
2015年に公開され、ゲーマーからも高い評価を得た短編アクション・コメディ映画「Kung Fury(カン・フューリー)」の続編となる、「Kung Fury 2(Kung Fury: The Movie)」とされる約10分間の映像がオンライン上に流出したことが明らかとなりました。

ぶっ飛びカンフー映画
「カン・フューリー」は、1980年代初頭のマイアミを舞台にした作品です。雷に打たれると当時に、コブラに噛まれて選ばれし者となった主人公カン・フューリーが、現代にタイムスリップしてきた悪のカンフーマスター“カン・フューラー”ことアドルフ・ヒトラーに立ち向かいます。
YouTubeやSteamで無料公開されているほか、本作を基にしたゲーム版の『Kung Fury: Street Rage』がPC(Steam)/PS4/Xbox One/ニンテンドースイッチ向けに配信されています。
続編ではあの有名俳優も出演
「カン・フューリー 2」では、主人公の新たなパートナー役としてマイケル・ファスベンダーが、さらにアメリカ合衆国大統領役でアーノルド・シュワルツェネッガーが出演する模様。流出した映像には彼らの出演シーン含め、前作以上にぶっ飛んだアクションが詰め込まれています。
海外メディアVarietyによれば、監督・脚本・主演を務めるデヴィッド・F・サンドバーグ氏は、今回流出した映像が本物で、一般公開を意図していない内部向けのプロモーション映像であったことを認めたそうです。
「これは内部向けのプロモーション映像で一般に公開される予定はありませんでした。多くのプロットポイントと仮のVFXが含まれているので申し訳なく思っています」


法的トラブルで公開日未定
実は、「カン・フューリー 2」は2020年に投資家との法的問題(制作費未払い)により、ポストプロダクションが一時中断されるというトラブルに巻き込まれていました。
撮影は完了し、ほぼ完成状態であるとしながらも、公開日は未定となっている本作。デヴィッド・F・サンドバーグ氏は、「私たちがこの映画に注いだ情熱をせめて多くの人に見てもらいたい。この映画は過去5年間囚われていましたが、私はこの映画のために戦い続け、真にふさわしい機会を得られるよう尽力することを約束します」と語っています。
