『空の軌跡 the 1st』の衝撃的な裏話が!「好きなシーン」は全ファン納得の結果に? 新情報から“当時の社長のまさかの一言”まで飛び出した「遊撃士の集い」レポ 2ページ目 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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『空の軌跡 the 1st』の衝撃的な裏話が!「好きなシーン」は全ファン納得の結果に? 新情報から“当時の社長のまさかの一言”まで飛び出した「遊撃士の集い」レポ

2026年5月2日に開催された「『空の軌跡 the 1st』ファンミーティング 遊撃士の集い」は、声優陣による生朗読に最新情報の公開と、充実度の高いイベントとなりました。その模様をお届けします。

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■『軌跡』は「お金もかかるし時間もかかる」!?

催しの主役となるステージイベントでは、ゲーム好きでも知られる荒木美鈴さんがMCを務め、エステル役の高柳知葉さん、ヨシュア役の藤原夏海さん、アガット役の八代拓さん、アネラス役の徳井青空さんといった、作中でもお馴染みの声優陣がずらりと揃います。

また、日本ファルコム代表取締役社長の近藤季洋氏も、今回のステージイベントに登壇しました。開発サイドからの『空の軌跡 the 1st』にまつわる秘話なども出てくるのではと、来場者たちも期待に胸が弾んだことでしょう。

登壇陣の登場を割れんばかりの拍手が包む中、高柳さんと藤原さんが開会宣言を告げ、いよいよ「遊撃士の集い」のステージイベントが幕を開けます。まず最初は、「遊撃士の集い」開催に向け、ユーザーから届いた喜びの声が紹介されました。

「令和の今も楽しみ続けられる壮大な物語になるとは思っておらず、当時の自分に教えてあげたいです」「これからも日本ファルコムについていきます」と述べたPSP版『英雄伝説 空の軌跡FC』以来のファンや、「友人が大の『軌跡』ファンで、去年私も沼に落ちました」と語るヨシュア好きのユーザーなど、多彩なコメントが「遊撃士の集い」の開催を祝福。

もうじき22周年を迎える『軌跡』シリーズは、ファン層もおのずと広い年代にわたっており、こうしたコメントからも歩んだ歴史の長さが感じ取れます。

また、日本ファルコム自体は先日45周年を迎えました。登壇者たちも、『軌跡』シリーズや日本ファルコムの歴史に言及し、「50周年もすぐですね」とコメント。その言葉に近藤社長が反応し、「今回の2倍くらいの規模でやれたらいいですね」と、ファンが実現を願うような一言も飛び出しました。

ちなみに、『軌跡』シリーズの1作目『英雄伝説 空の軌跡FC』が発売されたのは2004年ですが、近藤社長曰く、1番最初に書いた『空の軌跡』の企画書は2001年に作ったとのこと。発売からさらに3年ほど遡る企画書に、その原点があったようです。

さらに、ここで近藤社長がもうひとつ裏話を明かしました。最初に発売されたPC版『英雄伝説 空の軌跡FC』について、「実は、あまり売れなくて。当時の社長には、随分と怒られました」と、当時を振り返ります。

「『軌跡』はお金もかかるし時間もかかるから、それよりも『イース』を作ってよ……とも言われた覚えがあります」と打ち明けると、今の『軌跡』人気を目の当たりにしている登壇者たちからは一斉に驚きの声があがりました。

そんな思い出も持つ近藤社長が、多くのユーザーに支持されてファンミーティングの開催にも繋がった『軌跡』シリーズについて、「僕としては、感無量の想いです」と、率直な想いを口にします。

■「好きなキャラやシーン」は、納得の人気キャラ、名シーンばかり

お祝いのコメントを紹介した後は、「『空の軌跡 the 1st』総選挙」が始まりました。お題ごとに寄せられた回答を元に、その人気の傾向を明らかとするアンケートの発表です。

