少女と船員猫の大海戦タワーオフェンスゲーム『バッカニヤ』艦船のセットアップとクルー管理がキモ!【プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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少女と船員猫の大海戦タワーオフェンスゲーム『バッカニヤ』艦船のセットアップとクルー管理がキモ!【プレイレポ】

本日ご紹介するのはスタジオ最前線とサクセスの大海戦タワーオフェンスゲーム『バッカニヤ』です。可愛らしいネコたちが大勢登場する、ネコ好き必見の海戦アクションが魅力です!

連載・特集 プレイレポート
少女と船員猫の大海戦タワーオフェンスゲーム『バッカニヤ』艦船のセットアップとクルー管理がキモ!【プレイレポ】
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大艦巨砲の戦艦は、男のロマンです。猫要素は、ネコ好きの筆者としてはやはり重要でしょう。少女要素は…まぁいいんじゃないかな?

幼い頃は祖父に戦争の話をあれこれせがんでいたぐらいミリタリー好きの筆者。やれ引き揚げ時の護衛がどうのとか、祖父のいた要塞の様子とか、不確実な戦果判定に基づく楽観論の危険性とか、そういった昔話を目を輝かせながら聴いていたわけです。

そんな筆者ですから、やはり遊ぶゲームもミリタリー系が多いわけで。『太平洋の嵐』や『太平洋戦記』『鋼鉄の咆哮』シリーズなどは特に思い出深い作品と言えるでしょう。

猫要素はもちろん大事です。筆者自身ネコ好きで、ネコからも割と好かれる性格なのです。ゴロゴロ喉を鳴らしつつ寄ってきて、ニャーニャーナゴナゴと長話するのはほぼ日課。滅多に人に懐かないネコすら懐かせる辺り、きっと前世はネコだったんじゃないかとよく言われるほどです。

少女要素は…どうなんでしょうね?まぁ、暑苦しいおじさんよりかはいいんじゃないでしょうか?

本日ご紹介するのはスタジオ最前線とサクセスによる大海戦タワーオフェンスゲーム『バッカニヤ』です。

大いなる災いにより大地が海中に没した世界を舞台に、三人の少女と無数の船員猫たちが船に乗り込み手に汗握る砲戦を繰り広げる本作は、射角や迎角といった異なる性能を持つ各種装備の組み換えや、能力値やスキル適正に応じたクルー管理など魅力的な要素が盛りだくさんとなっています。

獲物を求めて彷徨う海賊にかつて海中生物だった怪物など、一歩港を出るとそこは無数の脅威が蔓延る恐ろしい世界。ですが、例え戦いに負けても挫けずにもう一度。経験を積んでレベルを上げて、能力値を引き上げる消費アイテムでクルーを強化。装備もしっかり見直せば、きっと次は勝てるはずです。

戦艦に少女に猫。的確にツボを突いてきている本作の内容に、少し迫ってみたいと思います。

武器切り替えは的確に!武器セット切り替えや命令によるバフなど熱中するアクション要素

本作では戦闘中に3種の武器セットの切り替えや、様々な特殊効果を有する命令発令といったアクションを行うことが可能です。

武器によって迎角や射角、弾速や射程距離などが異なります。要所要所での使い分けが攻略の鍵です!

対艦特化に対空特化、あるいは両用型など適宜武器セットを切り替えつつ、弾速強化や船体修理といった命令を出し、さらに敵弾を回避する。この様になかなか操作は忙しいですが、ついつい熱中してしまう、そんな戦闘シーンとなっています。

撃破した敵がアイテムをドロップ。急いで回収だ!

敵を撃破すれば、時に装備や船員といったアイテムをドロップします。ですが、回収しないまま戦闘が終わると獲得できないままそのまま海の藻屑になってしまうので要注意です。

また、水上型や飛行型といった艦載機の運用や、ステージによっては友軍NPCとの共闘もあるなど繰り返しの戦闘にもなかなか飽きがこない、そんな作品となっています。

装備に船員に最強を目指せ!艦船のカスタマイズ要素やクルーの強化管理などのやりこみ要素

いくら艦船に武装を載せたところで、砲手がいないとただの飾りです。パイロットのいない艦載機もまた然り。

操艦要員やパイロット、武装の応急修理を担う工作班に医療班、そして各兵装には砲手など、職務に応じて適材適所を心がけましょう。

本作では艦載機にしろ各種兵装にしろ、担当クルー(猫)を配置して初めて稼働するシステムとなっており、かつ対応するステータスに応じて発揮できる性能が変化するようになっています。

