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“非常に好評”だけど…?ペットショップ経営シム『Exotica: Petshop Simulator』全体的に楽しめるものの残念な部分も【プレイレポ】

本日ご紹介するのはKonrul Gameの『Exotica: Petshop Simulator』です。動物好きにはたまらないペットショップ経営シムです。

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“非常に好評”だけど…?ペットショップ経営シム『Exotica: Petshop Simulator』全体的に楽しめるものの残念な部分も【プレイレポ】
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読者の皆様は動物はお好きですか?筆者は大好きです。なにせ普段動物に関わる仕事をしているほどですからね。365日とは言いませんが、まぁ生き物相手に年末年始やら祝日やらも関係なし。餌やりに清掃作業にちょっとしたスキンシップにと、忙しいながらも苦にせず楽しめるぐらいには動物好きなのです。

本日ご紹介するのは、そんな動物好きにはオススメのペットショップ経営シム『Exotica: Petshop Simulator』です。

様々な魚類に鳥類にげっ歯類などなど、多種多様な動物たちを店頭に並べて売る。言葉にすれば意外とシンプルですが、実際はかなり大忙しです。

汚れた床の清掃から餌やりに飼育場所の環境維持、あと商売だけに在庫の管理と仕入れもしっかりしないとせっかくのお客さんを逃してしまいます。

それに食事が必要なのは店先のペットだけではありません、それを売る人間も同様です。忙しいからと言って飲まず食わずで生活するわけにもいきませんから、適宜買い出しに出かける必要もあります。健康やら栄養なんて気にせずにピザをコーラで流し込んで食事完了、これぞ西洋スタイルの生活です。

街には自宅とペットショップ以外にも色々な店が存在しています。路地でひっそり佇むブラックマーケットにお酒好きにはたまらないクラブ、あとゴキブリレースなる気になる場所も…。たまにはフラッと街を散策してみるのもいいかもしれません。

さてそろそろ開店の時間です。今日も一日可愛い動物たちと一緒に頑張りましょう!

『Exotica: Petshop Simulator』の実内容に迫る!

まずはこちらのタイトル画面を御覧ください。いいですね、可愛い動物がいっぱいです。

次にオプション画面。グラフィック設定にオーディオ設定、あと言語設定を含むゲーム設定などですね。残念なことに本作は日本語には現時点では未対応、作中で長文を読んだりする必要が殆どないのが救いだったりします。

プレイヤー名とショップ名を入力してゲーム開始です。

なんかレトロなTVが自慢のマイホーム

ゲームは自宅から始まります。同時にチュートリアルも開始されますから軽く目を通しておきましょうか。

本作ではタブレットを駆使することとなります。商品の仕入れから店員の雇用、インベントリの管理までタブレットのメニューから行います。

さっそくマイショップへ向かいます、道すがらタブレットから事前に仕入れを済ましておくのもいいかもしれません。というのも本作では発注から現物が届くまで少し時間がかかるのです。なので予め余裕を持った発注と在庫管理が重要となります。

店はレジとシンク、あとちょっとした掃除用具のみとがらんどうとした様子。ここを自分の城もとい店とするべく頑張っていきましょう。

まずは棚の配置からです。本作では展示棚を配置したあと展示用ケージを設置、同じく販売用テーブルを設置したあとに飼育用ケージを並べるといった具合に棚と商品をセットで扱う必要があります。展示用ケージとお客に売る飼育用ケージも異なるものなので仕入れのときに混同しないように注意する必要があります。

また展示用ケージでは動物種に応じて1ケージにつき複数匹を飼育することが可能なので、この点を考慮した上で仕入れを工夫してみてもいいかもしれません。

用意ができればいよいよ待ちに待った開店です。店頭の表示を切り替えて待つこと数分、お客さんがちらほら訪れ始めます。

お客さんは一通り店内を見て回ると、店内のレジの前に移動して呼び鈴をチリンと鳴らします。これが会計の合図なので急いでレジに向かって会計処理を行います。モタモタしているとお客さんは無言で帰ってしまうので、マメに注意を払っておいたほうがいいですね。

本作ではこんな感じで少しずつ商売を進めていくこととなります。

本作を遊んでみた感想なのですが、正直な所作りが荒かったり説明不足な所が気になるなぁというのが率直な感想となります。確かに経営シムとしての面白さ、例えば帳簿とにらめっこしつつ資金の増減に一喜一憂してみたりといった部分は確かにあるのですが、全体的なグラフィックであるとか各種要素の説明不足な点などが気になるのです。

影の描写が気になります、まるで焼け落ちた廃墟にも見えたり…。

特にグラフィック面はせめて動物たちだけでももう少しこだわってほしかったなぁと思いますし、NPCもLOD描写などが荒かったりするのが残念です。

空腹も喉の乾きもこれ1本、ミルクは万能の栄養食品なのです!

例えば食料と空腹などのパラメーター、時間経過で喉の乾きや空腹度などが低下するので適宜食料を買いに出かける必要があるのですが、この要素がどの程度ゲームの面白さに直結しているのか正直疑問なところ。確かに店に籠もってひたすら作業するという単調さ解消に対する要素なのかもしれませんが、2・3日飲まず食わずでも大丈夫という減少速度の微妙な遅さ、またミルク1本で空腹度と喉の乾きの両方を解消できるなどバリエーションに対して効果の差が不明確なのも気になる点だったりします。

例えば店内での作業量に比例して減少するといったシステムであるとか、割高な店への宅配と安価な店頭販売といった選択肢があれば、買い出しに出かけるか粘って作業を行うかといった判断要素が生まれるわけでこうしたゲーム内の諸要素の関係性が微妙に繋がっていない印象があるのです。

謎の特技を披露するバイトのネーちゃん
壁を見つめる客、なにか見えています?

またNPCの挙動もやや不安定で虚空を見つめたりムーンウォークをしたりといった様子は度々確認できますし、個人的にはNPCへの価格や追加販売といった交渉などの要素があればもう少し楽しめるのではないかとは思うところです。

ただ本作は1,500円と安めの価格設定なので、その点を考えればお値段相応なクオリティな気もします。もう少し時間とともに色々と洗練されればひょっとして…と思える作品ではあります。

スパくんのひとこと

動物好きにたまらないペットショップ経営シムだスパ。…もうちょっとグラとか頑張って欲しい気もするスパね。けど、ちょっとずつ資金が増えていくのはやっぱり嬉しかったりするスパ!

  • タイトル:Exotica: Petshop Simulator

  • 対応機種:PC(Steam

  • 記事におけるプレイ機種:PC

  • 発売日:2024年2月7日

  • 記事執筆時の著者プレイ時間:4時間

  • 価格:1,500円


PlayStation 5(CFI-2000A01)
¥66,980
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
PlayStation 5 デジタル・エディション (CFI-1200B01)
¥49,478
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《K.K.》

SFとオープンワールドとミリタリー系が主食です K.K.

1990年3月の京都府生まれ。ゲーム好きのパソコン好き。ついでに言えば動物も好き。心理学部卒ゆえに人の心がわかると豪語するも、他人の心にはわりと鈍感で、乙女心となるとからっきし。むしろ動物の気持ちのほうがよくわかるが、本人は「尻尾と耳がないからだ」と弁解中。 2022年から「ゲームスパーク」で執筆中。パソコン代の足しにと始めるも、賃金はほとんど課金ガチャに消えている模様。

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