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『アサシン クリード シャドウズ』開発参加のスタジオが精神的・肉体的虐待で告発される―ユービーアイソフトは「我々はあらゆる形態のハラスメント行為を強く非難」と声明

ユービーアイソフトは、深刻なハラスメントの報道に強い衝撃を受けています。

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『アサシン クリード シャドウズ』開発参加のスタジオが精神的・肉体的虐待で告発される―ユービーアイソフトは「我々はあらゆる形態のハラスメント行為を強く非難」と声明
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ユービーアイソフトは、インドネシアを中心に活動する協力スタジオでの暴力などを含むハラスメントの報道を受けEurogamerを通して声明を出しました。

首絞めに階段からの突き落としに“口撃”も。スタジオCEOの妻による暴虐行為

今回の声明の発端となったのは、インドネシアを中心に活動する協力スタジオBrandoville Studiosにまつわる一連の報道です。

JAKARTAGLOBE.IDTHEGAMERの2024年9月の報道によると、同スタジオのCEOであるKen Lai氏の妻で役員のCherry Lai氏が、スタジオの従業員に対し精神的・物理的両方の暴力行為を行っていたというもので、中には首絞めや階段での突き落としなど、命に関わるほど危険なものもあったとのこと。他にも妊娠中の女性従業員に対し、病院内での労働を求めるなどの過重労働の要求や、その息子の死の3日後には会社の人事部を通じてさらに彼女を追い詰めるようなメッセージを送るなど様々な暴虐行為の数々が報じられています。

今回さらに、TVゲーム業界を主に扱うYoutubeチャンネルPeople Make Gamesが、報道を深掘りする内容の動画を公開。元従業員らへのインタビューでは様々な暴力行為の数々やCherry Lai氏の言うところの“罰”がより過激にエスカレートしていく様子が生々しく語られています。

一連の報道を受け、ユービーアイソフトはEurogamerを通じて声明を出しました。声明によれば「Brandoville Studiosに関する最近の報道を受けひどく動揺している。」とし、「我々はあらゆる形態のハラスメント行為を強く非難するとともに、被害を受けた従業員の心に我々は寄り添う。」としています。

Brandoville Studiosはインドネシアを中心に活動しているアニメーションスタジオで、『アサシン クリード シャドウズ』や『Age of Empires IV』、リメイク版『The Last of Us Part I』などの開発に参加しています。

なお、Brandoville Studiosは昨年2024年に既に閉鎖されており、Lai夫妻は従業員を引き継ぐ形で新スタジオLaiLai Studiosを設立していますが同スタジオの稼働状況は不明。また未確認ながらLai氏自身による香港への逃亡を示唆するメールの存在も報じられています。

昨年7月にはジャカルタ警察による捜査が行われるなど司法も動き出している模様で、詳細は捜査の進展につれて明らかになるものと思われます。



ライター:K.K.,編集:H.Laameche

ライター/SFとオープンワールドとミリタリー系が主食です K.K.

1990年3月の京都府生まれ。ゲーム好きのパソコン好き。ついでに言えば動物も好き。心理学部卒ゆえに人の心がわかると豪語するも、他人の心にはわりと鈍感で、乙女心となるとからっきし。むしろ動物の気持ちのほうがよくわかるが、本人は「尻尾と耳がないからだ」と弁解中。 2022年から「ゲームスパーク」で執筆中。パソコン代の足しにと始めるも、賃金はほとんど課金ガチャに消えている模様。

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