待望のシームレスアップデート配信『クラフトピア』新ビルドプレイレポ!冒険ゲームとしては大きく進化、しかし旧版ファンには好みが分かれるかも【特集】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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待望のシームレスアップデート配信『クラフトピア』新ビルドプレイレポ!冒険ゲームとしては大きく進化、しかし旧版ファンには好みが分かれるかも【特集】

世界が繋がりRPGとしての冒険&戦闘要素がパワーアップ。

連載・特集 プレイレポート
待望のシームレスアップデート配信『クラフトピア』新ビルドプレイレポ!冒険ゲームとしては大きく進化、しかし旧版ファンには好みが分かれるかも【特集】
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ポケットペアは、国産サンドボックスサバイバル『クラフトピア(Craftopia)』について、最新大型アップデート「シームレスアップデート」をPC向けに2023年6月28日より配信しました。

これまで本作はそれぞれのバイオームをエリア移動で繋げる擬似的なオープンフィールドだったのですが、今回のアップデートですべてのマップがひとつのマップとして繋がる大きな変更を実施。さらに新たな戦闘システムや探索要素など、さまざまな新機能が実装されています。

本稿では、待望のアップデートが実施された新たな『クラフトピア』のプレイレポートをお届けしていきます。なお、旧ビルドのレポートなどは下記をご覧ください。



ゲームの導線がとてもわかりやすく変化

シームレス版になった『クラフトピア』ゲームの導入ストーリーは変わらず、主人公が“とある事情”で一度滅びた世界を再興するため、新たな世界「クラフトピア」を発展させることが目的となります。

まずプレイスタイルや難易度を決定後、主人公は謎の洞窟で目を覚まし、戦闘や採掘、伐採、クラフトといった基本操作を学ぶチュートリアルを行います。その後は洞窟から近くにある村に行き、そこにいるNPC・考古学者カミールと話し、簡単なクエストを受注します。

シームレス後の本作は、カミールのクエストをクリアしていくことでメインストーリーを進行していきます。クエストを進めることで、各バイオームにある塔の復興や、クラフトアイテムが増える「時代進化」に必要なアイテムを入手できる遺跡(ダンジョン)の存在が明らかになっていくのです。

これまでの『クラフトピア』は、ある程度のサポートはあるものの、基本的にゲームが始まったらほぼ自由なサンドボックス要素を楽しむものでした。シームレス版の『クラフトピア』は、明確な目的やクエストが存在し、ゲームとしての導線が非常にわかりやすくなっている印象です。

反面、時代進化などの重要なコンテンツにそのバイオームのボスが持つアイテムを要求されるようになるなど、ゲーム自体がある程度段階を踏んで進めるRPG作品のように変化しています。

ボタンから始まる導入は変わらず。

クラフトの自由度はそのまま!基礎素材も入手しやすく

新しくなった『クラフトピア』ですが、本作の醍醐味とも言える自由な創造力に大きな変化はありません。ゲーム内に登場するアイテムはある程度材料や効果などが調整されているものの、これまで通り素材や装備品、機械など豊富な種類が用意されています。

当然ながら「生き物を酷使して電池を得る発電機」などの装置もあるので、これまで通りさまざまな装置を作り出すことも不可能ではありません。ただし栽培だけは少しだけ導入が難しくなっていますが、こちらも最初の村である程度学ぶことができるので安心です。

また、本作はシームレス版になったことで、マップの資源に大きな変化が起きています。これまでは鉱石などの資源は復活することなく「資源がなくなったら次の世界に移動」するのが基本的な遊び方でした。現バージョンでは、ほぼあらゆる資源が時間とともに復活するようになっているのです。

そのため、序盤から大きな拠点を作りやすくなっています。シームレス化したことでマップは大きく広がっていますが、ファストトラベルができる施設やアイテムも用意されているので、気軽にマップ内を移動できます。集落の存在で前の場所に戻ることにも意味があるので、これは大きな変化です。

ただ、マップが広くなったことで新しいバイオームを見つけることも大変になっています。ただし、そこは『クラフトピア』なので、何もない地面に足場を置いて海を渡るといった自由なプレイも可能です。筆者は「近づくな」と言われた序盤の難所の崖に足場を組んで侵入したりもしています。

どこまでも行けるさ。

生まれ変わった戦闘や冒険にも注目!

シームレスアップデートでの大きな変化のひとつに戦闘システムがあります。これまでは良くも悪くもシンプルな戦闘だった本作ですが、今回から敵モンスターにシールドの概念が登場。シールドゲージを破壊する「シールドブレイク」が重要になっています。

ゲージを削るには攻撃を当てるか、敵の攻撃をタイミング良く回避する「ジャストアタック」などのテクニックを駆使するかなどいくつかの方法があります。これらのシステムによって戦闘に駆け引きが生まれ、より緊張感が増すようになっています。

ゲーム内には片手剣・両手剣・槍・刀・弓・銃・魔法など、さまざまな攻撃方法が用意されています。さらに、スキルを習得することで、技や“二刀流”といった新しい戦闘スタイルも使えるようになります。敵や獣と戦う機会は増えているので、自分なりの得意武器を見つけてクラフトやスキルで鍛えることが重要です。

そのほか、各バイオームで挑むダンジョンでは、これまでにない謎解きや罠が多く待ち受けています。それなりに難しいパズルやギミックも多く、さらに強大なボスも待ち受けているので、事前にしっかりとした準備は欠かせません。

ちなみに、スキル内の「ダブルジャンプ」などは覚えているかいないかで大きくダンジョンや冒険の難易度が変わります。世界が広くなったことでスタミナ管理の重要性も増しているので、クエストやチャレンジ、ステータスアップグレードなどの機会は積極的に利用しましょう。

気ままに拠点を作っていくのが楽しい!

