馬の面を被った人間たちを描くホラーゲーム『HORSES』、Steamにて販売禁止に。開発者とSteamがそれぞれの立場から主張を述べる | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

馬の面を被った人間たちを描くホラーゲーム『HORSES』、Steamにて販売禁止に。開発者とSteamがそれぞれの立場から主張を述べる

Steamで発売停止措置を受けたゲームに対し、開発者とSteamのそれぞれの立場の意見が海外メディアに掲載されています。

PC Windows
馬の面を被った人間たちを描くホラーゲーム『HORSES』、Steamにて販売禁止に。開発者とSteamがそれぞれの立場から主張を述べる
  • 馬の面を被った人間たちを描くホラーゲーム『HORSES』、Steamにて販売禁止に。開発者とSteamがそれぞれの立場から主張を述べる
  • 馬の面を被った人間たちを描くホラーゲーム『HORSES』、Steamにて販売禁止に。開発者とSteamがそれぞれの立場から主張を述べる
  • 馬の面を被った人間たちを描くホラーゲーム『HORSES』、Steamにて販売禁止に。開発者とSteamがそれぞれの立場から主張を述べる
  • 馬の面を被った人間たちを描くホラーゲーム『HORSES』、Steamにて販売禁止に。開発者とSteamがそれぞれの立場から主張を述べる

※注:本記事には「裸体表現」が含まれます。閲覧にはご注意ください。

2025年11月26日、Andrea Lucco Borleraが開発、Santa Ragioneがパブリッシャーを務める2025年12月2日発売予定のホラーゲーム『HORSES』がSteamで販売禁止となったことに対し、海外メディアPCGamerは開発者の抗議声明の紹介とそれに対するValveの声明を掲載しました。

馬を「全裸の人間」として比喩表現するゲームは適切ではない!?結局Steamでは販売禁止に

本作は「馬」を「馬の仮面を被った全裸の人間」として表現し、彼らが家畜のように取り扱われる牧場を舞台に「価値観の逆転と個人の責任の倫理」を描いたホラーゲームです。

本作の公式サイトには「なぜ本作がSteamからBANされたのか?」を説明する長大なページが用意されており、それによると開発者の主張はおおよそ以下の通りです。

  • 2023年6月のストアページ公開前にSteamに最初のゲームビルドを提出したところ、『HORSES』はSteamで配信できないという通知を受けた。

  • 具体的にどこのシーンが問題なのかはSteamからは指摘がなかった。

  • それから2年間説明を求めたが、問題点の説明はなく異議申し立ては繰り返し却下された。

  • 今回の禁止措置は、クレジット決済業者によるアダルトコンテンツの制限とは関係は一切ない。

開発者は何度もSteamにどこが問題だったのかを問い合わせましたが、その度に「Steamで公開すべきでないコンテンツ」のガイドラインへのリンクを示すだけで、結局具体的にどこが問題だったのかはSteamからは指摘されなかったといいます。こういった態度に対し、開発者は「確かなことは分かりませんが、Steamは意図的にポリシーを不透明にすることで、明確なルールに固執する必要をなくし、その時々のプラットフォームにとって最適な判断を行えるようにしていると考えられます」と述べています。

開発者はSteamに提出した最初のビルドに含まれていた「幼い少女が馬(に見立てた成人女性)に乗るシーン」がトリガーだったのかもしれないと述べ、その後登場人物を少女から20代の女性に置き換えた(その方が世界観にマッチしていた)ということですが、その修正後もSteamには審査を拒絶されたといいます。

なお、海外メディアPCGamerではこの件について同メディアがSteamの運営元であるValveへと問い合わせた結果を記載しています。回答の要約は以下の通りです。

  • 2023年に確かに『HORSES』のレビューを行った。

  • 開発者はリリースが数か月後になると述べていたが、ストアページのコンテンツに基づいて我々はゲームの公開ビルドを提出するように求めた。これはストアページのコンテンツがSteamのガイドラインに基づいていない可能性がある場合に発生する。

