Game*Sparkレビュー:『ファンタジーライフi グルグルの竜と時をぬすむ少女』ボリュームたっぷり、理想的な作業ゲー決定版 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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Game*Sparkレビュー:『ファンタジーライフi グルグルの竜と時をぬすむ少女』ボリュームたっぷり、理想的な作業ゲー決定版

とにかく動かすのが楽しい

家庭用ゲーム Nintendo Switch
Game*Sparkレビュー:『ファンタジーライフi グルグルの竜と時をぬすむ少女』ボリュームたっぷり、理想的な作業ゲー決定版
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2025年5月21日に発売され、その直後から好評を集めた『ファンタジーライフi グルグルの竜と時をぬすむ少女(以下ファンタジーライフi)』。

もともと『ダーククラウド』『ダーククロニクル』、『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』などやり込み要素が豊富なRPGで好評をあつめたレベルファイブですが、近年は『妖怪ウォッチ』シリーズや『レイトン教授』シリーズのイメージが強く、どちらかといえば「子供向けのゲームを作るデベロッパー」という印象を持たれている方も多いかと思います。

が、今作はなかなか大人のゲーマーも楽しめる出来となっていました。今回の記事はそんな『ファンタジーライフi』のレビューをお届けします。レビューにあたって使用したのはSteam版ですので、その点ご留意いただき、読み進めていただけると幸いです。

また、記事執筆に使用したSteamキーはレベルファイブより提供を受けています。

1 多種多様なライフとプレイフィールのよいアクション要素

本作がどのようなゲームかを説明するのはなかなか難しいです。

戦闘し、冒険するというRPG的な要素、素材を収集しものを作るというクラフト要素、それに『どうぶつの森』的な飾り付け要素と本作の楽しみ方は多種多様なものが用意されています。

そのなかでプレイヤーは「ライフ」と呼ばれる職業を使い分けて、その様々な要素を必要に応じてつまみ食い的に遊んでいくことになります。ライフには「採取職」と「制作職」、そして「戦闘職」があり、シングルプレイをメインにする場合は基本的にどれかを特化するというよりもバランスよく様々なライフを触って遊んでいくことになります。

様々ある要素の中で筆者が最初に言及したいと感じたのは、その「プレイフィールの良さ」です。

まずキャラクターを動かすレスポンスが非常によく、移動の自由度がなかなか高いためキャラクターをあちらこちらに走らせているだけで非常に満足度が高いです。「釣り」や「木こり」などのミニゲームも一つ一つシンプルながら夢中になれる出来で、これはコントローラーの振動などが小気味よいという点も大きく寄与していると思います。本作はただ動かしコツコツとやりたいことをやっているだけで楽しく、時間がどんどんと溶けていく作品だと感じました。そしてそれこそが本作の最も素晴らしい点です。

マップを冒険し収集する他、本作では制作系のライフもミニゲームを通じてものを作っていくことになります。さまざまななライフがありますが、基本的に採取系なら採取系、制作系なら制作系でミニゲームの方向性自体は似通っているため、すぐに慣れることができます。

どれも「めちゃくちゃ面白い」というわけではないのですが、小気味よく、また習熟も簡単なためどんどんと遊んでいけます。プレイ時間のうちかなりの割合がこういったミニゲームに費やされることになるため「ミニゲームが楽しい」ということはすなわち「ゲームが楽しい」ということにつながりますし、本作が人気を集めているのはこのあたりの出来が良いからなのだと思います。

戦闘は(筆者は主に『傭兵』を使用しました)非常にシンプルで、「めちゃくちゃ面白い」とか「めちゃくちゃやりごたえがある」という感じのものでもありません。しかし本作においてはそれが悪い方に作用しておらず、そのシンプルさが美点となっています。難しいことを考えずに遊べますし、ゲームをプレイしている最中大きなストレスに晒されることがありませんでした。

細かい部分ですが各ライフのチュートリアルをスキップできるのは本作の素晴らしい点の一つだと思います。

2 膨大なやり込み要素

すべてのライフには個別でレベルがあり、ライフ間でできることが密接にリンクしているため本作にはかなり膨大なやり込み要素があります。少なくとも1人でプレイしている限りはストーリーを走るように攻略するといった遊び方には向いておらず、ちょっとずつライフのレベルを上げ、装備の質を上げ、といった数段階のレベリングを経てようやくちょっと物語が進む、という感じです。いわゆる「作業ゲー」的なプレイフィールが好きな筆者のようなプレイヤーには非常に楽しいですが、せっかちなプレイヤーにはちょっと向いてないかもしれません。

ライフだけではなく、冒険要素も非常にボリューミー。オープンワールドゲーム的なプレイフィールでどんどん探索していける「バカデッカーナ大陸」やランダムダンジョンである「ガチャダンツリー」など、やり尽くすのが本当に大変なほどのコンテンツ量があります。特に「バカデッカーナ大陸」はプレイすることで仲間を増やすことができるため、きちんと探索することでゲーム攻略が簡単になります。

