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KRAFTON、海賊テーマの新作MOBA『Golden Tides』開発元に出資—FlyQuest・Arbitrumと合計350万ドルの資金調達ラウンドをリード

バトルロイヤルの次はMOBA—従来のVCを一切介さず「パブリッシャー・eスポーツ・ブロックチェーン」という異色の3者が戦略的パートナーとして名乗りを上げました。

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KRAFTON、海賊テーマの新作MOBA『Golden Tides』開発元に出資—FlyQuest・Arbitrumと合計350万ドルの資金調達ラウンドをリード
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KRAFTONが、米Psychedelic Gamesが開発する海賊テーマの4v4アドベンチャーMOBA『Golden Tides』に出資しました。北米eスポーツ組織FlyQuest、Arbitrumエコシステム出資のArbitrum Gaming Ventures(AGV)と合わせた資金調達ラウンドの総額は350万ドル(約5億2,000万円)で、2026年3月24日にGolden Tides公式サイトで発表されています。

KRAFTONは、バトルロイヤルジャンルを切り開いた『PUBG: BATTLEGROUNDS』で全世界5億人以上のプレイヤーを獲得した実績を持ち、今回の出資では、そのパブリッシングの知見と新カテゴリを見極める力が期待されています。Psychedelic GamesのCOO Mason Richman氏は「KRAFTONの"何よりもまず面白いゲームを作る"という揺るぎない姿勢のおかげで、初日からパートナーシップが自然に感じられた」とコメントしています。

積極投資を続けるKRAFTON

KRAFTONは近年さまざまな分野へ積極的に投資を展開しています。Hanwha Aerospaceとの覚書を締結し、同社のグローバルAI・ロボティクス・防衛分野に10億ドルを投じるフィジカルAI投資計画を進めているほか、2月の決算報告ではPUBGフランチャイズの二桁成長に牽引され過去最高の年間売上を記録しました。同社は「未来志向のAIイノベーション」を優先し、AIを活用した新たなゲーム体験の提供に注力する姿勢も示しています。

一方で課題もあります。Game Developerによれば、子会社Unknown Worldsとの訴訟では3月16日に敗訴し、解任されたCEOの復職を命じられました。また直近では、アーリーアクセス開始からわずか2カ月で『PUBG Blindspot』のサービスを終了しています。

こうした中で『Golden Tides』への出資は、KRAFTONがゲーム事業においても新たなジャンルへの投資を継続していることを示す動きといえます。

既存MOBAの"型"を壊す『Golden Tides』とは

出資先の『Golden Tides』は、レーンやタワーといった従来のMOBAの構造を排し、陸上戦闘・スキルショットベースの艦対艦海戦・オープンワールド探索を組み合わせた新しい形のMOBAです。1試合は20~25分で、2チーム(各4人)が広大な島々と海を自由に航海しながら埋蔵された宝を巡って争います。キャラクターはタンク・サポート・ダメージの各ロールにわたる12体以上が登場予定です。

CEOのDevin Richman氏は「MOBAジャンルはこの15年で最も愛された競技ゲームを生み出してきたが、その型は停滞している。制約を取り払い、自由・探索・海戦の混沌を軸にMOBAを再構築するとどうなるかを問いかける作品だ」と述べています。

開発チームは『League of Legends』『Smite』『Fortnite』『PUBG: BATTLEGROUNDS』『Call of Duty: Warzone』『ARK: Survival Evolved』といったライブサービスタイトルで経験を積んだメンバーで構成されているとのこと。現在PC向けに開発中で、ローンチ後に他プラットフォームへの展開も予定されています。

VCを排した異例の資金調達モデル

Psychedelic Gamesは今回、従来のベンチャーキャピタルを一切介さず、事業面で実務的な価値を提供できる「戦略的パートナー」のみから出資を受ける方針を採りました。

FlyQuestにとっては、ゲームスタジオへの初の直接投資です。CEOのBrian Anderson氏は「eスポーツの未来は、チームと開発者が開発段階から協力し、ローンチを経てゲームの成熟とともに成長することで築かれる。この先例のない投資が、eスポーツ組織とゲームスタジオの協業に新たな基準を示すことを期待している」と語りました。

AGVのパートナーDan Peng氏も「テンポの速いMOBA的操作と、探索・略奪が楽しめる奥深い世界を融合させた『Golden Tides』を支援できることを誇りに思う」とコメントしています。

《GameBusiness.jp》
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