  • 提出されたビルドをレビューした後、我々はガイドラインに沿ってゲームをSteamでリリースできない理由を開発者にフィードバックした。

  • その後レビューの再考を求められたが、社内コンテンツレビューチームによって徹底的に議論し、本作はSteamでリリースしないことを決定した。

この声明の中でも具体的な配信禁止措置の理由は述べられていません。早期にゲームのビルドを提出することを求めたとありますが、PCGamerはゲームのビルド提出について「通常、アプリのリリースが近づくまで開発者に求められるものではない」と報じています。


『HORSES』は、PC(Epic Games/GOG/itch.io/Humble Store)にて12月2日に5ドルで配信予定です。

《ライター:ずんこ。,編集:Akira Horie》

ライター/石の中にいたいブロガー ずんこ。

ダンジョンの間に挟まれたい系男子。某掲示板でRPGツクールに目覚めその進捗目的でブログを書き始めるも、いつの間にかDRPGが中心の内容に変わっていた。 DRPGと麻雀・ポーカーゲームと元ネタとの差別化が光るフォロワー系ゲームをこよなく愛する。サービス終了したアーケードゲーム『ポーカースタジアム』の公式大会優勝という凄いんだか凄くないんだかわからない肩書きも持つ。

+ 続きを読む
Akira Horie

編集/『ウィザードリィ外伝 五つの試練』Steam/Nintendo Switch好評発売中! Akira Horie

n/a

+ 続きを読む

編集部おすすめの記事

PC アクセスランキング

  1. “痛車”問題で揺れる『Forza Horizon 6』開発元、プレイヤーとの対話が「十分にできていなかった」と声明発表―具体的な内容には触れず

    “痛車”問題で揺れる『Forza Horizon 6』開発元、プレイヤーとの対話が「十分にできていなかった」と声明発表―具体的な内容には触れず

  2. 1日16万円以上のAI費用発生で開発元が悲鳴。『妹に運転を教える』プレイヤー数1か月で20倍に―デモ版早期終了も視野

    1日16万円以上のAI費用発生で開発元が悲鳴。『妹に運転を教える』プレイヤー数1か月で20倍に―デモ版早期終了も視野

  3. おっぱい好きな気持ちは日本も海外も同じ!胸の大きさも形もいじれる“胸スライダー細かすぎ”キャラクリに注目集まる―基本無料MMO『AION 2』ついに正式サービス開始で

    おっぱい好きな気持ちは日本も海外も同じ!胸の大きさも形もいじれる“胸スライダー細かすぎ”キャラクリに注目集まる―基本無料MMO『AION 2』ついに正式サービス開始で

  4. 『AION 2』Steam同接約40万人の大盛況も評価は「賛否両論」―美麗グラやゲームプレイなど評価も課金仕様への不満や昔ながらの作りに不満か

  5. 『ドラゴンズドグマ 2』「ハードモード」ついに追加へ!『ダークアリズン』発売目前大型アプデ―PC版はFSR 3フレーム生成にも対応

  6. 『エースコンバット8』Steam週間売り上げ、有料ソフトのなかで初週1位獲得!全世界ユーザーレビューでも「非常に好評」に

  7. 床にブロックが散乱…見るだけで足に大ダメージを受けそうな苦行系お片付けゲー『色で仕分けるな』デモ版公開!ウィッシュリスト10万件突破の注目作

  8. 『鳴潮』新キャラクター「リリー」が公開!新たな舞台「ネオユニオン」の物語が間もなく開幕か

  9. 【無料公開】“MBTI”ならぬ“DSKB”―自身の隠れた性癖も露わになりそうなドスケベ傾向診断テスト『16 DSKB Types』が話題沸騰中!

  10. Windows同梱だった『3Dピンボール』復活に一筋の光?ユーザーからの希望に部門EVP「検討する」

アクセスランキングをもっと見る

page top