「ガチャダンツリー」は攻略することで報酬がもらえるランダムダンジョンで、通常のダンジョンと違い採集系ジョブの仕事にも活躍の場があるところが特徴です。こちらはストーリークリアの助けになる点は限定的ですし、ややコピペ的で飽きてくるところも大きいので、「好きな人だけがやる要素」でもあると思います。

また「現代」では拠点を作ることができます。筆者はプレイ時間の関係でほとんど最低限しか拠点拡張に手を出せていませんが、拠点を自分好みのものにするためにはかなりの時間がかかるでしょうから、これも「やり込み要素」のうちの一つでしょう。レア度の高いアイテムを収集、制作し、それで自宅や拠点を飾り付けていくのは非常に楽しいゲームプレイですし、筆者もこれから折に触れて本作をプレイすることになると思います。

3 グラフィックやストーリー/不満点など

本作はすくなくともSteam版で遊ぶかぎりはグラフィックはゲームの印象に対し必要十分な美しさを持っていると感じました。ただカメラ距離にはやや難があり、特に「バカデッカーナ大陸」をプレイしている際はもうちょっと遠くまで見える視点までカメラを倒せると快適なのにな、と思いながらプレイしました。マップを開放するための目印が非常に発見しづらいことになってしまっています。(ただし、アップデートで解消されるようです)

ストーリーも現在と過去を行き来する非常に壮大なものですが、子供向けを意識しているのか、テーマに比して大きく込み入ったつくりではありません。ただストーリーが重くなりすぎず、軽快かつコミカルに進行する点は本作の美点でもあるので、これは単に悪い点とは言えないでしょう。個人的に、レベルファイブの作品はシナリオでかなり困惑させられるものも多いのですが、本作では不満という不満を感じることもなかったです。

なお本作は過去と現在を行き来するというゲームの仕様上、ファストトラベルを多様することになるのですが、ファストトラベルごとにちょっとしたムービーが挿入されるため、非常にテンポが悪くなっています。

この点はゲームのボリューム感と表裏一体なところがあるため一概に悪い点と言い切れないのですが、それでも、作業に没頭したいときのテンポが削がれてしまっているとは言えるでしょう。

最後にややネタバレ的な項目になりますが、本作のストーリーの最終局面ではさまざまなライフの力を使い、様々なものを入手したり、作ったりしなければならない場面が存在します。この仕様のため、少なくとも1人で本作を遊ぶ場合は必要なライフをバランスよくレベルあげすることが強いられます。

シングルプレイでは特化した楽しみ方でエンディングを迎えられないというのは、おそらく一部のプレイヤー層にはストレスフルな仕様なのかな、と思います。

総評

本作は筆者のような「作業ゲーム大好き」な人間にとっては理想的なゲームです。

やることが膨大で、やればやるだけ着実に進歩してゆく点、そしてその作業のプレイフィールがよくいつまでもストレスなく遊べる点などが本作の美点であり、現実世界のあれこれを一時忘れ没頭できる要素がいくつも詰まっています。

いくつか不満点も述べましたが、全体でいえばどれも些細ものばかり。レビューを読んで不満点が気にならなさそうだった場合は、ぜひ手にとってプレイしていただきたい、おすすめの一作となっていると感じました。

Game*Spark レビュー 『ファンタジーライフi グルグルの竜と時をぬすむ少女』 Nintendo Switch、 PlayStation 5、 Xbox Series X/S、 Microsoft Windows 2025年5月21日リリース

作業ゲー好きには手放しでおすすめできる

GOOD

  • キャラクターを動かしているだけで楽しい、プレイフィールの良さ
  • 膨大なやり込み要素で飽きさせない
  • チュートリアルがスキップ可能

BAD

  • 遠くが見づらいカメラ
  • ファストトラベルのテンポが悪い
  • ある程度バランスよく遊ぶことを強いられる
ライター:文章書く彦,編集:Akira Horie》

ライター/「ラジオ善意X」聴いてね 文章書く彦

好きなガンダムは∀ガンダム、好きなマンガはレベルE、好きな映画監督はポール・トーマス・アンダーソン、好きなゲームジャンルはオープンワールドものとローグライク(ローグライト)、好きな昆虫はカマキリ、好きなバンドはFUGAZI、好きな作曲家は浜渦正志、好きな小説家はカート・ヴォネガット・ジュニアと舞城王太郎、好きなラッパーはポチョムキン、好きな焼酎は鳥飼、好きなルフィが言ってない言葉は「何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ!(ドン)」、好きな笑い男が書いてた言葉は「or should I?(だが、ならざるべきか?)」。

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Akira Horie

編集/『ウィザードリィ外伝 五つの試練』Steam/Nintendo Switch好評発売中! Akira Horie

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