まず最初は、定番中の定番「好きなキャラ」についてのランキングです。第1位を飾ったのは「エステル」、次いで第2位は「ヨシュア」と、ブライト家の遊撃士がワンツーフィニッシュを飾りました。

ここから、「オリビエ」「クローゼ」「ティータ」「アガット」「シェラザード」「アラン」「アネラス」「ロランス」と、パーティメンバーや重要な役どころをになったキャラクターたちが名を連ねます。「やっぱりエステルは強いですね」と、登壇陣から見ても納得しきりの結果となりました。

続いてのお題は、「好きなパーティメンバー」。人気面で抜群だったエステルとヨシュアは『空の軌跡 the 1st』において固定のメンバーだったため、残る2人の組み合わせのランキングとなります。

最も人気の高かった組み合わせは、「オリビエ&シェラ」。それぞれの人気も高い上に、この2人を組み合わせた時の印象深さは、作中でもたびたび目にしました。オリビエを限界まで追い込む飲酒のシーンや、飛行船でのシリアスなやりとりなど、コミカルからシリアスまで美味しい組み合わせなので、今回の結果も納得しきりです。

次いで人気が高かったのは「オリビエ&クローゼ」で、さらに「クローゼ&ティータ」と続きます。人気投票でも第3位だったオリビエの存在感もさることながら、彼と同じく2回名前が挙がっているクローゼも侮れません。

また、「好きなシーン」のランキングも大いに盛り上がりました。ヨシュアとアルバ教授のやりとり(終盤)や、学園祭で披露された舞台劇なども人気を博しましたが、No.1に選ばれたのは、エンディング直前に繰り広げられたヨシュアとエステルの会話です。

ネタバレ全開になってしまうため詳細は伏せておきますが、プレイ済みの方なら誰もが忘れられないほどの名シーンなので、最多人気も頷けます。

このシーンは、ヨシュア役のオーディションの課題にしたと、近藤社長が打ち明けます。ヨシュアを演じる上で非常に大事なシーンなので、この場面をしっかり演じられる人物でなければ任せられなかったのでしょう。

このほかにも、「漆黒の牙」や「捻糸棍」などが挙がった「好きなクラフト・アーツ」や、最も苦戦した戦闘などのランキングも明かされ、会場が大いに盛り上がりました。

■生声の魅力爆発の朗読劇に、ファンでも難問のクイズコーナーも

登壇した声優陣による「オリジナル朗読劇」では、ゲーム本編では見られなかった「遊撃士の働き方相談」が紡がれました。

内容は『空の軌跡 the 1st』で大きな戦いに決着をつけ、晴れて正遊撃士になったエステルとヨシュアが今後の活動について、先輩であるアガットとアネラスに相談を持ちかけるというもの。

ボース支部に所属するアネラスは、積極的なコミュニケーションで地域の住人にも詳しく、その積み重ねが任務の成功に役立つ一例などが明かされます。またアガットは、土地を定めず飛び回る立ち位置ゆえに、各地の魔獣に精通している見識の広さなどを垣間見せました。

エステルとヨシュアがいずれの立場を選ぶにせよ、その指針となる先輩たちの言葉には、重みや説得力があります。一方で、『空の軌跡』らしい軽妙なかけあいや、個性が顔を出す台詞回し、そして何より声優陣による生演技という臨場感が、来場者の満足度をさらに高めていきました。

また、来場者も見ているだけではありません。続いて参加形式のクイズコーナーが行われ、勝ち残りの熾烈な戦いへ挑みます。

クイズの内容は、「最初の出会いで、エステルがヨシュアに繰り出した技は?」「第1章冒頭、ロレント市の時計台の上でヨシュアがエステルに語った、“僕の〇〇でよかったらいつでも貸してあげるから”の、〇〇に入る言葉は?」といった問題から始まり、序盤は多くの方々が正解を勝ち取ります。

