『ライフ イズ ストレンジ』開発元「DON’T NOD」追加資金なければ11月にも資金枯渇見込み―監査役が事業継続に懸念 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

『ライフ イズ ストレンジ』開発元「DON’T NOD」追加資金なければ11月にも資金枯渇見込み―監査役が事業継続に懸念

資金調達に向け、開発進行中の「P14」における発売時期の前倒しや、外部IPを受託開発する事業「Work for Hire」の強化などを検討するとしています。

ニュース ゲーム業界
『ライフ イズ ストレンジ』開発元「DON’T NOD」追加資金なければ11月にも資金枯渇見込み―監査役が事業継続に懸念
  • 『ライフ イズ ストレンジ』開発元「DON’T NOD」追加資金なければ11月にも資金枯渇見込み―監査役が事業継続に懸念
  • 『ライフ イズ ストレンジ』開発元「DON’T NOD」追加資金なければ11月にも資金枯渇見込み―監査役が事業継続に懸念

『ライフ イズ ストレンジ』のナンバリング作品などで知られるフランスのゲームスタジオ「DON'T NOD」について、監査役が事業継続に懸念があるとして警告手続きを実施したことが報告書から明らかになりました。

同スタジオにて追加の資金調達が実現しない場合、2026年11月にも資金が枯渇する見込みであるとされています。

監査役が警告手続きへ

DON'T NODが2026年4月に公開した財務報告書によると、2025年度は『Lost Records: Bloom & Rage』のリリースなどにより、ゲームの販売収入が前年の約330万ユーロから約985万ユーロへ増加。一方で、最終損失は2024年度の約6,432万ユーロから改善したものの、結果として約3,566万ユーロの赤字となりました。

そうしたなか、今回公開された監査役特別警告報告書によると、同社は2026年4月7日時点で約880万ユーロの現金を保有している一方、経営陣は追加の資金調達が実現しない場合、新作タイトルの販売見込みやコスト削減策を考慮しても、2026年11月中に資金が枯渇する可能性があるとしています。

また、主要株主であるテンセントに打診したものの、短期的な支援や開発中タイトルへの資金提供には至らなかったことも報告。さらに、複数の大手ゲーム企業との協議も続いているものの、資金調達には結び付いていないとされています。

こうした状況を受け、監査役は事業継続の前提を脅かす可能性があるとして、フランス商法に基づく警告手続きを実施するに至ったとしました。

資金確保へ対策継続

経営陣は対策として、開発中のタイトル「P14」について発売時期を2027年内へ前倒しすることを視野に入れながら、プロジェクトの規模や開発計画の見直しを検討しているとしています。

そのほか、外部IPを受託開発する「Work for Hire」の専門チーム配置や、4月28日に発売されたSFアドベンチャー『Aphelion』の魅力向上に向けた取り組みなども挙げていますが、監査役はこれらの施策はいずれも検討段階にあり、5月25日の取締役会開催時点で具体的な契約や資金提供の確約には至っていないと指摘しました。

そのため、監査役は取締役会による対応だけでは事業継続性を十分に確保できないと判断し、株主総会の招集を要請。6月17日に開催予定とされ、当日は関連議案の審議および投票が行われる予定です。

ライフ イズ ストレンジ リユニオン -PS5
¥5,030
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《ライター:松本鹿介,編集:重田 雄一》

ライター/真面目なヤツ 松本鹿介

2000年代に魂を引かれがち。特に好きなジャンルはJホラー系。2026年からライターとしてGame*Sparkに参画。

+ 続きを読む

編集/メインチャンプはルル 重田 雄一

10年以上『リーグ・オブ・レジェンド』をプレイしています。得意なジャンルは対戦ゲームですが、ストーリー性のある作品も好みです。

+ 続きを読む

編集部おすすめの記事

ニュース アクセスランキング

  1. 『ウマ娘』海外ファンが米移民・関税執行局(ICE)に一時拘束されたと報告…LAライブ中止でも盛り上がるなかで。スーパークリークのコスプレイヤー、それでも「張り切っていこう」と前向き

    『ウマ娘』海外ファンが米移民・関税執行局(ICE)に一時拘束されたと報告…LAライブ中止でも盛り上がるなかで。スーパークリークのコスプレイヤー、それでも「張り切っていこう」と前向き

  2. 初代『ライフ イズ ストレンジ』など手掛けたDON’T NOD、資金難解消に向けた最大85名のレイオフ案に労組が懸念―新作「P14」制作は外注への大幅移行を計画か

    初代『ライフ イズ ストレンジ』など手掛けたDON’T NOD、資金難解消に向けた最大85名のレイオフ案に労組が懸念―新作「P14」制作は外注への大幅移行を計画か

  3. 堀井雄二氏が『ドラクエ』開発秘話を語る―当時のパラメータデータ初公開も見どころのスクエニ公式インタビュー動画が10月30日配信へ

    堀井雄二氏が『ドラクエ』開発秘話を語る―当時のパラメータデータ初公開も見どころのスクエニ公式インタビュー動画が10月30日配信へ

  4. 『Fit Boxing』のイマジニアが営業黒字転換、上期で通期の経常利益予想も超過―経常利益6.7倍

  5. Steam、AIクローンゲーム対抗策は「ユーザーとの信頼」と「継続的な改善」―Valve関係者が開発者に助言。模倣作は昔からあった、プレイヤーとの交流こそが最大の防御

  6. 『eFootball』『遊戯王』など好調、コナミが中間期過去最高業績―ゲーム事業利益75.1%増、通期予想も上方修正

  7. 日本で初週トップの売上に!『ファイナルファンタジー レゾナンス』Steam週間ランキング、買い切りゲーム内で快挙

  8. Discordの会話がGoogle検索などに表示されるように―12月から順次導入、日本では初期設定で有効に

  9. 【PC版無料配布】複数エンドのローポリサバイバルホラー『Sorry We're Closed』ハロウィンセール中のEpic Gamesストアにて11月5日まで

  10. 2026年度「Golden Joystick Awards」GOTY候補発表! 『バイオハザード レクイエム』や『プラグマタ』『ぽこ あ ポケモン』など選出

アクセスランキングをもっと見る

page top