『崩壊:スターレイル』ピノコニーでは“開拓者”の核心に近づくかも!ver.2.0で広がる“夢の世界”を一足先に遊んでみた【プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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『崩壊:スターレイル』ピノコニーでは“開拓者”の核心に近づくかも!ver.2.0で広がる“夢の世界”を一足先に遊んでみた【プレイレポ】

巡回レンジャー「黄泉」にカンパニー高級幹部「アベンチュリン」、謎の美少女「ホタル」にゴミ箱の「シャターナ」……

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『崩壊:スターレイル』ピノコニーでは“開拓者”の核心に近づくかも!ver.2.0で広がる“夢の世界”を一足先に遊んでみた【プレイレポ】
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※本プレイレポートは『崩壊:スターレイル』ver2.0に関するネタバレを含んでいます。

閲覧の際にはご留意ください。

2月6日に配信される『崩壊:スターレイル』アップデート「ver.2.0」では、新たな目的地「ピノコニー」が登場します。今回はver.2.0事前プレイの機会を得られたので、一足早いプレイレポをお届け!

本記事では、どこかレトロでシュールレアリスムな世界を舞台に、『崩壊:スターレイル』の根幹にかかわりそうな展開も目白押しの「ピノコニー」編の序盤を中心に紹介していきます。既に楽しく遊んでいる方も、これを機に『崩壊:スターレイル』を再開しようという方もチェックしてみてはどうでしょうか。

また、本記事はプレイレポートであるため、ストーリーのネタバレを含んでいます。閲覧の際にはご留意ください。

◆巡回レンジャー「黄泉」にカンパニー高級幹部「アベンチュリン」…密度高すぎるプロローグ!

新たな舞台「ピノコニー」は元々は監獄であったものの、現在は巨大な歓楽街となっている惑星。ここは“夢境”という「夢の世界」が存在していることが最大の特徴です。ピノコニーとそこに構えられている「ホテル・レバリー」で眠りに落ちるときに見る“夢”は、現実とはまた異なる世界を築いているのです。

この「ピノコニー」は、本来は主人公たち「ナナシビト」が「仙舟『羅浮』」の前に目的地としていた場所です。ここはその昔、ナナシビトの数名が“終着駅”として降り立っていた星の模様。その足跡を辿りつつ、彼ら(?)が長命として生きている可能性も探る……というのが、主人公たちの目的です。

以前訪れた世界と違い、火急の問題は起きていなさそう……と思いきや、ピノコニーにたどり着く前に主人公は列車の中で「夢」に入るアクシデントに見舞われます。本来はピノコニーの「ホテル・レバリー」から夢の中に入る予定だったので、完全に想定外。しかも仲間はおらず、ひとりでのトリップです! 夢の世界にいたのは巡回レンジャーの「黄泉」。その声や姿から“雷電枠かも”などと、前々から話題になっていた女性ですね。……早速会えるとは!

主人公が見る夢は非常に示唆的で、予知夢のような雰囲気。黄泉に導かれながらホテル・レバリーの壁を歩いたり、今から出会うであろう人々の幻影と触れ合います。「誰これ!?」「え!? このキャラもピノコニーに向かってるの!?」などと驚きながらも、出口に近づくと黄泉から「私達はどこかで会ったことがあるか?」という意味深な質問が飛び出します。

本作をプレイしているユーザーなら重々承知かもしれませんが、主人公は星核ハンター「カフカ」によって目覚めさせられた存在です。その正体がカフカが「生み出したもの」なのか、また「元となる人間がいたとして、それは誰なのか」などなどは、実のところはっきりわかっていません。

台詞が赤色になるという今までに見たことがない演出でそれらの核心的な話題に触れるのもとても印象的! 夢で交わされた内容は終始意味深でしたが、ファンからすると「なんか気付けそうで気付けない……!」という推察しがいのある内容でした。

この時点でかなりボリューミーな情報量。プレイ時間としてみるなら非常に短くはあったのですが、“これから出会う人々”も夢の中に現れたので「密度たっかい……!」と感じさせてくれる展開でしたね。

そしてようやくピノコニーの「ホテル・レバリー」に到着。ここでは「カンパニー(スターピースカンパニー)」の高級幹部である「アベンチュリン」とひと悶着が起きます。「カンパニー」とは宇宙をまたぐ巨大な企業で、経済にまつわる事柄には大抵絡んでくるような組織です。主人公たちナナシビトとは以前から喧嘩になりそうでならないようで、やっぱりちょっと喧嘩する間柄。巨大企業らしく、各部門の責任者たちで友好的になれるかどうかが分かれそうです。

「アベンチュリン」はベロブルグ復興の際に現れた「トパーズ」の同僚ですが、筆者が感じた印象として「トパーズ」はちゃんと契約を説明した上で人情も考慮して行動してくれそうなのに対し、アベンチュリンはどこか油断なりません。リアルでは絶対会いたくないな……という彼と表面上だけは仲良くなり、無事チェックイン。ピノコニーでは「夢の中(夢境)」に街が広がっているので、「自室で寝て早速夢の中に行こう!」とストーリーが展開していきます。

そして主人公が自室に向かうと部屋は開け放たれており、さっき出会ったばかりのアベンチュリンが待ち構えています。先ほどのアクシデントで「部屋を譲ってあげたから」と恩を着せるようにいうのですが、胡散臭さはマックスで、主人公と話がしたかったようです。なんだかもう厄介ごとのオンパレードだよ! 部屋に盗聴器とか仕込んでないよなアベンチュリン!

