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【音楽×JRPG】『FF9』と『FF7』などへのオマージュが溢れたネオクラシックRPG『People of Note』開発者インタビュー&デモ版プレイレポ!

音楽ジャンルが世界を分断する“ノート”を舞台に、ポップ歌手の卵が冒険するターンベースRPG。クリエイティブディレクターが語る「私自身が世界一のターン制バトルファン」の熱意と、古き良きJRPGへの深いオマージュを徹底解剖。

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開発元Iridium Studios、パブリッシャーAnnapurna InteractiveによるターンベースRPG『People of Note(ピープル・オブ・ノート)』が4月7日にPC(Steam / Epic Games Store) / PlayStation 5 / Xbox Series X|S / Nintendo Switch 2向けにリリース、本日2月19日からデモ版が配信されます。

音楽がストーリーと戦闘のテーマとなっており、『FF9』や『FF7』にインスパイアされたゲームのSteamデモ版先行プレイと、開発者インタビューの機会をいただいたので、本稿ではプレイレポとインタビューをあわせてお届けします。

『People of Note』は、音楽ジャンルごとに国や都市が分かれている世界“ノート”が舞台です。(例:主人公はポップの国出身、デモ版はロックジャンルによる分断とカントリーミュージックによる襲撃を受けている町の物語。)

ゲーム性は初代PlayStation時代のJRPG作品へのインスパイアが溢れています。クリエイティブディレクターのJason Wishnov氏は『FF9』、『FF7』、『FF10』、『クロノ・クロス』、『すばらしきこのせかい』などをインスピレーション元にあげており、斜め見下ろし型のフィールド、ターン制バトル、『FF7』のマテリア風のアビリティカスタマイズなど、随所に古き良きJRPGの雰囲気を醸し出しています。

音楽が支配する世界“ノート”とポップ歌手の卵の旅

主人公の“ケイデンス”は“ノートワージー・ソングコンテスト”への出場に憧れるポップ歌手の卵ですが、コンテストに参加するにはバンドを組む必要があり門前払いされたので、バンドメンバーを探してノートを旅し、 謎の脅威“Harmonic Convergence”に立ち向かうというストーリーです。

デモ版を起動すると難易度選択画面。筆者は最高難易度を選んでみました。『People of Note』にはリズムゲー要素もあるので、ゲームスタート前にキーを押すタイミングの音合わせがあります。

諸々の設定を済ませてストーリーを始めると、ポップの国出身のケイデンスがロックとコラボしようとロックの町“デュランディス”にたどり着いた製品版の第2章から始まります。

ロックの町と一括りにしていますが、デュランディスはいくつものエリアに分かれており、エリアごとにメタルやパンク、グランジなどそれぞれのロックジャンルが幅を効かせており、各エリア間はジャンル派閥抗争が起きている状態。 さらに、カントリーの“ホームステッド”が襲撃してきており、町が一丸となって立ち向かうこともできないという状態。

そして、襲撃の現場に居合わせたケイデンス、デュランディス出身でかつてロック界のレジェンドだった“フレット”がパーティを組み、ホームステッドとのバトルがスタート。

音楽ジャンルが鍵を握るターン制バトル

戦闘では、「ターン」は“スタンザ”、「行動回数」は“タイム・シグネチャー”といった専門用語に置き換えられています。しかし、基本はプレイヤーと敵が交互に行動する古典的なコマンドバトルであるため、RPG経験者であればスムーズに慣れることができるでしょう。

『People of Note』の戦闘の特徴は“ミュージックスタイル”という音楽ジャンルとプレイヤーキャラの関係性。 簡単に言うと、各キャラの属性(ジャンル)が強化される有利ターン。 そのときのミュージックスタイルと合うキャラはアビリティの効果が50%アップします。ミュージックスタイルは1スタンザごとに切り替わり、次にどのジャンルが強化されるか2スタンザ先まで表示されます。

各キャラに「すばやさ」はないため、誰が攻撃するかの順番は自分で決められます。 基本的には1キャラにつき1回行動ですが、たまに数回行動できるボーナスがあり、ボーナス時は誰に何回行動させるか自由に選べます。

『People of Note』のもう一つの特徴は、攻撃時やアビリティ使用時にタイミングよくキーを押すQTEがあること(難易度で無効化も可能)。リズムゲーム的な要素とも言えます。タイミング評価はPerfectからPoorまであり、評価が高いほど与えるダメージや回復量が増えます。 たとえば、フレットの攻撃アビリティの「ヘドバン」は15~19ダメージというように幅があります。

一定スタンザで強化されるボスとリソース管理の重要性

最初の戦闘はチュートリアルですがその次の強制戦闘は連戦かつボス戦。 これがちょっと強い。

ごめんなさい、見栄を張りました。3回全滅しました。まさかゲームに慣れていない状態でいきなり負けイベントと錯覚しかけたボス戦が始まるとは覚悟していませんでした。

なぜ全滅しまくったかというと、最高難易度ということもありますが、『People of Note』のボスはスタンザが経過するごと“クレッシェンド”ゲージがたまって強化されていきます。 さらに取り巻きx2も一緒にでてきてこいつらもボスといっしょに強くなっていき、ボスは1スタンザ2回行動でデバフと単体+全体攻撃、取り巻きは全体攻撃と単体攻撃をしてきます。