言い換えれば、どんなに強力な装備もその実力を発揮するためにはそれに見合った能力を有する熟練クルーが必要なわけです。

カリカリを食べて能力値をUP!もちろんヒトだってカリカリ食べて成長できます。

クルーの育成は戦闘を通じてレベルを上げる以外にも、能力値向上の消費アイテムによる強化も可能です。ですが、戦闘による成長は一部のクルーが有するスキル適正の成長も同時に図れるという点も見逃せません。何事も成長には実践が一番ということですね。

ギルドに異形に神々まで!?テンポよく進む謎多きストーリー

父の残した船を駆り、広い海原での冒険譚と聞けば正直よくある筋書きではありますが、なかなかテンポよく話が進んでいくのは本作の魅力かと思います。

合間合間にイベントシーンを挟みつつ、徐々に明らかになる父の残した船の秘密。交錯する複数の大手ギルドの思惑に、異形と化した娘をもつ謎の科学者。そして、主人公たちの前にチラつく神々の存在。

少々要素を詰め込み過ぎのような気もしますが、先が気になるストーリーが小気味よいテンポで進んでいくのはなかなか快適です。

戦艦に少女に猫と的確にツボを突いてきている本作。ただし、個々の要素は光る物があるのですが、若干、粗さが目立つような気もしました。

ネコや少女といったキャラデザインも可愛らしくてGoodですし、船の兵装などのカスタマイズ要素も悪くないです。でもこうした光る部分があるからこそ、逆に不親切さや説明不足、あるいは演出周りと言った部分での粗さが目立つように思いました。

例えば、敵撃破時のアニメーションは正直地味です。空中の敵の墜ち方にしろ、敵艦船の沈み方にしろ、個人的にはもう少しバリエーションがほしい所でした。空中の敵ならば垂直に回りつつ落ちるとか、徐々に高度を落としつつ落ちるとか、あるいは艦船ならば傾きつつ転覆したり船体中央から真っ二つとか色々表現法はあったのではないかと感じます。

兵装以外にも船体のパーツも交換可能です。
船体パーツが変われば固定兵装も変化します!

あるいは船体のカスタマイズにしても、武器スロットや固定兵装などの変化を表記してくれていたほうが親切なのではないかとも思います。ネコや少女に「大スロット2箇所を固定兵装に換装した近接強化型だよ」といった説明をさせたほうが何かとユーザーフレンドリーですし、表現法としてもおかしくはないはずです。

また、ゲーム進行で使用可能となる各種必殺技も、もう少し丁寧な説明があったほうが嬉しかったです。技切り替えの画面でTIPSみたいな形で具体的な説明があるとベストかと思います。

あと、せっかく色々イベントがあるので、セリフのバックログなどの機能も欲しいところ。ついでに言えば、いろいろ魅力的な世界設定もあるので、用語辞典みたいなのもあるといいなとも思いました。

いやぁ、いろいろ光る部分もある一方で惜しい部分もあったので、今後のアップデートでの大化けを期待したいところです。

スパくんの一言

戦艦に猫に少女!某神拳のように的確にツボを押さえてきている作品スパ!いいところもあるけれど、その分粗さも目についてしまった、そんな作品スパ!…ところでいつになったら救助が来るスパ?もう漂流7日目スパ。今日も空が青いスパ~。

  • タイトル:バッカニヤ(BUCCANYAR)

  • 対応機種:PC(Steam)/ニンテンドースイッチ/PS4

  • 記事におけるプレイ機種:PC

  • 発売日:2023/4/20(PC版は近日発売)

  • 記事執筆時の著者プレイ時間:6時間

  • 価格:PC版 7,100円 PS4/ニンテンドースイッチ版 7,480円

『バッカニヤ』は、PS4/ニンテンドースイッチで発売中。Steam版については、「近日発売」に急遽変更されています。

《K.K.》

SFとオープンワールドとミリタリー系が主食です K.K.

1990年3月の京都府生まれ。ゲーム好きのパソコン好き。ついでに言えば動物も好き。心理学部卒ゆえに人の心がわかると豪語するも、他人の心にはわりと鈍感で、乙女心となるとからっきし。むしろ動物の気持ちのほうがよくわかるが、本人は「尻尾と耳がないからだ」と弁解中。 2022年から「ゲームスパーク」で執筆中。パソコン代の足しにと始めるも、賃金はほとんど課金ガチャに消えている模様。

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