しかし、「クローゼの本名である“クローディア・ほにゃらら・アウスレーゼ”。この、ほにゃららに入るのは?」や「ジャイアントフッドを束ねる“〇〇〇オブ〇〇〇”ビッグ・ザ・イエティ。この〇に入る言葉は?」、「小説“カーネリア”は全何巻?」など、問題を重ねるごとに難易度が上がっていき、勝ち残る人の姿が目に見えて減っていきます。

そして最後の難問として出されたのが、クオーツ「豪運」の入手条件を満たす「シャイニングポムの討伐数」について。この難問も乗り越えた10人ほどの来場者が、全問制覇の栄誉を手にしました。ちなみに、この問題の答えは「50体」です。

■オリジナル版との比較も楽しい『空の軌跡 the 2nd』新OPをチラ見せ

これら多彩なコーナーに加え、新作に関する新情報のお披露目も大きな見どころです。まずは、『空の軌跡 the 1st』の直接的な続編となる『空の軌跡 the 2nd』のオープニングムービーが、会場限定で公開されました。

このムービーも含めて開発中のため、一部シーンはまだ未完成の状態でしたが、それだけに今回披露された映像は、「多分この先も見れないと思います」(近藤社長)という、まさに今回限りのプレミアムな映像でした。

まずはオリジナル版『英雄伝説 空の軌跡SC』のOPムービーが上映され、その後に『空の軌跡 the 2nd』の開発中OPムービーが披露されました。続けて視聴することで、オリジナル版からのブラッシュアップや、新規シーンの挿入などが手に取るように分かります。

さらに、45周年グッズの一角を飾った伶が主人公を務める『亰都ザナドゥ -桜花幻舞-』関連では、謎の少女「ルルイ」と初めて出会ったシーンを実機映像で公開。日本ファルコム新作ゲームの作中イベントをひと足先に見ることができ、ちょっとしたお得気分を味わえました。

この『亰都ザナドゥ -桜花幻舞-』についても、近藤社長が触れます。本作は日本ファルコムの中でも若手のメンバーが中心になるなど、従来の作品とはちょっと違う開発体制になっていると語りました。

そのため、『軌跡』シリーズや『イース』シリーズとは少し違う雰囲気になっているとのこと。そして、「特に主人公の伶というキャラクターは、僕や『軌跡』のライターからは出てこなかったものですね。その辺りも含め、皆さんにとって新鮮な作品になるのではと思っています」と、新たな方向性を予感させるコメントを残しました。

昼の部のお披露目は以上となりますが、夜の部では、45周年企画として始動した「ドラゴンスレイヤー・プロジェクト」のコンセプトアートが公開されたという情報も入ってきました。

天を貫く巨大な塔や巨大なドラゴンの背中で生活を営む家族の姿など、そのビジュアルは非常に印象的です。

また『空の軌跡 the 2nd』の新機能「ビューワーモード」の実演や、DLC「チアリーダー」衣装(エステル、ヨシュア、アガット、アネラス)の初公開など、ファン心をくすぐる新情報が飛び出し、イベントはいよいよ終演へ。


『空の軌跡 the 1st』の裏話、興味深い様々なランキング、クイズを通じての来場者との交流、聴き応えのある朗読劇、そして今後の期待が膨らむ新情報と、濃密なひとときが流れたファンミーティング「遊撃士の集い」は、万雷の拍手に見送られて閉幕しました。

日本ファルコムは直近だけでも、2026年7月16日に『亰都ザナドゥ -桜花幻舞-』を、さらに翌々月の9月17日には『空の軌跡 the 2nd』をリリースします。イベントの次は新作ゲームと、ファンにとって刺激的な時間はまだまだ続きそうです。

(C) Nihon Falcom Corporation. All rights reserved.
(C) 2026 Nihon Falcom Corporation. All rights reserved.

ライター:臥待 弦(ふしまち ゆずる),編集:八羽汰わちは


ライター/楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦(ふしまち ゆずる)

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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編集/ 八羽汰わちは

はちわたわちは(回文)Game*Sparkの共同編集長。特技はヒトカラ12時間。

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