フレットは単体回復アビリティを持っていますが、アビリティを使うには1ターンごとに1回復するBPを消費せねばならず、回復アビリティのコストは3と少し重め。 ちゃんとHPとリソース管理をしながら戦いつつ、最大ダメージを出すために“ミュージックスタイル”と攻撃時の音ゲーをしっかりプレイすることでボスを撃破。

戦略がうまくハマったときの気持ちよさはまさにRPGの強敵を倒した時のソレ。

『FF7』のマテリア風カスタマイズと装備の「ダジャレ」

デモ版にはもう一人ボスがいますが、正直こいつのほうが圧倒的に強かったです。その理由は2つ。最初の理由は装備を更新していなかった点。

『People of Note』は武器、防具、アクセサリ、アビリティ、アビリティ補助の5項目をカスタマイズできます。 デモ版の初戦闘前にショップに寄ってケイデンスの装備を整えておけばよかったですね。

武器は攻撃力の他にセットできるアビリティとアビリティ補助の数が決まっています。これはインスパイア元『FF7』のマテリアそのものですね。

ちなみに装備の名前は「シュア・シング58」、「ジョニー・B・フード」、「ローリング・ストーン」など音楽ファンなら思わずクスリとしてしまうダジャレだらけ。 装備が整ってくるデモの途中からは、アビリティ発動のたびにHPが回復したり、戦闘開始時からBPが最大など、優秀なアクセサリが出てくるので、敗北する要素は全くありません。

合体技「マッシュアップ」がもたらす戦闘の優位性

最初のボス戦を終えてフレットが正式加入すると、異なる音楽ジャンルをコラボさせる合体技“マッシュアップ”が使えるようになります。 これは敵に攻撃を受けると溜まるゲージを消費して放つ強力な攻撃なうえ、マッシュアップ使用後も通常行動が取れるために、1スタンザでの攻撃の手数が増えます。この「マッシュアップ」の有無も、最初のボスの方がもう一体のボスよりも強く感じられた理由の一つです。

デモ版では2人だけのマッシュアップしか使えませんが、製品版では3人以上のマッシュアップが使えるようになるとのことです。

古めかしい探索と音楽ジャンルに合わせた没入感

マップ探索は古き3DのJRPGらしさ全開。視点は固定、シンボルエンカウント制、ちょっとした謎解きギミックや詰将棋のようなバトルを用意しているNPCなどがいます。 ミニマップがないので、町の構造に慣れるまでは迷いやすかったり、移動する機会が多いにもかかわらず、移動速度が終始ゆっくりな点は改善を期待したいところです。

探索中におもしろいのがBGM。音楽に注力している作品だけあり、『People of Note』のBGMはそのジャンルに合わせた曲が用意されています。グランジエリアのBGMは「ニルヴァーナ」を彷彿させるコードが流れており、思わず笑みがこぼれました。デモ版をプレイし終わったあとに「ニルヴァーナ」を久しぶりにめちゃくちゃ聴きました。

音楽にこだわっている部分は各キャラのキャスティングにも表れています。 『People of Note』はミュージカルシーンもあり、ケイデンスは駆け出しのキャラということで 、通常ボイスパートは声優を、歌唱パートはニューヨークの新進気鋭のアーティストが務めています。

一方、フレットは伝説的な人物ということで、『FF14』の作曲やFF14の公式バンド『THE PRIMALS』のメンバーであるジェイソン・チャールズ・ミラー氏がどちらのパートも務めています。

二人に加えて、製品版ではEDMの国出身で自信満々のナンバーワン女性DJながら、ステージを降りると一気に自身を喪失する深刻なインポスター症候群に悩まされている“シンシア”、ヒップホップの国の王子でありながら、国の運営より自分の音楽と友人との時間を好む“ヴォックス”が加入します。もちろん、彼ら二人のキャスティングにも強いこだわりが感じられます。

さらに、メインパーティではないですが、他にもプレイできるキャラクターもいて、それぞれに音楽ジャンルが設定されているようです。


デモ版は2体目のボスを倒し、新しいEDM特化の町に向かうところで終了。 クリアまではおおよそ60分~90分ほどとなっています。

今回触れられたストーリーは、元々はロックという一つのジャンルから始まった町が、時の経過とともにジャンルによる対立と分断が進んだという部分だけですが、ロックファンとしては惹かれるものがありました。他の町では一体どのようにして音楽ジャンルとストーリーと戦闘をリンクさせるのか気になります。

一部古めかしい部分はありますが、古き良きJRPGへのインスパイアと音楽への思いなど、Iridium Studiosが作りたいものを作ったという意思が伝わってくるデモでした。

次ページではクリエイティブディレクターのJason Wishnov氏とのインタビューの模様をお届けします。


ライター:いーさん,編集:Akira Horie》

ライター/絶滅危惧種アメリカ在住ライター兼YouTuber いーさん

YouTubeやりつつ様々な媒体で執筆中

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Akira Horie

編集/『ウィザードリィ外伝 五つの試練』Steam/Nintendo Switch好評発売中! Akira Horie

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