメンバーとヴィラン、環境カードを使って本作で対決。本作の方が画面が見やすいですね。

本作は前作とルールが同じであり、新カードデッキが追加されたスタンドアローン拡張になるので、前作を楽しめた方は、当然本作も楽しめるでしょう。また本作は前作同様英語のみですが、カード効果が読めればプレイに支障はないかと思います。アメコミヒーローが好きな方、『Aeon's End』が好きな方はぜひ本作をプレイしてみてください。

タイトル

Sentinels of Earth-Prime

開発・販売

Handelabra Games

対象OS

Windows

通常価格

2023年4月11日

リリース日

2,000円

対応言語

英語

ストアページ

https://store.steampowered.com/app/1974290/Sentinels_of_EarthPrime/


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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《渡辺仙州》

歴史・シミュ・ボドゲ好き 渡辺仙州

主に中国ものを書いている作家。人生の理念は「知られていない面白いもの」を発掘・提供すること。歴史・シミュレーションゲーム・ボードゲーム好きで、「マイナーゲーム.com」「マイナーゲームTV」を運営中。著書に「三国志」「封神演義」「西遊記」「封魔鬼譚」(偕成社)、「文学少年と運命の書」「天邪鬼な皇子と唐の黒猫」(ポプラ社)、「三国志博奕伝」(文春文庫)など。

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