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【お別れ特集】2日後にサ終する『Apex Legends Mobile』。中国で「後継タイトル」が爆誕!?

ゴールデンウィーク期間、サ終直前に駆け抜けてみてはいかがでしょうか。

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【お別れ特集】2日後にサ終する『Apex Legends Mobile』。中国で「後継タイトル」が爆誕!?
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5月2日にサ終してしまう『Apex Legends Mobile』……季節はすっかり春。微かに夏の気配も感じます。これから梅雨入りまで、日本は新緑の季節。人々もどこか陽気になります。

その雰囲気は、『エペモバ』にもしっかり伝わっています。迫るサ終も何のその、今日も『エペモバ』には多くのプレイヤーが集まっています。

そんな最中、海を挟んだ中国では「『エペモバ』復活騒動」が勃発しているようです。

「サボりの道具」としての『エペモバ』

筆者のゲーミングスマホから、チームメイトの声が聞こえます。

『エペモバ』ではいわゆるVC勢のプレイヤーと遭遇することがよくあり、その中にはもちろん日本人プレイヤーも。どう考えても小中学生と思わしき若者が、平日の昼間から『エペモバ』にインしてます。

こらこら、学生はちゃんと学校で勉強していなさい……と説教を垂れるのはいささか場違い。多くの人にとって、『エペモバ』を含めたスマホシューターゲームは「サボりの道具」でもあります。プロのeスポーツアスリートかゲーム実況者か筆者のような野良ライターでない限り、「堂々とゲームをプレイできる時間」は1週間のうち24時間もないはず。それ以上の時間をゲームに費やそうと思ったら、上司や親や担任の先生の目を盗んでこっそりプレイするしかありません。

あるひとつの創作物が人々の「サボりの受け皿」になるのは、結構すごいことです。かつて筆者が執筆していたメディアの編集部員が、「仕事をサボってまで読みたくなるような記事を書いてください」と熱弁を振るっていました。筆者が今書いているこの記事も、世界のどこかにいる誰かが仕事をサボる理由になってくれれば……と本気で願っています。

そして『エペモバ』は、今も「仕事や学校をサボる価値のあるゲーム」として多くの人を興奮の渦に巻き込んでいます。

中国で『エペモバ』復活!?

「『エペモバ』はサ終するべきじゃない!」

その願望は情熱となり、情熱は実行力になります。中国では、なんと『エペモバ』にそっくりのシューターゲーム『高能英雄』が発表されています。

説明によると、このゲームは「APEXM原班團隊」即ち「『エペモバ』のオリジナルチーム」が制作したとのこと。ゲーム性もキャラクターもインターフェースも、『エペモバ』と瓜二つの設計に仕上がっています。ジブラルタルの色違いのようなキャラを見た時は、うっかり失禁してしまうくらいに驚愕しました。

これは盗作なのか、はたまた本当に『エペモバ』のオリジナルチームが関わっているのかは筆者には分かりかねます(サプライヤーは、なんとあのTencent!)。しかしひとつだけ言えるのは、そっくりゲーに5万近くの事前登録が集まってしまうほど『エペモバ』には需要があるという事実。

万が一、『エペモバ』のサ終が撤回されて5月2日以降も存続……ということになれば、そっくりゲーの存在意義は瞬時に吹っ飛んでしまうのではないでしょうか。

まだまだ活発なVC勢

さて、ここで話を戻してVC勢とのプレイについて。

自分の声があまり好きではない筆者は、プレイ中にはマイクを切ることにしています。中には頑としてVCの輪に混ざらない筆者に「あなたもマイクで話しませんか?」と声をかけてくれる人も。それは非常にありがたい申し出ですが、筆者は「聞き専」に徹したいタイプです。

こんな感じでプレイすると、時として罵詈雑言をマイクにぶつけるプレイヤーにも遭遇します。彼は他のプレイヤーを中傷することで日頃のストレスを晴らしているつもりなのでしょうが、オンラインで繋がっている以上誰がそこにインしているのか分かりません。実際、ゲームメディアで執筆しているライターがその瞬間の動画を保存している可能性もあるわけですから……。

どのみち、『エペモバ』はまだ息絶えてはいません。それどころか、非常に活発です。これならゴールデンウィークの暇潰しにも最適ではないでしょうか。5月2日にサービスが終了しますが……。

GWを彩るゲーム

「ゴールデンウィークの暇潰し」と書いてしまうとネガティブな印象を持たれてしまうかもしれませんが、上述の「サボり」と並んで「暇潰し」も極めて人間的な行動です。

日本人全員がGWに旅行へ出かけるわけではなく、むしろ大半の人が自宅で静かに過ごす休暇を過ごすのではないでしょうか。1週間以上に及ぶホリデーシーズンを、ゲーミングPCやPC、Switch、スマホと共に過ごす。それはそれで、優雅で贅沢な休暇じゃないか!

2023年のGWは、たくさんの思い出と共に去り行く『エペモバ』で楽しいひと時を彩る……というのも悪い選択肢ではないはずです。


《澤田 真一》

ゲーム×社会情勢研究家です。 澤田 真一

「ゲームから見る現代」をテーマに記事を執筆します。

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