サバイバルホラー『Daymare: 1994 Sandcastle』ほぼバイオ風!エリア51の惨劇を生き延びろ【プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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サバイバルホラー『Daymare: 1994 Sandcastle』ほぼバイオ風!エリア51の惨劇を生き延びろ【プレイレポ】

ナイフはもう古い?喰らえ、必殺液体窒素冷凍パンチ!

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サバイバルホラー『Daymare: 1994 Sandcastle』ほぼバイオ風!エリア51の惨劇を生き延びろ【プレイレポ】
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政府が何かを隠しているという真偽不明の話は山ほどありますが、もし本当に怪しい実験を近所の秘密基地で行っていたら、我々のような一般的なゲーマーはどうすればいいのでしょうか。やはり、ゲーマーはゲームを武器に、バーチャル訓練を重ねて最悪の事態に備えるしかありません。

というわけで今回は、2023年8月30日に配信されたサバイバルホラー『Daymare: 1994 Sandcastle(デイメア:1994)』の気になる内容を紹介します。

Daymare: 1994 Sandcastle』とは!?

もうタイトルの時点で初代『バイオ』っぽい。ちなみに、初代『バイオ』の洋館事件が発生したのは1998年。

本作は、Invader Studiosが開発した三人称サバイバルホラーであり、ストーリー的には前作『Daymare: 1998』の前日譚にあたる作品。特殊部隊に所属する主人公が特命を帯びて秘密施設に潜入し、謎の生命体との戦い、そして政府の極秘計画を巡る陰謀に巻き込まれながら真相に迫ります。


また、本作は日本語をはじめとする複数言語に対応しており、フルサポートのコントローラー操作も可能です。

本作における重要人物をワンポイント解説!

◆レイズ

本作の主人公。むさくるしい男社会の中でも冷静を貫くタフな女性です。DIYで最新型のハイテク機械を自作し、同僚のロッカーをハッキングしたり、サプライズと称して発信器を送りつけるなど危ない方のオタクぶりが認められて現場でも後方を担当します。

◆ラデック

上からも下からもタメ口を吐かれる中間管理職で、階級は少佐。刈り上げヘアー、相当な皮肉屋という特徴からアメリカの軍人像を体現する熱い男であり、いざというとき頼りになるかもしれない期待の上司です。

◆ゾンビ(?)

道端の死体が未知のエネルギーによって蘇生され、人を襲うバケモノに変態したもの。通常個体(青)と強化個体(赤)が存在し、謎の浮遊球体が黒幕となって死体を復活させているという以外は、全くもって詳細は不明です。

アメリカの絶対聖域「エリア51」に潜入せよ

オープニングからも分かるように、本作はカットシーンのクオリティだけを見てもかなり力の入った作品です。グラフィックそれ自体も手が込んでおり、小物や背景の細かな質感まで正確に伝わってきます。

一転してプレイパートでは、キャラクターの動きや操作感がやや硬いものの、ビジュアル面はカットシーンとほとんど変わらない仕上がり。そして、本作は戦うホラーすなわちサバイバルホラーであり、謎解きやUIなどの点で某国産タイトルを想起させる部分が数多くあるので、そうしたオマージュを懐かしむのも楽しみ方のひとつでしょう。

冒頭から薄暗い通路を歩かされてホラー感が強いですが、みんなが筋トレをしている横を通り抜けたり、辿り着いた武器庫でいきなり強力な武器を受け取ったのもあって、どちらかといえばバトル要素の方が強いのかもしれません。

そうして最奥の地下ヘリポートに到着すると、相変わらず若干スベり気味の皮肉を垂れ続ける上司のラデック、さらに司令官であるフォスターと合流。政府の極秘計画に関わっている博士と接触し、ブリーフケースを回収する作戦の概要を伝えられます。

ただ、よりにもよって目的地が彼の有名な「エリア51」の空軍基地というのは、なんとも縁起の悪い組み合わせです。

目的地にはすでに別の政府部隊が突入しており、一足遅れる形になった主人公たち。しかし、無人の基地には異様な空気が漂い、何か尋常ではない事態が起きていることが少しずつ明らかになります。まだ敵らしい敵も出てきませんが、この時点でプレイヤーを驚かせるような仕掛けが何度も作動し、不覚にもビックリドッキリの連続でした。

