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『モンハンワイルズ』Steamページに「恋愛シミュレーション」のタグがつく…一概に否定もできない現代ハンターたちのモンスター愛

モンスターたちとのたわむれ(狩猟)はむしろ愛情表現。

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『モンハンワイルズ』Steamページに「恋愛シミュレーション」のタグがつく…一概に否定もできない現代ハンターたちのモンスター愛
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12月19日に公開された『モンスターハンターワイルズ』のSteamストアページにて、製品タグに「恋愛シミュレーション」がつき注目を集めています。

◆『モンハンワイルズ』は恋愛シミュレーションゲーム?

誤解なきように説明すると、『モンスターハンターワイルズ』のジャンルはハンティングACT。大自然を舞台に強大なモンスターたちを狩猟する『モンスターハンター』シリーズの最新作で、狩猟したモンスターたちの素材を使って武器・防具を生産し、また新たなモンスターを狩猟するというのが基本サイクルです。一般的に恋愛シミュレーションのイメージはありません。

記事執筆時点の『モンスターハンターワイルズ』の製品タグ画面

ならばなぜ「恋愛シミュレーション」のタグ付けがなされているかというと、これはSteamの「ユーザータグ」システムが理由。タグは開発元だけでなく一般ユーザーも設定でき、複数のユーザーが同様のタグを追加した際にストア上でも反映される仕組みとなっています。

つまり、多くのユーザーが『モンスターハンターワイルズ』を恋愛シミュレーションと定義した結果というわけ。こういった話題作では、ユーザーたちがジョークとして無関係のタグ付けをすることが多々あるため、今回もそのパターンと考えられます。

◆一概に否定もできない、ハンターたちの“モンスター愛”

とはいえ、恋愛シミュレーションを広い範囲で捉えると、一概に「『モンスターハンター』シリーズは恋愛シミュレーションではない!」と否定できないのかもしれません。

2024年で20周年を迎える『モンスターハンター』シリーズは、その長い歴史の中でプレイヤーとモンスターの関係性も着々と築き上げられ、今ではモンスターたちに好意を抱くプレイヤーも少なくありません。

例えば「フルフル」というモンスターは、目と口が退化したせいで口だけしか見えない顔、ブヨブヨとした皮膚に透けて見える血管なども相まった不気味な姿をしているのですが、一部プレイヤーの間では「可愛いモンスター」として有名。

雷を纏う狼モチーフの「ジンオウガ」は腕をダイナミックに振り下ろす攻撃が「お手」と称され、犬のように可愛がられることもしばしば。狐モチーフの「タマミツネ」はその妖艶な見た目から「エロい」という声がよく囁かれるほか、ゲーム内に登場する個体がすべてオスであると公式発表された際にはショックを受ける声もあがったほど(中にはオスでも一向にかまわん!とする声も)。

カッコイイものから可愛いものまで、豊富に増えた登場モンスターたちは今では一大コンテンツとなり、様々なプレイヤーの好みに刺さるモンスターが揃っています。モンスターたちとのたわむれ(狩猟)を愛情表現と称すれば、恋愛シミュレーションと言えなくもないでしょう。

◆昨今はNPCキャラクターたちもより魅力的に

また、モンスターだけでなくNPCたちも魅力的なキャラクターが多数登場。昨今の作品ではストーリーも本格導入され、NPC1人1人がより個性的かつ緻密に描かれるようになりました。

特に前作『モンスターハンターライズ(およびサンブレイク)』では、受付嬢として献身的にプレイヤーを支えてくれる「ヒノエ」「ミノト」や、共に幾度もの激戦を潜り抜けた「フィオレーネ」、(弟子)愛を叫び続ける「ウツシ教官」などに好意を抱き、ロマンスを妄想したプレイヤーも多いことでしょう。

そして、NPCたちと共にクエストへ挑戦できる「盟勇システム」が登場し、彼・彼女たちの存在をより身近に感じられるようになったのも大きな点。共に狩猟へ挑む中で生まれる連帯感や、ストーリーでは見られない意外な一面を見せてくれる姿に、ふと惹かれていくプレイヤーがいるのも無理はありません。


『モンスターハンターワイルズ』は2025年にPS5/Xbox Series X|S/Steamで発売予定。最新作でもプレイヤーが恋に落ちるようなモンスターやNPCたちは登場するのか。予告されている2024年夏の続報が楽しみです。

(C)CAPCOM


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