
Digital Extremesが開発・運営を手がける基本プレイ無料オンラインシューター『Warframe』。そんな同作を「プレイヤーが1人でもいれば作り続ける」とDigital Extremesのコミュニティディレクターであるミーガン・エヴェレット氏が海外メディアPCGamesNの取材に答えています。
Steam同時接続数でゲームの人気を測ろうとする近年の風潮への懸念が発言の背景か

近年、リリースされたゲームの人気度を測る指針として「SteamDBで確認できるユーザーの同時接続数」が話題を呼んでおり、リリース直後にも関わらずこの数値が低いと人気がないゲームだ……とみなす傾向が(特に海外で)強くなっています。海外メディアThe Gamerは、「失敗作のSteam同時接続数のトラッキングサイト」が生まれたことを報告しました。
そんなプレイヤー数で作品が成功か失敗かを判断するのにウンザリしたのか、Digital Extremesのクリエイティブディレクターを務めるレベッカ・フォード氏は3月10日に、「次の『Warframe』(本作に登場するバイオ装甲のこと)のリリースは「Player Count(プレイヤー数)」という名前にして検索結果を汚染し、議論から身を守ろう」というジョークポストを投稿しました。
この発言は炎上状態となり、Digital Extremesのコミュニティディレクターであるミーガン・エヴェレット氏もPCGamesNの取材に対し「レベッカをSNSから追い出さなくては」とジョークを飛ばしましたが、同時に現状の「プレイヤー数で優劣をつける傾向」については非常に厳しいことを認めており、「同じジャンルか似たようなゲームが10万本(無数)もある中でゲームを出すのは、まさに戦いです。『Warframe』がリリースされた13年前は、無料プレイのSFルーターシューターゲームはあまりなく、上手くいきましたが、今それを再現しようとするのはほぼ不可能です」と述べています。
そしてエベレット氏は、ゲームにおいて重要なのはユーザーとコミュニケーションを取り続けることだといいます。
プレイヤー数に関する議論は興味深いけれど、同時にイライラさせられるものでもあります。SteamDBを見て「もう終わったゲームだ」なんてコメントをする人がいるから。ついさっき、とあるインディー開発者が自分のゲームが20万ドルほど稼いだことに涙を流して喜んでいるビデオを見て、私は「素晴らしい」と思いました。だから、SteamDBの初日の数字を見ても意味がないんです。大切なのは、ゲームをどれだけ成長させ、プレイヤーとどれだけコミュニケーションを取り続けるかということ。初日の売上が悪かったからといって、必ずしもゲームが終わったわけではない。数字だけで全てが決まるわけじゃないんです。
インタビューでは具体的にこのことだと明言されているわけではありませんが、先日には『Tangy TD』というインディーゲームのソロ開発者が配信上で自身の作品の売り上げを見て、驚きと感激のあまり妻と抱き合っている場面が拡散されて話題となっています。
エベレット氏へのインタビュー記事は、「非常に困難な道のりですが、『Warframe』が存続し成長を続け、プレイヤーの皆様が私たちを支えてくださる限り、私たちはこの道のりを歩み続けます。たとえプレイヤーが1人しかいなくても、このゲームを作り続けます」「SteamDBが何と言おうと関係ありません。私たちはこれからもここにいて、最善を尽くしていきます」というコメントで締めくくられました。
リリース前から攻撃はあったようですが、プレイヤー数が減り続けた『Highguard』の開発者が叩かれるようなケースもあり、こうした最近の風潮が今回の発言に繋がっている可能性がありそうです。
「Steamの同時接続数」はゲームを測るための指標の1つにはなりますが、それだけですべてを判断するにはあまりにも早計だと、エベレット氏は我々に伝えているのかもしれません。
『Warframe』は、PC(Steam、Epic Gamesストア)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/ニンテンドースイッチ/ニンテンドースイッチ2/iOS/Android向けに基本プレイ無料で配信中です。
※UPDATE(2026年3月31日21時22分):本文を修正しました。コメント欄でのご指摘ありがとうございます。