エリア51といういわく付きの場所だけに、宇宙人にちなんだ小物もさりげなく置かれていますが、これが肝心のストーリーにどういう形で介入してくるのか、あるいは敵として登場するのかはまだ分かりません。

ついに邂逅……渾身の冷凍パンチが炸裂

単独行動となった主人公が施設の電源を復旧させると、地図にはない地下施設への道を発見。恐る恐る踏み込んでいくと、道中には先に現地入りしていた別部隊が無残な姿で倒れており、いよいよ敵との遭遇が間近に迫ったことを予感させます。

秘密研究所と思われる地下空間の奥には見慣れない光景が広がっており、離れ離れとなったラデックたちも何者かの攻撃を受け、ついには、主人公の前にも得体の知れない怪物が姿を現しました。

ついさっきまで完全に沈黙していた骸が電気のような強いエネルギーに曝されて蘇り、いわゆるゾンビとも少し違う未知の怪物が出現。主人公に問答無用で襲いかかり、プレイヤーにとっても初めての戦闘です。

システム的にはTPSそのままに、肩越し視点で操作しながら装備している銃で敵を撃ちまくります。初期装備が全自動のアサルトライフル、強力な単発式のショットガンなので攻撃力は申し分ありませんが、敵の動きがかなり速いのもあり、振り返って撃つヒマもなく掴まれる可能性が高いので気を付けましょう。

ここからが本作における本番とばかりに、以降は敵が遠慮なく出てきます。曲がり角から突然に現れたり、計ったように足元から起き上がって取り囲んできたりと油断できません。おまけに、死体を怪物に変異させている謎の球体が倒した敵を復活させたりするので、弾の浪費を抑えつつ確実な撃破を心がけるのが無難です。

ゲームが進むと、謎解きと戦闘補助の用途を兼ねたフロストグリップを入手し、液体窒素を吹きかけて敵を凍らせることが可能です。敵を復活させる厄介な球体も破壊でき、残量は時間経過で回復。さらに凍らせた敵を殴って粉砕することもできるので、弾が尽きても状況を打開する助けになります。

このフロストグリップの万能感が地味に面白く、飛ばしたり噴射したり、謎解きに使う際にもバリエーションが豊富で想像力が鍛えられます。ゲーム開始時に難易度選択もできるので、3Dアクションが苦手な方、ストーリーだけに集中したい方も安心です。

加えて、世界観を把握するためにファイルを収集し、キャラクターの感情が反映されたフレーバーテキストなどを読むのが好きな方は、隠れた要素を見つけ出すスキャナーのことも忘れないようにしましょう。

スパくんのひとこと

まさにバイオ風の正統派サバイバルホラー作品スパ!敵を凍らせて遅くする要素は、某SFホラーTPS寄りかもしれないスパね!

タイトル:Daymare: 1994 Sandcastle
メーカー:Invader Studios/Leonardo Interactive、4Divinity
対応機種:PC/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One
筆者がプレイした機種:PC(Steam
発売日:2023年8月30日
記事執筆時の著者プレイ時間:101分
価格:3,400円


《りおちゃんこ鍋》

ニート10年ゲーム20年の大元帥 りおちゃんこ鍋

一般曹候補として徴兵されて1か月で脱柵後、ラノベ作家を目指すという名目でママの年金を喰い潰し、1秒も働かずに35万のPCを購入。若干8才で『パーフェクトダーク』をクリアし、『コール オブ デューティー モダン・ウォーフェア2』『レインボーシックス シージ』『Apex Legends』など、戦場を渡り歩く根っからのFPS畑。強さだけが全てという当時の業界に感化され、クソゲーとヌルゲーマーを許さない。現在は、エロゲソムリエを自称し、単身DLsiteにて潜入捜査中。好きなバイオは「アウトブレイク」、嫌いなエロゲは「紙芝居」。

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