
JRPG『Chained Echoes』を手掛けたドイツのデベロッパー、マティアス・リンダ氏は、本作のパッケージ版が生産されていないことをめぐり、パブリッシャーのFirst Press Gamesを訴訟準備中であることを明かしました。海外メディアkotakuが報じています。
Steamでは「非常に好評」、日本語にも対応のドイツ産JRPG『Chained Echoes』
『Chained Echoes』は2022年にリリースされたRPGで、インディーデベロッパーであるマティアス・リンダ氏が一人で7年の歳月をかけて開発しました。三国での争いが続く広大な「バランディス大陸」を舞台に、プレイヤーはさまざまなロケーションを探索するだけでなく、メカスーツを装着しての戦闘も特徴です。
本作は16bitスタイルのグラフィックやシナリオ、奥深いターン制のバトル、やりこみ度の高さなどあらゆる要素が評価されている作品でもあり、Steamでのユーザーレビューは総数7,265件(記事執筆時点)のうち、88%が好評と「非常に好評」の評価を受けているほか、PC版のメタスコアは「91」を記録しています。
2019年にはKickstarterによるクラウドファンディングが行われ、Paypalとあわせて約16万ユーロの支援を獲得。ストレッチゴールにはコンソールのパッケージ版リリースや、日本語対応といった目標も設定されていました。
さらに、2025年にはDLCとして「Ashes of Elrant」もリリースされています。
「PS4以外のパッケージ版が生産されていない」―パブリッシャーFirst Press Gamesの訴訟を準備中

そんな『Chained Echoes』を手掛けるリンダ氏は、3月11日にKickstarterの投稿を更新。本作のリリースされる予定であったパッケージ版について、「パブリッシャーのFirst Press Gamesから、PS4以外のパッケージ版が何も届いていない」現状を告白しました。
リンダ氏はFirst Press Gamesとの契約を解消し、訴訟の準備を進めている段階だといいます。なお、法的な理由によりこれ以上の詳細を語るのは難しいとコメントしています。
海外メディアkotakuは本件について、First Press Gamesは過去にも他のインディーデベロッパーとの間で製品に関わるトラブルが何件もあったことに言及。さらに、パッケージ版が生産されていないにも関わらず、First Press Gamesのストア上でパッケージ版が注文できてしまうことも指摘しています。
Kickstarterの支援者に対しては二通りの補償方法があるといい、一つは訴訟の後、新たなパブリッシャーを見つけ次第パッケージ版を提供する選択肢。またはPaypalを通じた払い戻しで、First Press Gamesのストアでアップグレードを行った場合にも補償の対応となるようです。(単独での注文は対象外)
一方のFirst Press Gamesでは2024年の12月に、ニンテンドースイッチ版のカートリッジが入荷したことをブログにて公開していますが、それ以降の音沙汰はないようです。さらに、リンダ氏はリリースの予定時期から2年以上経過していることを指摘しています。









