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美麗ドット唸るオープンワールドARPG『Hammerwatch II』ハクスラ戦闘&探索の魅力とRPG要素が見事に融合!マルチ関連の今後のアプデにも期待大

新たな『Hammerwatch』は広大な世界を大冒険!

連載・特集 プレイレポート
美麗ドット唸るオープンワールドARPG『Hammerwatch II』ハクスラ戦闘&探索の魅力とRPG要素が見事に融合!マルチ関連の今後のアプデにも期待大
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Modus Gamesは、Crackshellの手がけるアクションRPG『Hammerwatch II』をPC(Steam)向けにリリースしました。

本作は、2013年に発売された『Hammerwatch』の10年ぶりとなるナンバリング続編。プレイヤーは、復活しようとしている邪悪な魔術師の野望を阻止するため、広大なフィールドや無数のダンジョンで探索や戦闘を行いながら、世界を冒険していきます。

アーケードスタイルのアクションだった前作『Hammerwatch』、ローグライトアクションだったスピンオフ『Heroes of Hammerwatch』から一転、本作はオープンワールドアクションRPGとして登場。広大なマップや膨大なアイテム、さまざまな育成システムと、シリーズの面白さにくわえて新たな要素が満載です。

本稿では、10年ぶりの続編となる『Hammerwatch II』のプレイレポートをお届けしていきます。なお、Game*Sparkでは同日に発売されたオリジナル版初代リマスター『Hammerwatch Anniversary Edition』のプレイレポートも掲載中です。


壮大な冒険の続きから物語は始まる

ゲームの冒頭、本作の世界設定と前作の物語がダイジェストで語られます。ただし、このストーリーはオリジナル版『Hammerwatch』で語られることはありません(初代リマスター『Hammerwatch Anniversary Edition』ではストーリーが追記されています)。既存ユーザーも「そんな話だったんだ…」となるところなのでシリーズを『Hammerwatch II』から始める人もまったく問題ありません。

物語は最初の冒険の舞台「ハンマー島」から始まります。前作でドラゴンを倒し、崩れ落ちる城から命からがら地下にある刑務所まで脱出した主人公。まずは5つの職業からプレイヤーのキャラクターを作成します。キャラクターは名前や職業のほか、ポートレートなども変更可能です。

キャラクター作成後、最初に地上に戻るために崩れたダンジョンからの脱出を行います。ここは簡単なチュートリアルのようなもので、戦闘やギミック、本シリーズの重要な要素である「隠し通路の発見」などを学ぶことができます。なお、ここで道を戻れば竜の鱗を回収できるので、取り逃がさないようにしましょう。

無事に地上へと脱出した主人公は、近くの村から船に乗って王国へと戻ろうとするのですが、主人公の冒険中に船長が海賊にさらわれてしまったとのこと。船長を助けるために海賊のアジトを目指しますが、村には多くの人々からのクエストも容易されています。前作でポーションをくれた村人・イスラの姿もありますね。その節はお世話になりました、前作で描かれてないので記憶にないけど。

オープンワールドアクションRPGとなった今作では、基本的にクエストを受注し、世界を冒険しながらクリアしていくのが目的。海賊のアジトで船長を助けてボスを倒すことで「ハンマー島」から新たなマップへの道が開かれ、さらに冒険の舞台が拡がっていきます。

自由な育成で最強のキャラを作り出せ!

プレイヤーはゲーム内で経験値を稼ぐことでレベルアップし、基礎能力とスキルにポイントを割り振ることでキャラクターを強化できます。各スキルには属性や追加効果などを付与する項目もあり、プレイスタイルに合わせた育成が可能です。また、武器や防具の他に6つまでアクセサリーを装備することができます。

装備品にはレア度があり、ダンジョンで拾ったり、町で購入したり、クラフトすることで入手することができます。各種スキルの選択や装備品の選定など、同じクラスでも育成の幅はかなり広い印象です。お金は稼ぎやすいので、装備品などは色々なビルドを試してみるのもオススメです。

注意点としてはキャラクターにはランクシステムがあり、装備品や一部スキルを身につけるための条件があるという点。ランクを上げるためにはゲームを進行させて街にいるトレーナーからアンロックしてもらわなければならず、一定以上のレベルとお金が必要です。

また、敵の数が多く激戦となる本作で大切なのが回復アイテムの存在。ゲームを進めると、ポーションだけでなく料理もできるようになります。料理は気軽に作れる割に効果が高い頼れるアイテム。素材となる野菜と穀物、肉などは拠点にあるものをいくら盗んでも怒られないので安心してください。料理の素材が余ったら売ればお金にもなりますよ。

普段はパンを大量に持っています。

街にはそのほか装備品の効果を付与したり、ギャンブルがあったりと、さまざまな遊びが用意されています。なお、ゲーム内は時間が流れていて、時刻ごとにNPCがいなくなったり施設が使えなくなることも。宿屋で時間を進めることもできますが、一部クエストなどは時間制限もあるので要注意です。

隠し要素の多さは『Hammerwatch』らしさ!

