PC版『ARK: Survival Ascended』にて、最新アップデート以降AMD製GPU使用時にフレーム生成が強制有効化されていることが判明しました。
無効化はゲーム内設定では行えず、コンソールコマンドを使用する必要があるとのことです。
AMDの推奨設定を無視? 激重ゲーム『ARK』が低FPS下でフレーム生成を“強制ON”にする謎

テック系YoutuberのzWORMz Gamingは、6月16日に『ARK: Survival Ascended』のベンチマーク動画を公開しました。CPUに「Ryzen 9800X3D」を、GPUは「Radeon RX 9070 16GB」というPC構成となっています。
『Ark Survival Ascended』はその負荷の高さで知られており、それは本動画でも一目瞭然。「1440p・エピック設定・FG有」で50FPS前後、「1440p・エピック設定・FG無」で30FPS前後と、最新モデルと言えどもこの構成では荷の重さは明白です。

そして気になるのが初期状態でフレーム生成が強制有効化されている点。ゲーム内での設定を通じての無効化は行なえず、コンソールコマンドを使用する必要があるとのことで、動画内でもコンソールコマンドを用いて切り替えている様子が確認できます。

中間フレームをGPUを通じて生成することでフレームレートを向上させることが可能なフレーム生成ですが、その品質を高く保つためには生成前の時点で最低でも60FPSを確保することが推奨されます。
AMDの「FSR 3 integration guide」でも、「MINIMUM FRAME RATE」の項目にてフレーム生成を適用する前のフレームレートが60FPSを下回る状況での使用は非推奨とされています。
なお、本動画でも確認できるようにこの条件を満たせるのは「1440p・高設定」ないし「4K・低設定」からとなっています。

フレームレートを大幅に改善できるフレーム生成は非常にありがたい機能ではありますが、強制有効化となると話は別です。今後アップデートを通じて、ゲーム内設定で簡単に切り替えられるようになることを期待するばかりです。
※UPDATE(2025/6/17 21:26):文中の誤りを修正し、再公開しました。コメント欄でのご指摘ありがとうございました。
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