主人公に猛烈なプレッシャーをかけてきますが、ここで夢の中で出会った黄泉が現れて窮地を助けてくれます。彼女も彼女で何を考えているのかはまったく分かりませんが……。ミステリアスな彼女ですが、イベント内で“方向音痴”な性格もチラ見せ。理由はありそうですが、地味に可愛らしいですね。

◆『崩壊:スターレイル』の物語が加速する!人々の思惑が交錯する“夢の世界”ピノコニー

2人の来訪者が去った後、やっとピノコニーの本当の姿と言える「夢の世界」に向かうことが出来ました。いきなり空中に放り出された主人公の着地姿が非常にクールです。

「ピノコニー」は夢の世界だけあって、非常にファンシーかつレトロな雰囲気を感じさせてくれます。ざっと見た限りでも、その広さは相当なモノ。『崩壊:スターレイル』特有の“情報密度の高さ”はそのままに、ほぼ全てのギミックが新登場です。かなり広大かつ、全てが目新しいとあって歩くだけでも楽しいですね。

同時に、物語が徐々に核心へと近づいていることまで感じさせてくれます。様々な夢(記憶?)を体験させてくれる「夢境ショップ」では、なんと星神「アキヴィリ」の記憶を追体験することに。「アキヴィリ」は主人公たち「ナナシビト」をかつて司った神。今は亡き存在ですが、星穹列車のナナシビトたちを庇護する(していた)存在です。「アキヴィリ」の記憶は、ぜひ実際に確かめてください。

そして旅には揉めごともつきもの。密入国者と勘違いされていた「ホタル」という美少女を助ける展開が発生し、彼女にピノコニーを案内してもらうことになります。名所案内のかたわら様々なイベントが起きるのですが、筆者の印象に残ったのは助けて貰ったお礼にとご飯をおごってもらうシーン。

「新人芸者ホタルのなけなしのへそくり」「大切に使うとしよう」とフレーバーテキストに書かれたお金を渡されて、自由に何でも買っていいことになるのですが……並んでいるラインナップはこれ見よがしに“全部買えるが、渡されたお小遣いを消費しきる額”……。ホタルが貯めたなけなしのへそくりを「助けてあげた恩」として全部消費するかしないかで、反応が変わるのではないでしょうか? ちなみに筆者は全額つっこみました。

そしてPVなどでも登場が示唆されていた、胡散臭さしかない男「サンポ」も再登場! ベロブルグは長く閉鎖していて、住人は「他の惑星に文明があったことに驚く」レベルなのに、なぜほいほいとピノコニーに来ているのでしょうか……。

前々から示唆されていた「サンポ」関連のストーリーも本格的に動き出しそう……と思ったらいつものサンポで、「ゴミ箱の夢」に入れられる羽目になりました。『崩壊:スターレイル』ですから、ゴミ箱関連はかなり力が入っていますね!

おそらく、今回レポートで取り上げた範疇はまだ序盤……その証拠に戦闘も数えるほどしか体験していません。先に述べた「ホタル」を含めて、ここから話が本格的に展開して、ピノコニーにまつわる謎に関わっていきます。

“密度の高い展開が四方八方から繰り出される……!”というのが筆者のここまでのファーストインプレッション。矢継ぎ早に別軸の展開が飛び込んできて、一切こちらを飽きさせません。

「ヘルタ」「ヤリーロVI」「仙舟「羅浮」」は“現地の人間と触れ合い、問題を解決する”という構成で物語が展開しており、その解決後に様々なストーリーが追加されていきました。しかしピノコニーは初めから“多くの人間の思惑”から物語が展開しています。

それは「黄泉」や「アベンチュリン」といった根幹にかかわりそうなキャラから、街で出会った「ホタル」や胡散臭い「サンポ」……さらにはピノコニーのマスコットキャラ「クロックボーイ」の秘密まで。様々な惑星から多くの人間が訪れる観光地だけあって、多くの組織やキャラクターたちの物語が入り乱れます。

「ヤリーロVI」が星核の脅威に対抗する国の物語、「仙舟『羅浮』」は独特の死生観と相対する因縁の物語だとすれば、今回味わえるのはまさしく人々の欲望や陰謀、そして“夢から発する無意識”についてでしょう。現時点でもかなりの面白い「ピノコニー」編。人々の行動が収束していくであろう先の展開が楽しみです。


『崩壊:スターレイル』はPC/PS5/iOS/Android向けに現在配信中です。


《高村 響》

ゲームライター(難易度カジュアル) 高村 響

最近、ゲームをしながら「なんか近頃ゲームしてないな」と思うようになってきた。文学研究で博士課程まで進んだものの諸事情(ゲームのしすぎなど)でドロップアウト。中島らもとか安部公房を調べていた。近頃は「かしこそうな記事書かせてください!」と知性ない発言をよくしている。しかしアホであることは賢いことの次に良い状態かもしれない……。

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