「残響機」で過去を覗き「写影機」で証拠を掴む、審問官として事件に挑むミステリーADV『Inkblood』試遊レポ【TGS2026】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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「残響機」で過去を覗き「写影機」で証拠を掴む、審問官として事件に挑むミステリーADV『Inkblood』試遊レポ【TGS2026】

画面全体の雰囲気を損なわないローカライズが魅力的

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「残響機」で過去を覗き「写影機」で証拠を掴む、審問官として事件に挑むミステリーADV『Inkblood』試遊レポ【TGS2026】
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2026年9月17日から20日まで幕張メッセで開催された「東京ゲームショウ2026」では、『Mouthwashing』や『Burden Street Station』など目を引くアートが特徴的なゲームが多く並ぶ「CRITICAL REFLEX」が出展していました。ミステリーADVの『Inkblood』を試遊してきましたので、本記事ではゲームの内容や魅力などをお届けします。

過去を覗き、事件を解明せよ

試遊を開始すると、パイプたばこを持った男性が話しかけてきます。この台詞ひとつで世界観に合わせて丁寧にローカライズされていることが伝わり、一気に引き込まれます。フォントにはアートに合った明朝体が採用されており、雰囲気を損ないません。彼の背中には地図が描かれており、そこに手のポインタを重ねられるだけでドキドキしてしまいました。

照らされた背中はどことなくセクシー

右下の説明を読み、馬車内部に何があるのかを調べます。すると、祭壇の近くに手紙が置かれていました。開いてみると、「審問官」であるプレイヤーが今回調査する事件について書かれているようです。

座席にはラジオやランプ、留め具などがありました。

窓を見ると、男に言われたとおり首にロープを巻かれた死体が道に転がっていました。説明に従い、「残響機」で過去を覗き、「写影機」で証拠を撮影しながら犯人を突き止めていきます。

撮った写真をここに当てはめます。

「残響機」の使い方は、左側にあるレンズを引っ張るだけ。レンズと重なった部分に過去が映し出されるので、そこから犯人につながる証拠を探し出せるわけです。馬車の向きを変えながら、現在と過去を見比べていくと……。

ロープを持って忍び寄る人物の姿が。

凶器らしきロープを持った人物を見つけました。「写影機」で撮影し、写真をボードにはめ込みます。確定ボタンを押して答え合わせをすると、結果は正解。「仕事初日」ということもあってか、犯人はすんなりと見つかりました。

うれしい。
解決すると、任務の内容が本に記されます。

解決してひと息つきたいところですが、審問官には休む暇もありません。すぐに次の事件を調査すべく、馬車は移動を始めます。お次は宿で起きた事件で、建物はすっかり焼け落ちてしまっています。あたりにいたのは楽団だけ……ということで、今回特定する人物を確認し、証拠を集めていきましょう。

今回は対象が4人いて、それぞれの人物を特定しなければならないらしく、初日と比べてぐっと難易度が上がります。生半可な推理ではたどり着けず、審問官として身が引き締まる思いです。ボードによると、4人のうち2人は生存しているよう。この情報を手がかりに、残響機で過去と現在を見比べていきます。

証拠の数も多いため、「保管庫」にしっかり並べて整理していきます。これは手紙や証拠などを下にドラッグして置いておける机のようなもので、いつでも取り出せるのが便利です。

また、緑色に光る丸はズームで詳しく調べられ、こちらからも有益な情報が得られます。馬車内にあるアイテムも、ネジなどを触ると緩められることがあるので、気になるところはいろいろ触ってみると新たな証拠が出てくるかもしれません。

楽団が使用していた太鼓のネジを緩めてみると……。

このようにして調査を進め、無事に2件目も解決。ミステリーADVという性質上ネタバレになってしまうため多くは言えませんが、これらひとつひとつの事件がとある別の事件への足がかりとなる……という展開には、先が気になる要素が多くありました。

2件目が終わると行き場所を選択するのですが、またしても背中にドキドキしてしまいました。

また、画面全体に漂うリソグラフ印刷のようなレトロな質感も洒落ています。冒頭で触れたとおり、日本語版のフォントが原語版の雰囲気に寄せて選ばれているため、作品の美しさが損なわれていない点が魅力です。

事件を解決するたびにファイルが充実していくのも、達成感があってうれしいポイント。本作には自分の手で調べ、触り、解き明かしていく楽しさがあり、物語の結末も気になる試遊となりました。


『Inkblood』は、PC(Steam)向けに2026年配信予定です。



《ライター:もぐ水,編集:みお》

ライター/カントウ25区 もぐ水

主にアクション・シューター・ADVなどジャンル気にせずいろいろ遊びます。 サウンドがカッコいいゲームやロボットが出てくるゲーム、血みどろなゲームが特に好きです。

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編集/Game*Spark共同編集長 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。人生ベストは『街 ~運命の交差点~』。2025年ベストは『Earthion』。 2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。2026年1月に共同編集長になりました。

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