
ソニー・ホンダモビリティ(SHM)は、開発を進めていた第1弾モデル「AFEELA 1」および第2弾モデルの開発・発売を中止すると発表しました。
Honda電動化戦略の見直しが直撃
SHMは2022年9月の設立以来、ソニーグループとHondaの技術・知見を融合した高付加価値EVの開発・販売を目指してきました。しかし、2026年3月12日に発表されたHondaの四輪電動化戦略の見直しにより、当初の事業計画においてHondaからの提供を前提としていた技術やアセットの活用が困難な状況に。これを受け、両モデルをこれまでの企画通りに商品化することは難しいと判断、今回の中止決定に至ったとのことです。
すでに「AFEELA 1」を予約していた米国カリフォルニア州のユーザーに対しては、預かっている予約金の全額返金手続きをすみやかに開始するとしています。今後の事業の方向性については、引き続き両親会社と協議を続けていく方針です。
"PS リモートプレイ車内搭載"も白紙に

これにより、AFEELAへの「PS リモートプレイ」搭載計画も消滅へ。SHMはかつて、ソニー・インタラクティブエンタテインメントが提供する「PS リモートプレイ」を、世界初の車載エンタテインメントとしてAFEELA 1に導入することを発表していました。車内エンタテインメントシステム(IVI)から直接操作し、自宅のPS5/PS4本体にリモートアクセスしてゲームをストリーミングプレイできるというもの。車室に搭載された高画質ディスプレイと高品質サウンドシステムで、本格的なゲーム体験を車内で楽しめるとされていました。駐車中はもちろん、長距離移動時に同乗者が楽しめる車内エンタメとしても期待されていた同機能ですが、今回のAFEELA 1中止により、その実現は事実上白紙となった形となります。
「移動空間を感動空間へ」―その夢は続くか
SHMはAFEELAのコンセプトとして「移動空間を感動空間へ」を掲げ、エンタテインメントとモビリティの融合を追求してきました。PSリモートプレイの車内導入はまさにその象徴的な取り組みであり、川西泉社長(兼COO)も「最先端テクノロジーで人の感性や行動へ働きかけるモビリティの革新を実現する」と語っていました。今後の事業方針は未定とされており、ソニーとHondaの協議次第では新たな形での展開もありえます。
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