
今も長く続くゲームシリーズも、当然ながら原点となった初代作品があるものです。そこには今とは異なる部分もあるかも知れませんが、脈々と受け継がれる部分が混在しているものだと思います。シリーズファンはそういった“懐かしさ”や“変わらないもの”に、何かしらの意味や懐かしさ、当時の思い出を見出すのかも知れません。
今年開催された「日本ゲーム大賞2025」や「PlayStation Partner Awards 2025 Japan Asia」で受賞した『モンスターハンターワイルズ』。『モンスターハンター』は昨年シリーズ20周年を迎えたことで話題になり、2024年から2025年にかけて多くのイベントや企画も開催されました。
筆者はモンハン歴が長いとはいえず、腰を据えて遊んだシリーズ作品は2018年に発売された『モンスターハンター:ワールド』からでした。本記事では、あらためて初代を振り返ってみる企画として、2004年に発売されたPS2向けの『モンスターハンター』に挑戦してみます!

カプコンのネットワークゲームとして誕生した『モンハン』
『モンスターハンター』が発売されたのは2004年3月11日のこと。本作は、カプコンがネットワークゲームに取り組むプロジェクトとして生まれ、“大きなモンスターをみんなで協力して倒す”というコンセプトが受け継がれています。
本作のネットワークプレイを遊ぶためには、KDDIが提供していたサービス「マルチマッチングBB」に加入する必要があったようです。パッケージの裏側にもオンラインプレイに関する案内が大きく書かれています。なお、同サービスは2011年6月30日をもって終了しています。

もちろんゲームにはオフラインのシングルプレイモードも用意されているので、今も遊べます。ゲームを開始すると、広大な世界を舞台にさまざまなモンスターたちが登場する映像が流れます。映像の後半にはリオレウスの姿と、狩猟を狙う3人のハンターによる戦闘シーンがあり、抜群の演出とともにタイトルが表示されます。かっこいいな!





ちなみにメニュー画面のムービーモードからは、当時のE3で流されたトレイラーも確認できます。こちらはハンターがモンスターと戦うだけでなく、肉を焼いたり、魚を釣ったりと、さまざまな“遊び”を楽しんでいる様子も確認できます。さて、いよいよゲームをスタートしましょう!




まずはキャラクター作成ですが、性別と顔、髪型、ボイスなどを設定可能で、髪の色はRGBで細かく調整できます。遙か21年の時を超えて『モンスターハンター』が始まります。



攻撃操作にビックリ
ゲームはプレイヤーが村でハンターを目指すため、かつて村の英雄と呼ばれた村長の教えを受けるところから始まります。受け取ったお金で最低限の装備を買ってからは、チュートリアルとして戦闘や剥ぎ取り、採集、運搬、肉焼きなどのゲームの基本的な要素をクエストとして進めていきます。
筆者が最初に驚いたのが操作の違いで、攻撃をコントローラーの右スティックで行うというものでした。最初は片手剣が使えるのですが、スティックを上下左右に使い分けることでコンボも可能です。今のモンハンだと基本的な攻撃はボタンなので、いきなりシリーズの変化を感じさせられました。





とはいえ実際に遊んでみると意外と違和感なく、片手剣はもちろん持ち替えた大剣でも、ある程度は扱う事はできました。ただし、なんとなく右スティックは「視点変更」としてイメージしてしまうので、戦闘中にうっかりモンスターの方を見ようとして間違えて抜剣、隙をつかれて大ダメージという展開もありました。
視点変更は十字キーとL1での正面視点への変更で、こちらはかなり苦戦しました。特にモンスターの攻撃でダウンした後の立て直しが難しく、起きた後に相手の姿が見えずに追撃を食らうことも。そういえばロックオン機能とかないんだ……!







