
海外メディアGamesBeatは2026年6月29日、マイクロソフトがXBOX関連スタジオおよび開発人員を7月上旬を目途にして大規模レイオフ(人員削減)を行う見込みであること、そして全米通信労働組合(CWA)に所属するマイクロソフトの労働者がオンライン記者会見を開き、同レイオフについて非難したことを報じています。
新たな会計年度が始まる7月を目途にXBOX関連人員が大規模レイオフか
以前より、マイクロソフトのXBOX部門トップのアーシャ・シャルマ氏はXBOX事業について「リセット」を行うことを呼び掛けてきました。今回GamesBeatが伝えた記事では、以下の4つのXBOX関連スタジオが外部に買い手が見つからなければ閉鎖の危機に晒されていると述べられています。
Double Fine Productions(代表作:『Kiln』『Keeper』、影響人数:約100名)
Undead Labs(代表作:『State of Decay』、影響人数:約110名)
Compulsion Games(代表作:『South of Midnight』、影響人数:約90名)
Ninja Theory(代表作:『Hellblade』シリーズ、影響人数:約135名)
また上記スタジオだけでなく、BlizzardやBethesdaなどの他部門でも一定割合の人員削減が予想されており、毎年6月30日を会計年度の区切りとするマイクロソフトにとって、新たな会計年度の始まりとなる7月上旬に「XBOX史上最大規模の削減」が行われることが予想されています。
このレイオフの流れに対し、全米通信労働組合(CWA)に所属するマイクロソフトの労働者らがオンライン記者会見を開き、経営陣がコスト削減のためにAIへの投資を優先し、ゲームの品質を低下させ、人々の雇用を奪っていると批判。また経営陣との報酬格差の指摘やレイオフの事前通知、強制解雇を減らすための自主退職制度などの労働組合側の要求などを提示しました。
最後に、「私たちは何百万ドルもの給料を求めているわけではありません。従業員が求めているのは、素晴らしいゲーム作りに集中できるような保護措置です。私たちは、新たな人材を採用しても彼らがわずか1週間後に職を失うような事態を避けたいのです。XBOXには、人員削減を経営陣の失敗として捉え、プレイヤーも従業員も望まないAIのような不人気な技術ではなく、ゲームの未来、つまり従業員に投資してほしいのです」とも述べられたそうです。
また、この会見に対して、マイクロソフトの広報担当者は「チームメンバーが声を上げる権利を尊重している」「CWAとはこれまでにも複数の労働協約を結んできた実績がある」「XBOX全体での合意に向けて、今後もCWAと誠実に交渉を続けていく」とコメントしています。
The massive Xbox layoffs won't happen until after the fiscal year ends, but the company is already ending contracts and cutting vendors. So Assembly, Xbox's main PR agency, is laying people off today.
— Jason Schreier (@jasonschreier.bsky.social) 2026年6月30日 4:44
この記者会見に関連してか、先日BloombergでXBOX関連スタジオが危機に直面している件について報道していたジェイソン・シュライアー氏もBlueskyでコメント。
「XBOXの大規模なレイオフは会計年度が終了するまでおこなわれない」とGamesBeatの報道と同様の内容を伝えつつ、「同社はすでに契約の打ち切りやベンダーの削減を進めている」と述べています。同氏によると、XBOXの主要PR代理店であるAssemblyが本日(6月30日)レイオフを実施しているとのことです。
かくして、7月に行われると予想されるマイクロソフトのXBOX部門大規模レイオフ。これが本当なら、運命の時はもうすぐそこまで迫っています。
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