不評により残念な結末を辿ってしまったオープンワールドサバイバルMMO『The Day Before』ですが、そのゲームプレイトレイラーを9ヶ月かけて真似したゲーム開発者が注目を浴びています。
“無理な約束はしない”という教訓に?
ゲーム開発者のCrimson氏は、「ゾンビサバイバルゲームのトレイラーはどれくらい早く作れるのだろう?」という思いの下、今年3月に『The Day Before』のゲームプレイトレイラー(現在は削除)のパロディ再現を試みました。
一週間以内に完成させるつもりでいましたが、GPUの不調などから挫折してしまった後、アセットを買い足したり開発プロセスをSNSで公開したりして9ヶ月ほど(実時間は160時間ほど)作業を行なっているといいます。
『The Day Before』の失敗について、Crimson氏は「驚かなかった」と述べます。同作が持つコンセプトが成功し、大量のコンテンツが用意されたバージョンを見たかったという思いがあったそうですが、残念ながらそうはいきませんでした。皮肉にも、同作の失敗はこのパロディトレイラーが注目されるひとつのきっかけとなったようです。
トレイラーで予告していたことの多くが実装されないまま終売してしまったことを受け、メディアでは「トレイラーでの約束には注意しなければならない」という論調が高まっています。このパロディプロジェクトは、ある意味で教育・教訓的なものとして作っているようです。
Crimson氏は現在、激しいガンプレイとマーシャルアーツを組み合わせたトップダウンアクションシューター『Suit for Hire』をSteamにて早期アクセス配信中。ゲーム開発者としての同氏の活躍を見たい方は、こちらの作品をチェックしてみてください。