
NES版『スーパーマリオブラザーズ』の未開封品が、ヘリテージ・オークションズにて、300万ドル(約4億8000万円)で落札されました。この価格はゲームソフトの世界最高額になります。
未開封・光沢シール付き―史上最高額を支えた条件
300万ドルで落札されたのは、NES版『スーパーマリオブラザーズ』の未開封品です。
同サイトでは、2021年にも同じく未開封NES版『スーパーマリオブラザーズ』が66万ドル(約1億円)で落札されており、当時時点で「ゲームソフトの最高落札額」を誇っていました。
そして今回、その記録を塗り替える、あらゆるゲームの中で過去最高額での落札となったことをヘリテージが発表。
ここまで高額な価格となったのは、1986年初頭出荷分にのみ採用された「光沢ステッカー」が貼られていることが影響としています。
評価されている光沢ステッカーは1986年、任天堂がゲームパッケージをフィルムのシュリンク包装に切り替える以前の、短い期間のみ採用されたパッケージ上部に未開封の証として貼るシールのことです。
『スーパーマリオブラザーズ』の光沢ステッカー版は、今回出品された物を含めて3点しか確認されておらず、その中でも本品は特に高評価なPSA鑑定「9.6 A++」が付いた美品であることなどが、高額落札につながった理由だとヘリテージは発表しました。
さらに、当時のNES本体も付属しており、箱入りかつ保存状態が約40年間を経ても極めて良好なことも価格に反映されていると思われます。
「ゲームもマネロンの対象になった」
そんな今回の史上最高額での落札は多くのメディアで報じられましたが、Kotakuや掲示板Redditなどでは、5億円近い落札価格に懐疑的な見方もあるようです。
Sealed Copy of Super Mario Bros. Becomes the Most Expensive Video Game Ever After $3 Million Sale
by
u/Amiibofan101 in
gaming
その背景には、過去のレトロゲーム市場を巡る騒動があります。2021年から2022年頃には、ビデオゲームの鑑定サービスを行うWata Gamesを始め、ヘリテージ・オークションズや一部コレクターが共謀し、レトロゲームの価格を意図的に高騰させたとする、集団訴訟が起こりました。
高額な落札価格が出ると大手報道機関が報じるため、その宣伝効果を利用して一般ユーザーの参入を誘導し、市場の過熱と手数料を稼ぐ目的の詐欺的行為である、とした訴えです。
Redditでは「ゲーム収集は美術品と同様、マネーロンダリングの対象になりつつある」「オークションハウスが価値を不正に釣り上げるために捏造した落札価格だ」など、過去の疑惑から今回の300万ドルという価格に対し、PSAの鑑定結果を含め疑いの目を向ける声が多数投稿されています。





