『ポケットモンスター』シリーズ最新作『Pokémon LEGENDS Z-A（ポケモンレジェンズZ-A）』のバトルシステムを彩る「ＺＡロワイヤル」。プレイヤーも参加することになる本大会ですが、作中で“うっかり巻き込まれてしまった可哀そうなNPC”がユーザー間で話題となっているようです。
泣きっ面に蜂？安全管理が不安な事案がゲーム内に
「ＺＡロワイヤル」とは、『ポケモンレジェンズZ-A』の舞台「ミアレシティ」で夜間に開催されるポケモン勝負大会です。プレイヤー含むトレーナーたちはバトルを通じてZからAまでランクを上げ、最強の称号と名誉、そして願いをかなえてもらう権利を目指すことになります。
大会は「ミアレシティ」内に現れる「バトルゾーン」で開催され、日中はただの市街地だった場所は唐突にトレーナーたちの戦場に変化。相手を目視するや否や勝負を仕掛けるトレーナーたちで溢れており、建物の角や街路樹を活かした不意打ちも上等の熱いバトルが展開されます。
ゲームでは冒頭からその情け容赦なさを体験できる「ＺＡロワイヤル」ですが、場所を選ばなければ前ぶれもなく開催される都合か、ショッピングモールを取り囲んで「バトルゾーン」が発生することも。あくまでゲーム的な都合で作中設定的には問題なし…と思いきや、本作にはまさに“不幸にもモール内に取り残されてしまったNPC”がいるようです。
実際に該当の「バトルゾーン」を確認してみると、ショッピングモールの出入り口がホログラムで塞がれており、万が一取り残されてしまった場合は大会が終わる翌朝まで拘束されるため、該当のNPCが呟く「まじか！バトルゾーンに取り残されてしまった……」という台詞からもその絶望ぶりがうかがえます。
あまりにも可哀そうな本NPCですが、海外SNSユーザー間でも注目が集まっており、ゲームがこの事態を想定した台詞を用意していることへの称賛から、“閉じ込められた本人”だけでなく、“ショッピングモール店舗の閉店責任者”という視点から別の絶望を想像する意見など、様々な声が寄せられているようです。
なお、日中にこのショッピングモールを訪れると閉じ込められる前と思しきNPCがおり、“ZAロワイヤルで負けてばかりだから新しい服を買うことにした”という話を聞けます。この人物にとっては敗北から心機一転しようとした矢先の不幸ですが、本作世界の深みを増すちょっとした演出と言えるのかもしれません。