たっぷり洗礼を浴びました
チュートリアルを受けながら少しずつ初代『モンスターハンター』の世界の生き方を覚えつつある筆者。ゲームの基本的な雰囲気や効果音、大型モンスター登場演出などは、現行シリーズにも受け継がれているものが多く、最近の作品しかちゃんと遊んでいなくても不思議なほど馴染む印象です。
そんなハンター見習いの自分にも、いよいよ大型モンスター討伐依頼が舞い込みます。その討伐対象はドスランポス。これが記念すべき『モンスターハンター』最初の大型モンスターなのか……!ダウン時に取り巻きのランポスに次々と飛びかかられるなどのトラブルはあったものの、なんとか無事にクエストを達成しました。





強敵との死闘を経てクエストレベルは★3へ。ハンターの自信が出てきたと思いながら、新しいクエストに挑みます。魚竜のキモを集めて納品すればクリアの小型モンスター討伐依頼なら問題ないでしょう。そして新しいステージである砂漠に赴いたハンターですが……。

あっさり負けました。なんだよガレオス強えよ!
まず、砂漠というステージはクーラードリンクが必須で、潜ったモンスターを飛び出させる音爆弾が便利です。その辺りは後のシリーズでも体験しているのですが、ほぼ初期装備の状態で支給品で賄うのは自分の技量では無理でした。倒すのに時間がかかってアイテムがなくなるし、何よりもガレオスの攻撃が痛すぎる……!


狩猟だけでなく採集も大事と学ぶ
あっさりと伸びかけた鼻を折られた筆者。ならばと他の★3クエストでイャンクックに挑むもボコボコにされてしまいます。どうやらここでプレイの見直しが必要だなと思い、あらためて自分の今持っているアイテムなどを見つめ直すことにしました。
まず思ったことは「ハンターはすぐ空腹になる」ということ。クエスト開始時に携帯食料は支給されるのですが、慣れていないこともありクエストが長引くのでとても足りません。酷いときには走ることすらできない状況です。なるほど、だから肉を焼くのが大事なんだなと、道具屋で肉焼きセットを購入しました。



そしてアイテムが足りない問題は回復でも同様です。こちらもクエスト開始時に応急薬が支給されますが、大型モンスターとの戦いではとても足りません。そのため薬草とアオキノコで回復剤を作らなければならないのですが、手持ちはほぼ皆無。今のシリーズは採集に関してかなり便利になってるんだろうとしみじみ実感しました。
そのため、比較的簡単な小型討伐や採集クエストを受けて、まずはマップ内で採集しまくることに。とりあえずは回復と鉱石など戦闘と強化に必要な素材を集めて回ります。アオキノコは思った以上に手に入りづらい!あとメラルーは自分のゲームからいなくなって欲しい……!あとオトモアイルーって最初はいなかったんですね。





クエストと採集を繰り返し、素材を売ったお金で防具も新調。武器も大剣に変更して再び自分を挫折させたクエストに挑み、今度は無事に成功。イャンクックも討伐しました。その後は武器の強化などにも取り組みつつドスガレオスも討伐(とても苦労しました。砂漠は嫌い)、★4以降のクエストにも臆せず挑んでいます。俺、ハンターになってきてる!




今から21年前に誕生した『モンスターハンター』シリーズは、今も多くのプレイヤーに愛されています。今回シリーズ後期作くらいしかまともに遊んでいない筆者が初代作品をプレイしたのですが、一部の操作系統などに驚きはしたものの、準備と製作と狩猟という、基本的な要素は変わらないのかもな、と思いました。
とは言ってもやはり現行のシリーズに比べればシステム的に不便なところが多いのは否めません。これは当時の容量や、シリーズを重ねてきたからこそ進化してきた部分なのも理解しています。あらためて原点の作品をプレイしたことで気付かされたことや、当時のゲーマーたちの盛り上がりなどを想像するのも楽しいものです。



惜しむらくはネットワークプレイができないことで、街への移動や一部のクエストなどのコンテンツを体験することはできませんでした。筆者もプレイしているシリーズ作品ではフレンドと遊ぶのが楽しいので、オンライン周りの進化というのは本当に大きなものだと思わされます。
シリーズ最新作『モンスターハンターワイルズ』向けに2025年12月16日に配信された最新アップデートでは、新たに「巨戟龍 ゴグマジオス」が登場。こういった過去シリーズのモンスターがどんどん追加できるのも、長年続くシリーズならではの強みですね!