『Hammerwatch』シリーズは、スイッチなどのギミックはもちろん、攻撃して壊せる壁や通り抜けられる壁などの「隠し要素」が満載です。これは単純にシークレットなだけでなくゲームの攻略に重要であるため、シリーズプレイヤーはシークレットを探す癖が付いているといっても過言ではありません。

本作でもこのシークレットを探すことは基本中の基本。先述の通り最初のチュートリアルでも隠し通路を探すことを学べます。シークレットエリアには強力な装備などもあるのでぜひとも探したいのですが、なにしろ広大なマップが醍醐味の今作で探すのは一筋縄ではいきません。

マップ内には木々に隠れた一見わからない場所や、ツルハシで岩を壊した先にダンジョンの入口があることも。もちろんダンジョン内には敵も待ち受けていて、ダンジョンによっては太刀打ちできないような強敵に出くわすことも珍しくありません。幸い本作では、死んでもお金を失うだけでチェックポイントから再開できます(設定変更も可能)。

ダンジョンの中にクエストNPCがいることもあり、世界を探せば探すほどプレイヤーを育てる機会が待ち受けています。ジャンルは少々変わったものの、大量の敵を倒しながらマップを探索し、シークレットを探し出すという『Hammerwatch』の面白さは健在。シリーズの魅力をそのままに、新たに広がった冒険や育成要素が強化されている印象です。

なんとなく墓を掘ったら小さいダンジョンが。

ちなみに序盤から見える「とあるギミック」に関して、その時点ではなにもできません。ほとんどの場所はいつでも再訪できるので、行き詰まった場合はゲームを進めるのも重要です。

マルチプレイの問題は今後解消予定

2023年8月16日に発売された『Hammerwatch II』ですが、現在Steamユーザーレビューは「賛否両論」となっています。否定的なレビューに関しては中国語関連の問題を除けばマルチプレイの仕様についての意見が多く、なかでも「マルチプレイとシングルプレイのキャラクターデータが別(=シングルで育てたキャラでマルチプレイが遊べない)」であったり、マルチプレイのセーブデータがホスト側のセーブデータと紐づいていて不特定多数のプレイヤーとゲームをしながら自キャラを強化していくことができない、という内容が多いようです。このあたりはステージクリア型ACTとしての色の強かった『Hammerwatch』と全く同じ仕様なのですが、RPG的に変わった部分も多い本作ではユーザーに受け入れがたいところもあったようです。

この仕様についてはゲームリリース当初からSteamフォーラムで開発者を交えた活発な議論が行われてきました。その結果として、2023年8月19日に配信されたアップデートのパッチノートにて、今後マルチプレイのセーブの仕様を変更する予定であることが発表されています。

このアップデートでは、いくつかの不具合修正のほか、マルチプレイ時の戦利品の獲得の仕様を変更できる新たなオプションも追加されています。現時点でいくつか不具合も報告されており、筆者もキーマッピングが作用しなくなるなどの現象も起きていますが、開発の手早い対応もあるので今後のアップデートにも期待できそうです。


10年ぶりの続編となる『Hammerwatch II』は、これまでのシリーズの長所を活かしつつ、より壮大な冒険を楽しめるオープンワールドアクションRPGというジャンルに挑戦しています。

ゲームジャンルや一部システムの変更について、人によってはもっとコンパクトな世界の冒険の方が良かったと思うかも知れません。しかし実際に遊んでみるとSteamストアページの「どこか懐かしいARPGをオマージュした」というゲーム性はとても軽快で、ずっと遊んでいられる魅力にあふれています。

また、『Hammerwatch』『Heroes of Hammerwatch』と、マルチプレイが非常に魅力的なゲームだったため、今作の仕様で評価が分かれるのも納得できる部分はありました。ただ、リリースから数日で仕様変更を発表した開発チームの姿勢は高く評価されるべきですし、今後も期待できると思います。

今度の『Hammerwatch』は広大な世界を大冒険!シリーズの面白さも新しい魅力も満点スパ!

タイトル:Hammerwatch II
対応機種:PC(Steam)
記事におけるプレイ機種:PC(Steam)
発売日:2023年8月16日
記事執筆時の著者プレイ時間:13時間
価格:3,544円


《Mr.Katoh》

酒と雑学をこよなく愛するゲーマー Mr.Katoh

サイドクエストに手を染めて本編がなかなか進まない系。ゲーマー幼少時から親の蔵書の影響でオカルト・都市伝説系に強い興味を持つほか、大学で民俗学を学ぶ。ライター活動以前にはリカーショップ店長経験があり、酒にも詳しい。好きなゲームジャンルはサバイバル、経営シミュレーション、育成シミュレーション、野球ゲームなど。日々のニュース記事だけでなく、ゲームのレビューや趣味や経歴を活かした特集記事なども掲載中。

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