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日本語はないけど…アツい洋ゲー5選!最安値更新の注目作をご紹介【Steamオータムセール2025】

日本語がなくても面白い。ゲーマーがいま注目すべき5つの洋ゲー!

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日本語はないけど…アツい洋ゲー5選!最安値更新の注目作をご紹介【Steamオータムセール2025】
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古来、「秋はSteamオータムセール」と言われます。今年のオータムセールは従来より1ヶ月早まり、もはやウィンターセールの前哨戦ではなく、秋の夜長を涼むのに相応しい時期と言えます。そこで、まだ日本語対応のないホットな5作をお届けします。もちろん、どれも歴代最安値です。

◆『Blue Prince』(25%OFF:2,625円)

昨今、「メトロイドブレイニア」ないし「知識アンロックパズル」と呼ばれるゲームジャンルが隆盛を見せています。古くは『FEZ』、そして『The Witness』『Outer Wilds』『Return of the Obra Dinn』『TUNIC』などなど、アイテムやアクションではなく、プレイヤーが知識を獲得することで進行するゲーム、と言えばわかりやすいでしょうか。昨年、数々のアワードに顔を出した『ANIMAL WELL』もその一作です。

そして、今年生まれたビッグタイトルが『Blue Prince』。日をまたぐたび、間取りが一新される45部屋の屋敷でルーム46を見つけ出すローグライクパズルアドベンチャーです。5×9のグリッドで区切られた屋敷は、ドアを開けるたびランダムに抽選された3つの部屋から1つを選択し、進むことになります。至るところに置かれた文章や隠された暗号からは、屋敷の住民や歴史をうかがい知れ、徐々に秘密が明らかになります。

この新鮮なギミックに加え、過去の名作群に勝るとも劣らないパズルが多彩かつ膨大に埋められており、それぞれが関連を持って一つの物語を描いている点も本作の特筆すべきところ。他言語翻訳は商業的に困難と思われるため、気兼ねなく英語で今プレイしましょう。

◆『FlyKnight』(20%OFF:532円)

ソウルライクとは何か、というのは一概には語りがたい問題です。死に覚え前提の探索および戦闘が根幹となるコンセプトと言えますが、そこに死亡時ドロップした経験値の回収、スタミナ管理が重要となる戦闘、回数制限のある回復アイテムなど様々な要素が付随する場合が多いでしょう。『FlyKnight』は一人称視点のソウルライクで、同ジャンルとしては類を見ない遊びやすさが特徴です。

まず、レベルが存在せず、故にドロップする経験値もありません。また、一人称視点のため距離管理も重要で、かつ部位破壊が可能なためプレイヤースキルが求められます。結果として、レベル上げで攻略するのではなく、繰り返し挑戦しスキルを磨いていくというゲームプレイが実現しています。ゲーム全体の難易度が高いわけではありませんが、雑魚戦ひとつ取っても漫然としたプレイとはいきません。

それなりに複雑なマップには、さまざまな装備が落ちており探索の楽しみもありますが、隠し扉を叩き回る必要はありません。『キングスフィールド』ミーツ『ダークソウル』というプレイフィールを持ちつつ、むやみな高難度に振らず、手軽に楽しめる一作となっています。

◆『Bat to the Heavens』(20%OFF:1,360円)

精密プラットフォームというジャンルは快適な操作性、細かなチェックポイント、高速リトライの追究の果てに『Celeste』を生み出しました。一方で、独特かつ困難な操作性、チェックポイントなしの強烈なペナルティーを有する『Getting Over It with Bennett Foddy』に代表される登山ゲームというサブジャンルも生まれました。『Bat to the Heavens』は両者を合わせ持つ一作と言えます。

主人公に可能なのは左右への歩行と、上下左右へバットを振ることだけ。バットを振る反動により、ジャンプはじめ数多のテクニックを用い、一枚の巨大なマップを頂上まで登り詰めることになります。しかし、ご安心を。要所にチェックポイントがあるため、登山ゲーのように大きく戻されることはまずなく、細かなリトライが可能です。その代わり、容赦ないアクション難易度で、しかもその手順を導き出すにはパズルゲームさながらの思考が求められます。

クリア後もタイムアタックや、広大なマップに隠された数多くの隠し要素を探すメトロイドヴァニア的な味わいもあり、奥深く果てしない一作。救いは、キャラクターが非常にかわいく、いくらでも見ていられることです。

◆『Nubby's Number Factory』(25%OFF:435円)

パチンコローグライトといえば『Peglin』が代表的です。続く作品もいくつかありますが、共通点は一度打ち出せば制御不可能な玉の行方を祈る運要素の強さ、射幸性の高さです。『Nubby's Number Factory』の発明は、盤面を狭め釘を10個程度に制限することでした。結果として、狙いをつけて玉を制御する余地が大きくなり、技術介入度が増しました。さらに、玉一発あたりのプレイ時間が短く、リトライ性が向上しています。

ローグライクといえば破壊的ビルドを組む快感がありますが、本作はアイテム二つ、三つの組み合わせではビルドが完成せず、多めの手数が必要となっています。そのため、狙いのビルドを目指してパーツを揃えながら、しのぐ時間が長めです。そのため数少ない玉をどう打ち込むか、一発一発が判断を要します。昨年大ヒットした『Balatro』もブラインドスキップという選択肢により、意義ある判断の連続が熱いローグライトでしたが、近しい快楽があります。

古き良きWindowsのようなビジュアルや独特のユーモアに満ちた世界観も癖になります。精力的にアプデが続けられていますが、開発者のMogDogBlogは本作のヒットにより先日大学を辞め、ゲーム開発に専念するとのことで、今後も大いに期待できます。

◆『POSTAL: Brain Damaged』(75%OFF:575円)

2025年、『DOOM』は速度を追求したあまり時を超え、スローかつヘビーな『DOOM: The Dark Ages』へ到達しました。それはそれとして、やはりハイスピードに生死を賭けて銃を乱射したいもの。そこで『POSTAL: Brain Damaged』です。なぜ今?『These Sunny Daze』というDLCがリリースされたからです。

POSTAL』ってグロくて下劣でムチャクチャする下品なゲームでしょ?とお思いの方も、ご安心を。本作はFPSに定評ある開発元によるステージ制のブーマーシューターで、堅実な作りです。スライディングとグラップリングによる高速移動、特徴的な各種武器を切り替えて敵を粉々にできます。内容もシリーズ知識は不要のため、本作から入って問題ありません。無論、グロくて下劣でムチャクチャする下品なゲームです。

そして、本編ラストにはなぜか日本語の歌が流れます。癖になるインパクトの強さなので、それを目当てに駆け抜けてもよいでしょう。先には、夏の暑さを思い出せてくれる『These Sunny Daze』が待っています。



ライター:nicolith,編集:みお


ライター/ nicolith

野生でゲームの翻訳をやっています。

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編集/取材も執筆もたくさんやる、半ライター半編集 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。

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