ゲームのローカライズにおいては、翻訳のみならずゲーム内外にその国に応じた改変が加わるケースも……。Game*Sparkでは過去にも海外版のパッケージイラストにおける「なんじゃこりゃ」な改変を紹介しましたが、今回また新たに1つの作品が話題となっています。
おじいさんの正体は“サンタクロース”
今回話題となったのは、ゲーム史の中でも屈指の意味がわからないパッケージイラストとして有名な海外版『ファランクス』です。
そんな本作の国内版は宇宙船などを描いた、SFシューティングらしいパッケージとなっている一方、海外版のイラストではバンジョーを持ち、白ひげを蓄えたおじいさんがメインに描かれています。

そのなかで、再び注目を集めるきっかけとなったポストを投稿したゲーム系インフルエンサーのSoycrates氏が、イラストについて解説。おじいさんはBertil Valleyさんという方で、25年以上ショッピングモールでサンタクロースを務めていたそうです。
また、このイラストが採用された理由について、海外メディアDestructoidが2021年に公開した記事では、海外版の販売を担当したケムコから依頼を受けた代理店の担当者・Matt Guss氏に取材を行っていました。
Guss氏によると、ケムコがパブリッシングした作品の中には良いものもあれば悪いものもあり、そういったゲームほど店頭で目立たせるためにグラフィックにおける工夫が必要だったとのこと。
また、当時のゲームは同じようなジャンルやグラフィックが多く見られたため、客に対して「何を見せられているんだ?」と立ち止まって考え込むような“物語(ストーリー)”を作ろうとしたと述べました。

なお、Bertil Valleyさんは残念ながら2004年に亡くなられていますが、その姿はこの一見異様にも思えるパッケージに刻まれるとともに、今日までゲーマーにとって、ひとつの語り草となっています。
Game*Sparkでは「国内版と海外版のカバーアートはこんなにも違っていた―その理由も考えてみる」という特集記事も掲載しておりますので、ぜひあわせてご覧ください。