今回ゲームを1から再プレイしたのですが、まず最初に大きくグラフィックが向上しているのを感じました。これはシームレスによって大きくマップ内のデザインが変わり、遠くの世界を見渡しやすくなったことが大きく貢献しているのではないかと思います。

とにかく世界が広大で、さまざまな場所で素材を探したり、隠されたアイテムやチャレンジを見つけたり、村人からのクエストを受けているだけでもどんどん時間が過ぎていきます。そして、ある程度ゲームを進めたところで農耕メインの拠点づくりを始めたことで、さらにゲームに時間を奪われることになりました。

筆者はある場所で鉄鉱石の鉱脈を見つけ、そこに採掘基地を作ることにしました。削岩機で掘った鉱石をアブソーバー(吸い取り装置)でチェストに収納→チェストと炉を繋げて鉄インゴットを製作→自動排出したインゴットをアブソーバーで収納という仕掛けを作りました。あとは寝ているだけで鉄や石がチェストにあふれています。

その後は「この採掘基地と拠点を繋げたいな」と思い、ベルトコンベアで移動通路を作ることに。しかし、電池が足りないので近くの羊を捕まえて自動繁殖&自動発電装置を作ることになりました。こういった仕掛けが簡単に作れるのも『クラフトピア』の醍醐味ですね。

この道を拡げよう。

ただし、拠点を次々と作ることでどうしてもゲーム自体が重くなることも。公式でもアップデート後にGPU/CPU負荷が大きくなる問題を報告しており、現在対応中のようです(2023/7/2時点)。アップデートに関してはリリース時から非常にサポートが厚い開発なので、続報に期待しましょう。

謎の鳥居とかもあるので置きたい。
元々ある家に住むのも悪くないかも知れませんね。

「冒険ゲームとしての進化」はファンの目からどう映るか

発表から2年の時を経て、ついに配信が始まった『クラフトピア』の「シームレスアップデート」。ゲームの根幹部分そのものを変える大型アップデートとして、クラフト&建築面のプレイフィールはゲームらしさを損ねず、よりRPG感が強くなったと言う印象です。

この「RPG感が強くなった」というのは、それなりに評価が分かれる部分だと思います。新『クラフトピア』では、メインクエストをある程度進めなければ時代進化ができないのです。時代進化のためのダンジョンもそれなりに難易度が高く(一部アップデートで緩和)、これまでより少しゲームとして難しくなったのかなと思います。

そのため、面白い施設を作るのも醍醐味の本作なのですが、少しそこに到達するまで時間がかかるようになったと思います。もちろん資源のリスポーンなど遊びやすくなった部分も多いのですが……。個人的にはファストトラベル地点を自分で設定できれば最高だったのですが(これは進行が足りなかったのかも知れませんが)。

これまでの『クラフトピア』は、バイオームの異なる島(マップ)ごとの管理と言う面で、その島という“おもちゃ箱”をいじくり回すゲームだったと思います。その意味で言えば、シームレス化したことで「探検&戦闘&クラフト」のゲームとして進化し、遊んでいて笑いが出るようなカオス感のある「思い出&クラフト」のゲームとしては大人しくなったイメージです。

ちなみに、旧ビルドの『クラフトピア』で遊びたい人はSteamライブラリの「プロパティ→ベータ」からlegacyクライアントを選べばプレイ可能です。新ビルドも旧ビルドも、どちらもプレイヤーの創造力次第でどこまでも面白くなる作品なので、プレイスタイルの好みに合わせて変えるのもいいかも知れません。

旧版のチュートリアル人たちも味わい深いですね。

なお、シームレスアップデートは現在Steam版のみに適用されています。Xboxコンソール版のアップデートの情報に関しては、公式SNSなどをご参照ください。


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《Mr.Katoh》

酒と雑学をこよなく愛するゲーマー Mr.Katoh

サイドクエストに手を染めて本編がなかなか進まない系。ゲーマー幼少時から親の蔵書の影響でオカルト・都市伝説系に強い興味を持つほか、大学で民俗学を学ぶ。ライター活動以前にはリカーショップ店長経験があり、酒にも詳しい。好きなゲームジャンルはサバイバル、経営シミュレーション、育成シミュレーション、野球ゲームなど。日々のニュース記事だけでなく、ゲームのレビューや趣味や経歴を活かした特集記事なども掲載中。

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