「自分だけのアパートのレイアウトを設計できるモードも開発中」部屋作りシム『Small Spaces』【開発者インタビュー】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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「自分だけのアパートのレイアウトを設計できるモードも開発中」部屋作りシム『Small Spaces』【開発者インタビュー】

気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Niklas Tomkowitz氏開発、PC向けに5月27日に早期アクセスが開始された部屋作りシミュレーション『Small Spaces』開発者へのミニインタビューをお届けします。

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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Niklas Tomkowitz氏開発、PC向けに5月27日に早期アクセスが開始された部屋作りシミュレーション『Small Spaces』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、限られたスペースの中で居心地のいい部屋を作り上げる、リラックスした雰囲気が特徴のインテリアシミュレーター。東京の小さな一間からニューヨークの無骨なロフト付きアパートまで、小さいながらも様々な特徴を持った部屋の数々へ、自分自身の創造性の赴くままに家具を配置し、居住空間の完成を目指します。日本語にも対応済み。

『Small Spaces』は、1,500円(8月1日までは20%オフの1,200円)で早期アクセス配信中


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?

Niklas Niklas Tomkowitz、30歳です。ベルリン在住で、本作の開発者です。開発は一人で始めましたが、現在は3Dアーティストとイラストレーターがサポートしてくれており、本作を最高のものに仕上げようとしています。

(一番好きなゲームを)選ぶのは本当に難しいです。私はあらゆるジャンルが好きで、たくさんの作品をプレイするからです。しかし、ストーリー重視のゲームは特に心に残っているので、おそらく『ウィッチャー3 ワイルドハント』か『Firewatch』を選ぶでしょう。

――本作の特徴を教えてください。また、そのアイデアはどのように思いついたのでしょうか?

Niklas プレイヤーの皆さんが最初に挙げるのは、美しく雰囲気のある照明とリアルなビジュアルです。次に挙げられるのは、プレイヤーが気づかないうちにデザインの流れに引き込まれると言う点です。本作のコンセプトは、プレイヤーが小さなアパートをデザインし、個々の空間に「誰が住んでいて、何を求めているか」という物語が込められていることです。レイアウトと目標が、直接的にアイデアを刺激するようにデザインされています。3つ目に挙げられるのは、ゲームプレイの奥深さです。より多くの家具やモジュール式アイテムをアンロックすることで、ロフトアパートやモジュール式キッチンを作ったり、素材を使用して美しいタイル、木材の種類、コンクリートなどを配置したりできます。

要約すると、プレイヤーは本作が美しく、瞑想的で創造的な流れに導きつつも、やり込みたい場合はクリエイティブな奥深さがあると言ってくれています。

――本作の開発にあたって影響を受けた作品はありますか?

Niklas 私は『ザ・シムズ』で家を作るのが大好きだったので、この作品は明らかにインスピレーションの源でしょう。しかし、一番大きな影響を受けたのは「Never Too Small」というYouTube番組でした。この番組では、美しくデザインされた小さなアパートが紹介されています。密集した都市部で居住空間のコストが上昇する中、良いデザインはますます重要になり、小さなスペースでも居心地の良い居住空間に変えることができるのです。それが私を刺激しました。

――本作の開発中に一番印象深かったエピソードを一つ教えてください。

Niklas 本作の開発は、当初も今も非常にワクワクするものです。最も興奮したのは、私のチームに3Dアーティストが加わった時で、彼は本作に素晴らしいコンテンツを数多くもたらしてくれました。現在、本作には4つのまったく異なるテーマ(ニューヨーク、ベルリン、東京、そして小さなコンテナハウス)と12のレベル、そして600点を超える家具やオブジェクトが収録されています。

――早期アクセス開始後のユーザーのフィードバックはどのようなものがありましたか?特に印象深いものを教えてください。

Niklas 毎日、プレイヤーの皆さんから温かいフィードバックをいただき、本当に感謝しています。私にとって最も印象深いフィードバックは、プレイヤーの方々が「このゲームが、ストレスやうつ状態の時期に心を落ち着かせ、平和な気持ちにさせてくれた」と言うものです。クリエイティブな活動はリラックス効果や心の落ち着きをもたらす強力な手段だと私は信じており、私のゲームがそれを助けてくれていると聞いて、本当に嬉しく思います。

――ユーザーからのフィードバックも踏まえて、今後のアップデートの方針について教えてください。

Niklas コミュニティからのフィードバックは、開発中および5月の早期アクセスリリース以降、非常に重要な役割を果たしてきました。最も要望の多かった機能は、プレイヤーが自分だけのアパートのレイアウトを設計できるモードです。このモードは現在開発の真っ最中で、今年中にリリースされる予定です。また、今後のアップデート計画を記載したロードマップも公開しています。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?

Niklas はい、本作の配信やコンテンツの作成には大変感謝しています。それが収益化されている場合もです!

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Niklas 日本のコミュニティは、私にとって非常に刺激的でモチベーションを与えてくれる存在です。プレイヤーたちが作る素晴らしいクリエイティブな作品を見るたびに、すべての努力が報われたと感じます。また、日本のメディアによる記事のおかげで、本作が初めて1日で1,000件以上のウィッシュリストを獲得したこともありました。

本作とは関係なくても、私は日本が大好きで、早く訪れてみたいと思っています!(ベルリンでの私の趣味は、新しいラーメン店や寿司屋に行ってみることです) 日本のデザインには深く感銘を受けており、それが理由で本作には東京をアパートのテーマとして追加しました!気に入っていただけると幸いです。皆さんが何を作るのか、本当に楽しみです!

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について

本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に700を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。

ライター:Chandler,編集:Akira Horie》

ライター/バイク乗り Chandler

ゲームと風をこよなく愛する暇人。趣味は多い方だったはずが、最近は家でぼーっとしている時間が増えてきた気がしている

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Akira Horie

編集/『ウィザードリィ外伝 五つの試練』Steam/Nintendo Switch好評発売中! Akira Horie

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