ゲームの販売形態が多様化する現代……ユーザーのフィードバックを受けながらじっくり作っていくのもスタイルのひとつとして確立されてきました。いわゆる「早期アクセス」という売り方ですね。
先日、約12年もの早期アクセスを卒業し、正式版がリリースされた『7 Days to Die』を始め、まだまだsteam市場には一定の評価を受けつつも鋭意制作中の作品がたくさんあります。そんななかから、5年以上早期アクセスを続けているゲームを5本探してきました! 是非チェックしてみてください。
『VRChat』 (2017年2月1日リリース)

VRを愛するすべての人にとっての天国『VRChat』。リリースから8年が経過しています。VR機器を持っている人ならとりあえずDLしているであろう本作ですが、実はヘッドセットなどなくとも、ログインして遊ぶことは可能です(没入感はやや低くなってしまいますが)。

独特の用語やマナーを生み出し、SF顔負けの未来感を醸し続けている『VRChat』ですが、まだまだ人気が衰える兆しを見せません。せっかくならこの機会に一度参加してみては?
『Universe Sandbox』(2015年8月24日リリース)

宇宙をシミュレートして楽しむサンドボックスゲーム『Universe Sandbox』。こちらはリリースから8年が経過しています。
特に目的もなく、色々な惑星を観察し、温度や軌道をいじって何が起こるのかを試してみる趣味ソフトです。ちょっと触ってみようと思ったら、意外と時間を吸われてしまった……という声も多いですね。

惑星をド派手にぶっ壊し、宇宙の藻屑になっていく様を眺めることもできます。現実でできないことを楽しむのがゲームやシミュレーターの良いところですが、その極致とも言えるほど壮大な表現をぜひお楽しみください。VRもありますよ!
『BeamNG.drive』(2015年5月30日リリース)

超リアルなドライビングシミュレーター『BeamNG.drive』も、リリースから9年を経て早期アクセス中です。ホイール、サスペンション、エンジンなどを自由に組み替え、理想の車を作り、走らせましょう。
本作の目玉は何と言ってもその破壊表現にあります(人間はシミュレーターと聞くとやりすぎな耐久実験をしたくなる生き物なのです)。

じっくり時間をかけて作った愛車が粉々に壊れていく様は得も言われぬ興奮があります……。へこみひとつ取ってもリアルですね!
『SCUM』(2018年8月30日リリース)

老舗のオープンワールドサバイバルクラフト『SCUM』もリリースから5年が経過しています。しかし、改めて見ると凄まじいタイトルですね……(“Scum”は人間のクズという意味のスラング)。
かなりリアル寄りな質感のオープンワールドで生き残り続けるのが目的の本作。PvE・PvPどちらのモードも存在しており、ゆるくやりたい人も、ドンパチしたい人も共存している感じがあります。

バグの多さなどを指摘され、なかなか評価が定まらない作品ですが、今後も継続的にアップデートを続けていくようなので、見守る意味でもチェックしてみてはいかがでしょうか。
『Project Zomboid』(2013年11月8日リリース)

ゾンビから逃げるオープンワールドサバイバルクラフトをもうひとつ紹介。『Project Zomboid』です。こちらはなんと早期アクセス10年目。『7 Days to Die』に肉薄する勢いですね。
かなりローファイ寄りなビジュアルですが、中身はしっかりハードコア。ゾンビに襲われながら、物資を集めて、少しでも長く生き延びるのが目的です。

「間もなくあなたは、恐ろしい死を迎えることに気がつくでしょう」というナレーションから始まる通り、本作には明確なゴールは存在しません。孤独に耐え、絶望に抗い続ける日々に何の意味があるのか……その答えは生存者ひとりひとりが見出すものなのかもしれません。
昨今は、ゲームがいつどのタイミングをもって「完成」と呼べるのか難しくなってきたところおありますが、Discordコミュニティに所属したり、作者に直接エールを送ったりするのも楽しいものです。早期アクセス卒業後に値上げする作品も増えてきているので、気になっているタイトルがあれば早めに買っちゃいましょう!
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