今回は、BitRockGamesが手掛けるPC向けタイトル『悪魔の家 -6 Day Nightmare-』をプレイ!本作は、悪夢の中に閉じ込められた主人公が、家の中を観察して異変を見つけ出して脱出をする、いわゆる『8番ライク』のゲームです。
今回は読者からのリクエストで絵日記で取り上げるタイトルを決めました。本連載では基本的に新作タイトルを取り上げるのですが、本作は実は2024年3月に発売した一年前のゲームなんですよね。
ちょうど一年前の今頃に発売したのと、新作の『隧道』が発売するというタイミングもあり、読者の方がおそらく本作を新作だと勘違いしてリクエストを送ったんじゃないかなあと推理してます。

ちなみに僕が新作ではないことに気付いたのは、ゲームをがっつり遊んで「さあ記事書くか~!」と思ったタイミング、つまり今です。僕も全く気付いていませんでした。
◆異変を見つけたら悪夢から目を覚ませ!

主人公は、とある家の寝室で目を覚ます。一見何の変哲もない部屋のようだが……。

机の上には、ルールについて書かれたメモが置いてあった。異変があった場合はリビングにあるアイテムを使用し、異変がない場合はベッドで眠る。正しい行動を取れば一日ずつ進み、6日目にたどり着ければゴールなのだろう。

寝室には異変は存在しないと書かれているけど、これ自体が異変の可能性もあるんじゃないか?疑いだしたらきりが無いので、その辺は信頼しておいてやろう!

とりあえず寝室の様子もしっかり見ておこう。

寝室の外の廊下には、いかにも異変が起こりそうな写真が飾られていた。写真の男は厳しい顔をしているので、異変が起こった場合はにこやかな顔になるのかな。

階段を降りて一階に行くと……誰か居る!

おじさん!間違い探しゲームに出てきがちなおじさんじゃないか!こっちを凝視してきてちょっと怖い。

リビングの隣の部屋はキッチンか。棚にある瓶や缶の個数が変わりそうだな。テーブルの上には2人分のパスタが用意されている。

先程の戸棚の瓶や缶もそうだけど、こういう個数系の異変はよくあるパターンなのでしっかり覚えておこう。主な部屋はこれで終わりか。意外と広くなさそうだな。

リビングに戻ると、テーブルの上の銃を発見した。「悪夢から目覚める」とメッセージが表示されているので、異変が起こった場合は銃をぶっ放して目覚めろってことだろう。

今日はまだ異変が起きる前の、正解の状態を確認する日だ。ベッドで眠って次の日を迎えれば、異変が起こっているのか起こっていないのか、疑心暗鬼の日々がスタートする。

そして初日を迎えた。寝室を出て一階に降りると……うわ、いきなり異変!

血の足跡は、キッチンの奥の扉へと続いていた。扉の向こうには何が待っているのだろう。

なんて好奇心は出さない。時間経過で怪異が襲ってくる異変なんて、同ジャンルのゲームではよくあるパターンだ。異変を発見したらすぐにパン!だ。

操作説明によると、上下左右の移動と調べるコマンドの他に、走るやしゃがむのコマンドもあった。つまり、何かから逃げたりしゃがんで身を潜めたりする必要があるかもしれないってことだ。異変発見のノルマは果たしたんだし、怖い事態に陥る前にさっさと明日へ行こう。

2日めは、どうやら異変は起こっていないようなので、このままベッドで眠れば次の日にいける。つまり、このままベッドで眠らずにいれば、異変の恐怖に怯えなくてすむんだよな。食料もパスタがあるし、戸棚にも食料があるかもしれない。

ただ、ヨモツヘグイのように、異界の物を口にすると良くないことが起こりそうだな。

3日め、4日めと、異変を発見しては頭に銃をぶっ放す日々を送る。比較的わかりやすい異変が多いので助かるな。

5日めはリビングに人が増えるという、あからさまな異変が起こっていた。「Congratulations!」みたいなノリで拍手をしてくれているけど、今日は最終日じゃないよね?

異変が起こってるから銃で自殺しないといけないんだけど、この感じでぶっ放すのはなんかイヤなんだけど……。

そして迎えた最終日。カレンダーの文字色の変化が、この家とのお別れを物語っている。玄関のドアから外へ出ればゲームクリアだ。

実は、最終日を迎えるまでに何度か失敗して初日に戻されていたので、おじさんとも20日くらいの付き合いなんだよな。僕はもうこの気味悪い家からおさらばするけど元気でね!おじさんにお別れを告げ、玄関のドアノブを回す。

説明をしっかり読まないタイプの僕は、この家のルールを見落としていた。この家のルールは「6日めに玄関から外へ出る」ではなく「異変のない6日めに玄関から外へ出る」なのだ。つまり、異変があれば銃をぶっ放す必要があるのに、異変の有無を確認せず玄関のドアを開けてしまったのだ。

すっかりクリア気分で油断をぶっこいていた僕は、この数秒後、クソデカ悲鳴をあげることになるのだった……。
最初の脱出までが40分ほど、全ての異変を見つけるまでに2時間ほどかかりました。
比較的気づきやすい異変が多かったので、勘が良い人ならストレートでクリアも可能でしょう。見つけた瞬間に気が抜けてフフっと笑ってしまうような異変から、ゾワゾワ~っと来る異変まで様々でした。
総プレイ時間は長くありませんが、ワンコイン以下の450円という低価格なので、お値段以上にしっかり楽しめました。『8番ライク』ゲームを探している方にはぜひおすすめしたい一本です。
今後、絵日記で取り上げてほしいタイトルがあれば、どしどしリクエストください!
『悪魔の家 -6 Day Nightmare-』はPC(Steam)向けに発売中です。
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