Innerslothは運営するインディーゲーム開発向けファンド「Outersloth」における契約書の全文を公式プレスキットページにて公開しました。
契約書公開でより開発者にフレンドリーな業界目指す

人狼風非対称型対戦ゲームの大ヒット作『Among Us』の開発元として知られるInnerslothですが、2024年6月にインディーゲーム開発者を対象としたゲームファンド「Outersloth」の設立を発表。開発者が持続可能かつ自由に開発を行えるよう、友好的な条件でのサポートを目指すとの理念のもと、これまで24タイトルの作品へ資金提供を行い、『CLICKOLDING』や『Mars First Logistics』発売を迎えた多くの作品が高評価を収めています。
今回の契約書の公開はファンド設立時に掲げた、他のファンドやパブリッシャーを含めより開発者にとって有利な条件が基準となるよう働きかけるとの目的を実現する手段としてのものだといい、この情報が今後の開発者と支援者間での議論の一助となることを願っていると表明。5万ドルから200万ドルの資金提供幅から、発売後7年間という限定のもと、提供資金の回収までは純利益の50%、回収以降は15%という収益に関する取り決めまで赤裸々に明かされました。
複数の支援形式が業界の健全化に繋がると熱弁
一方で海外メディアGameDeveloperが報じた記事によると、今回の契約書公開にあわせて行われたGDCでの講演にて、Outerslothのコミュニティディレクターを務めるVictoria Tran氏はファンドが「必要以上のマーケティングサポートの提供は行っていません。」と発言。応募者の中にはそういったサポートへの期待を示す開発者も多いとしながらも、あくまでファンドであり、パブリッシャーとは違った立場であることを明確にしました。
またそれを踏まえ、あくまで選択肢の一つとして自分たちが存在しているとの認識を示しあうとともに、それらの条件を契約に関わる全員が把握できているかの「雰囲気チェック」が重要であると強調。サポートに重点を置いたパブリッシャー的な支援の在り方も大いに歓迎すべきで、複数の支援形式があること自体が「現状の契約を見直し、持続可能な業界を築く方法を考え直すきっかけとなる。」と語っています。










